ブラの跡、ブラによる締め付けを放置していると恐ろしいことに…

先日arの公式インスタグラムで下着にまつわる悩みを募集したところ、最も多かったのが”ブラの跡”について。どうして出来てしまうのか、それを放置するとどうなるか…さっそく聞いてきました!

――ブラの跡が残ってしまう原因って何でしょうか?それを放置すると身体にどんな影響が…?

それは”サイズが合っていない”のかも

「体が圧迫を受けている可能性が高いです。まず、サイズを見直してみましょう。サイズ変換しても跡がつくのであれば、エイジングの影響かもしれません。体重や体型が変わっていなくても、20代より30代の方が肉質が柔らかくなったり、肌の水分量が減少します。マスクの跡が顔につくのと同じ原理です。
ちなみに、38歳前後がボディの大きな曲がり角。体のコンディションがダイナミックに変わるんです。先手先手でボディケアをすることで、エイジングは減速できますよ。年齢に応じた下着選びを心がけましょう」(湯浅さん以下同)

ブラジャー選びは体調や美容にも影響が

「窮屈な状態を放置していると、血流が悪くなります。そうすると、自ずと冷え症や肩こりに悩んだり、更には肌荒れしたりと、健康に害を及ぼします。ブラジャー選びって、実は体調や美容にも大きな影響をもたらしているんです

体を圧迫し続けていると、おっぱいがボンレスハム状態に

窮屈なブラジャーをすると、ブラカップの上や脇からお肉がはみ出してきませんか? まさにそれは、ハムが糸で巻かれているボンレスハムの原理。糸を外すと、跡が残るじゃないですか。同じことがおっぱいに起こっていて、脂肪分裂を起こしている可能性大なのです。
そしてもっと怖いのは、一度脂肪分裂してしまうと、元に戻らずそのまま垂れること。だから、ブラジャーはサイズ選びと共にセットの仕方(=ハミ肉なし)も重要なんです。ブラジャー、本当に舐めない方がいいですよ!(笑)」

本当にそれで合ってる?ブラのサイズ感、正しい見分け方

お、恐ろしい。もう手遅れかも…(泣)と思った方に朗報。着用感を今すぐ見直すことで、これ以上の退化を食い止められるとのことです。ということで、ブラの跡問題について、解決策を教えていただきました!

――ブラの跡が付くのを回避するには? パーツ別で教えてください!

肩紐に付くなら… ⇒ストラップを窮屈にしている

「基本的には、サイズが合っていれば、ブラジャーはストラップがなくても下がらないものなんです。それを踏まえた上で、ストラップの理想的な調節加減は、肌との間に親指を一本入れて、自由に動くぐらい。
胸を寄せるなど、バストアップしたいがためにストラップを短くしてしまうのは、もちろんNGです! 紐の太さによって負荷も変わるので、そちらも併せてチェックしてみてください」

土台ベルトの跡が付くなら… ⇒アンダーがキツすぎる

「ブラには3段階のフックがついていることが多いですよね。なので、まずはフックを調整して、緩くしてみてください。それでも跡がつくなら、ジョイントホックを利用して。大型のショッピングモールの下着売り場でも、バリエーション豊富に扱っています。色は黒や白、ベージュが多くて"可愛くない…”と思うかもしれませんが、体のことを大事にしたいのであれば必然的。サイズが合わないからと言ってすぐに捨てず、まずは色々試してみてくださいね

胸の上部に跡が付くなら… ⇒カップが小さいorアンダーサイズが小さいorストラップがキツい

「上部が窮屈であれば、カップサイズを見直してみて。もしそれでもダメなら、アンダーサイズが小さいのかも。ジョイントホックやホックで調整してみてください。もしくは、ストラップがキツいという場合もあります。紐を緩めて試してみて。

また、片方のバストのみ胸の上部に跡がついてしまう、という方もいますよね。それは、食い込んだ方のバストのストラップがキツい可能性が大。ストラップは右と左、同じ長さにするものではなく、個々に合わせてセットするものなんです。そして、そもそもおっぱいの大きさに左右差があるという方は、サイズ差を埋め切れていない可能性があります。サイズが異なるのはよくあること。ですが、大きく異なる場合には、大きい胸のほうが食い込んでしまうことがあります。

着用感は、ゆるくてもきつくてもダメ。動かない状態にして、バストとブラジャーを一体化してあげることが大事です。パカパカしていると、バストが揺れて変形します。左右差がある人は大きいほうのカップサイズに合わせたブラにして、小さいほうにパッドを入れると安定しますよ。

上記をクリアしても跡が付くのであれば、土台ベルト(アンダー)がハードなものをつけている可能性が。この部分がソフトなタイプを選ぶことをおすすめします。ただ、この時にブラジャー全体がソフトなものを選んでしまうと補整しきれず、胸が垂れるのを助長してしまうこともあるので、補整機能がありつつ、ボディとサイズが一体化して心地よいブラジャーを選びましょう