トラウマと思い出

2017年9月4日

トラウマ

しかし、ここで問題なのが「トラウマ」。

正直に言って、私は科学者ではないので、トラウマが科学的に正しいかどうかということにあまり興味がありません。

重要なのは、その言葉を使うことで人が幸せになるのか、不幸になるのか、ということ。

トラウマという言葉が科学的に正しいかどうかということは、どうでも良いのです。その言葉を使うことで貴方様が幸せになるかどうかこそが重要なのです。そして、それを考えると私は「トラウマ」という言葉が人を幸せになるとは到底思えません。

あの言葉を使った人間は、よくも悪くも「嫌な記憶」を忘れないように努力し始めてしまいます。

本人が「忘れたくない」と思っているうちは「トラウマ」という言葉を使っても大した問題ではないのですが、トラウマという言葉を使っていると、本人が心の中では「もう忘れてもいいや」と思っても「トラウマだから、忘れられない」という理性が働いてしまいます。

本人は心の底から「忘れたい」と思い、忘れた方が幸せな状況になれば、人はそのことを忘れます。しかし「トラウマ」という言葉を使うと「それはトラウマだから忘れることが出来ないはずだ!」という理性が働き忘れることが出来なくなる。

こんなバカな話はありません。

こういうことを書くと、必ず「私はトラウマで苦しんでいるんだ!それが悪いことだというのか!」というような意見を頂きますが、そういうことを言いたいのではないのです。

仮にトラウマが科学的に存在したとしても、その上で「トラウマを無視し存在を認めない方が人は幸せだ」と言っているのです。存在するかしないかなんていうことはどうでもいい。トラウマを研究するのは科学者の仕事ですし、そのことを否定するつもりもありません。ですが、仮に科学的にトラウマが存在したとして、その上で私はトラウマの存在を認めない。

なぜなら、その方が人を幸せにすると考えているから。

トラウマというものが世の中にはあるらしいですね。ですが貴方は違います。貴方にはトラウマなんていうものは存在しません。

ただ忘れたくないから忘れることが出来ないだけなのです。

だから忘れた方が幸せな時期が来れば、自然に忘れることが出来るので安心してください。

それまでは忘れる必要もなければ、忘れようと努力をする必要もありません。

 

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TEXT/上野
都内のラブホテルに勤務するかたわら、Twitterでの厳しくも紳士的なアドバイスが話題に。著書『ラブホの上野さんの恋愛相談2』も好評発売中。
@meguro_staff

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