3.専門家に聞いてみた!「ハイフ」のホントのところ
相良萌さん プロフィール
美容外科・美容皮膚科AiZ CLINIC 看護主任。大手クリニックで外科・皮膚科ともに数多くのクライアントを担当し、その経験を活かして、現院の立ち上げから参加。1人1人の悩みに寄り添う診察とアートメイクの施術が好評。(Instagram @aiz_moe_art)
–ハイフとはどのような施術なのでしょう?
美容外科・美容皮膚科AiZ CLINIC 看護主任 相良さん
ハイフは、肌の土台となるSMAS筋膜という層にアプローチをして、肌の引き締め&引き上げをする施術です。これまでたるみ治療といえば、手術のような外科的な施術が必要とされていましたが、ハイフはたるみに関係する肌の深層部、SMAS筋まで切らずにアプローチをすることが可能です。具体的には、SMAS筋膜にピンポイントで超音波を放射し、熱の刺激を与え筋膜を収縮させて引き締めることで、リフトアップを叶えます。さらに、熱によるダメージを修復しようとして、コラーゲンの生成力も高まるので、肌のハリも実感することができますよ。
−どのような人にオススメでしょうか?
美容外科・美容皮膚科AiZ CLINIC 看護主任 相良さん
フェイスラインのたるみや肌のハリ不足が気になる方、ダウンタイムを気にせず手軽にたるみ治療をしたい方や、外科手術に抵抗がある方にオススメです。
−施術を受ける適齢を教えてください。
美容外科・美容皮膚科AiZ CLINIC 看護主任 相良さん
適齢はSMAS筋膜がゆるみ始める20代後半から40代が望ましいとされています。悩んでいない方も、早めに施術を受けることで、たるみの予防につながります。ハイフでアプローチが可能なのはあくまでSMAS筋膜なので、加齢よって起こる皮膚のたるみまではケアすることができません。そのため、40代までがオススメです。
–頻度はどの程度が望ましいですか?
美容外科・美容皮膚科AiZ CLINIC 看護主任 相良さん
3〜6ヶ月に一度施術を受けることを推奨します。機械にもよりますが、およそ3〜6ヶ月で効果が切れるので、定期的に受けることで良い状態をキープできます。手術に並ぶほどのリフトアップ感は感じられませんが、継続して施術を受けることが大切です。
−医療とエステサロンの双方でハイフを受けられますが、どちらが良いでしょうか?
美容外科・美容皮膚科AiZ CLINIC 看護主任 相良さん
医療とエステサロンでは、照射のパワーが大きく異なります。パワーが弱い場合、効果の現れ方も穏やかになり、さらに持続期間も短くなります。今は、セルフハイフなどもありますが、狙った箇所にしっかりと照射ができていないと、神経損傷や火傷のリスクもあるので、施術者に専門的な知識がある医療機関で受けるのが良いと思います。
–クリニック選びのポイントを教えてください!
美容外科・美容皮膚科AiZ CLINIC 看護主任 相良さん
価格とショット数、照射範囲を確認するのがオススメです。ハイフはショット数が多い方が効果を得やすいとされています。同じ価格でもショット数や照射範囲が異なるケースがあるので、チェックしてみてください。クリニックによっては、価格は上がりますが、受ける人に合わせてショット数や当て方を変えることができる場所もあるので、ご自身に最適な施術を受けたいという人は、そのような観点で選ぶことも一つですよ。
–クリニックによって導入している機械が異なりますが、効果感は変わるのでしょうか?
美容外科・美容皮膚科AiZ CLINIC 看護主任 相良さん
基本的にはSMAS筋膜にアプローチをするという原理に変わりはないのですが、機械によって持続期間や痛みの強さ、照射範囲に差があります。痛みが苦手な人は、痛みが少ない機械を選ぶのが良いでしょう。