失恋の痛みを忘れられない本当の理由【DJあおい】

2017年9月4日

特集「終わった恋の整理整頓」。すべての終わった恋に悩む人への短期集中、応援連載です。第1回は人気コラムニストのDJあおいさん。

いったいどうして、人は終わった恋を忘れられないのでしょう?

男は忘れない生き物であり、女は忘れたい生き物である。
男性の場合は、終わった恋は終わったものとして、記憶にしっかりと保存しようとするのですが、
女性の場合は、終わった恋愛はなかったものとして、記憶から抹消しようと葛藤してしまう傾向があります。
しかし現実にあった過去をなかったことにはできません。
どう足掻いても忘れることができない過去を忘れようとして、長く長く失恋の痛みを引きずってしまう女性が多いのです。
『忘れたい、忘れたい』と足掻けば足掻くほど、その記憶は『忘れないでください』と追い掛けてきます。
『忘れないよ、ありがとう』と受け入れることができたときに、やっとその記憶は過去のものとしてサヨナラができたりするものなんですよ。

それに『忘れられない=未練がある』というわけでもないんですよね。
その人がどうこうではなく『失恋の痛みを忘れるのが怖い』という気持ちが必ず残ります。
その痛みを忘れてしまったら『また同じ怪我をしてしまうのではないか』という恐怖心。
同じ過ちを二度もしたくはないという気持ちも失恋には含まれていますので、月日が経ってその痛みを忘れてしまいそうになる自分自身が怖いんですよね。
だから時折自分への戒めとして定期的に失恋を思い出すことはよくあることなんですよ。
それは同じ過ちで傷つかないための自己防衛であり忘れてはいけないもの。
それが希薄な人ほど安易に違う恋愛に走ったり復縁を望んで泥沼にハマったりするわけです。
ですので『忘れられない』というのはある意味健全なこと。
痛みを覚えているから自分を守ることができ、いつかまた恋愛をすることになったときは、同じ過ちを冒さないための『経験』になってくれる記憶になるんですよ。
それを忘れてしまったら同じことの繰り返しになりかねません。
同じ過ちを冒し同じ傷を負ってしまうような、学習能力のない子になってしまいます。
忘れられなくて結構、今はただただ痛いだけなのかもしれませんが、その痛みはいつか自分を守ってくれる経験になってくれるものですからね。

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