彼のアブノーマルな性癖に困っている 【SEX相談室】

2017年11月24日

女の子たちが抱えるセックスのお悩みについて、性の電話相談カウンセラー・西郷理恵子先生が答えてくれる新連載がスタート! 誰にも言えないような些細なセックスの悩みも、先生が送るやさしいエールで解消して、「夜が待ち遠しくなる…」そんな性活を送りましょ♡♡

セックス中に苦手な
プレイをリクエストされて
悩んでいるんです

「セックス中に苦手なプレイをリクエストされて悩んでいる」という相談について考えてみます。ar編集部からは、こんなお題をいただきました。

交際3ヵ月の35歳の彼氏がいます。最近、彼がアナルセックスを求めるようになってきて、『だんだん気持ち良くなるから』と言われています。でも、私にはアブノーマルな趣味はなく、考えただけでも痛そうで、毎回、そういう方向にならないように逃げています。私はノーマルなセックスで十分満足していて、セックス以外の面では大きな不満もないし優しい彼なんです。このまま彼のリクエストを断わり続けててもいいのでしょうか? 無理してでも応えてあげるべきでしょうか? 過去の彼女とはそういうプレイも楽しんできたのかと思うと、複雑な気持ちになります。私には抵抗感が強いのですが、彼が変態なのか、それとも私が変なのでしょうか」(29歳・会社員)

まず、性癖について

まず、アブノーマルな性癖や、「変態」プレイについて考えてみましょう。

私は、男性たちから性癖についての相談を聞く機会がよくあります。その多くが、結婚を考えている恋人や、結婚したばかりの妻に、「彼女が理解してくれる気がしなくて、自分の性癖を怖くて言い出せない。長い一人暮らしの間、ずっと性癖に慣れ親しんでしまったので、彼女の前で性癖を封印している今、自分らしくいられないことにイライラしたり鬱気味になったりしている。これから一生、自分の性癖を彼女に隠し通せるか……自信がない」というものです。

具体的には、女性モノの下着、衣類、ストッキングを身に着ける性癖の方が一番多く、続いて、露出願望のある方、それからAVのような特殊な設定等のプレイにこだわりのある方がいました。

私とのカウンセリング後、別れを覚悟で、女性側に告白したところ、条件付きで許可がもらえるようになり、「彼女をより愛おしく感じ、大切にしたい」と女性に感謝していた男性もいました。

様々な性癖を持つ人たちの話をたくさん聞いてきて、私は、こう考えます。基本的に当人たちが良ければ、法律に触れることや、相手または自分の心や身体を傷つけるなどの害があることを除けば、どんな行為も容認されて良いのではと。一般的か少数派かの違いはあるにしても、変でも悪くもない、と思います。

人間のセックスは、生殖のためだけではなくなっています。生殖以外を目的としたセックスを異常というなら、人間のセックスは異常だらけですね。性癖も、趣味や個性や価値観の1つと考えた方が良いですだから、彼の性癖はおかしいとか、私が変なのかも、と悩む必要はありません。

相手の性癖への対応は?

次に、相手の性癖に どう対応するかを考えてみましょう。

基本的に、セックスで自分が望まない行為やプレイは、断って良いですしかし、「もし断ったら、彼の気持ちが私から離れてしまうかも」と思ってしまうのも当然のことでしょう。

交際は、“お互いに魅力を感じた”ことから始まりますが、「付き合う」というのは、セックスの要素も含め、基本的にエゴとエゴのぶつかり合いです。相手のことが好きであることとは別に、自分のアイデンティティ、つまり「自分らしくいる」ために妥協できない、譲れない、曲げられないことを各自が持っています。性格やライフスタイル、性癖もその1つの大きな要素です。日々のデートの回数やLINEの頻度などの恋愛スタイルや、金銭感覚、そして生活パターンでも一致しないことがあるように、セックスでも好みがぶつかることがあるのです

だから、どこまでお互いが相手のために妥協できるのか? 彼のために自分が妥協できるのか? そして相手はどこまで妥協してくれるか? どこで折り合えるのか、交際しながら1つ1つ検証してください

いざ歩み寄って試してみたら、思ってたより抵抗なくできてしまうこともあるでしょうし、大丈夫かもと思って試したみたものの、耐えられないこともあるでしょう。とりあえず試してみて、やっぱり無理だったら、それはそれで仕方ないんです。

「私、ちょっと苦手みたい。ごめんね」と正直に言ってみましょう。

セックスのことにかかわらず、我慢や不満を内に押し込めていては、関係はいずれほころび始めて、長くは続きません。一人の人と添い遂げるのは理想ではありますが、必ずしもそうでなければいけないわけではありません。

妥協できる範囲で、我慢できる範囲で、期間限定になることを覚悟で、今の関係を楽しむのもありです。

原則としては、エゴとエゴのぶつかり合いを経験しながら、できるだけ自分らしく、自然体でいられる人との関係を探していきましょう。

 

TEXT/西郷理恵子さん

東邦大学医学部医学科客員講師。日本性機能会会員、日本性科学会会員。月100人を超える男女に恋愛や性に関する電話相談を行う。企業や地方自治体向けに研修・講演会なども実施。All About恋愛ガイド

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