「なんかヘアアレンジが決まらない…」それって、テクのせいじゃなくて…

可愛いヘアアレンジをしたくても、なんか決まらないってことありませんか? 悩んでいる人は要注目! 実は、”髪のキメ”がヘアアレンジには欠かせなかったんです。

予約殺到の人気美容師Rumiさんにその理由を聞いてきました。今一番洒落るヘアアレンジもご紹介するので、最後まで要チェック♡

垢抜けヘアアレンジに欠かせない! 髪のキメとは

―ヘアアレンジは髪のキメがそろった状態にすることが重要だそうですね。初めて聞いた言葉ですが、それってどんな状態なのですか?

「花王さんとのお取り組みの中で知ったのですが、髪のキメがそろった状態というのは、髪の1本1本がきれいに並び、毛流れがそろっている状態のことなのだそうです」

「どんなに水分量や油分があっても、毛の流れがそろっていないと、パサついたり不必要なボリューム感があったりして、ヘアアレンジのときに扱いづらかったりします。すると、ヘアスタイルがスタイリッシュにきまりにくいんです。髪のキメをそろえるのは、髪の質感を良くするためにも、ヘアアレンジのベースを作るためにもとても重要です」

―それは新発想ですね! これまではダメージケアや保湿など髪1本1本のケアが重視されていましたが、これからは髪全体の毛流れ=「髪のキメ」にも注目が集まりそうですね。

「例えばこちらは同じ女性なのですが、髪のキメがそろっていない左の方は、髪がゴワゴワしていて硬そうな印象ですよね。一方で、キメをそろえたのが右の写真なのですが、やわらかくなめらかな印象になっているのがわかるかと思います」

髪のキメがそろった状態=メリットしかない! 

―同じ女性でこんなにも印象が変わるのですね! 他にも髪のキメがそろっていることで得られるメリットはありますか?

「髪をキレイに見せること以外にも、メリットがあります!

メリットその①:手触りがよくなる

実際の手触りも見た目と同じで、髪のキメがそろっている方が指通りがよく、やわらかいんです

メリットその②:顔映えまで叶う

髪のキメがそろっていると、肌色が明るくなり健康的に見えるので、より若々しい印象になります。髪の面が整いまとまっている状態なので、顔の印象がイキイキとして見えますし、小顔効果もあるんですよ

メリットその③:スタイリングがしやすくなる

髪のキメがそろっていると、毛先を巻くだけで全体がきまります。アイロンの滑りもスムーズですし、細かいニュアンスをつけやすくなるので、ワンランク上のスタイリングが可能になります。

こちらはストレートアイロンで波ウェーブをつけた写真です」

「左はキメがそろっていない状態、右はキメがそろった状態から同じようにウェーブをつけたのですが、右の写真の方がくっきりと形付づいているのが一目瞭然ですよね! ツヤ感が違うのもお分かりいただけると思います。ちなみに髪のキメがそろった状態の方は、1回でこのしっかりとしたウェーブがつきました。スタイリングの時間も短くなるので、忙しい朝には特に大助かりだと思います」

髪のキメをそろえる3つのコツ

―どのようにすれば、髪のキメがそろった状態にできるのでしょうか?

「コツを3つご紹介します!

髪のキメをそろえるコツその①:ストレートアイロンを使う

短時間で髪のキメをそろえたいということであれば、ストレートアイロンが便利。アイロンの熱を利用して、手早くキメをそろえることができます。

髪のキメをそろえるコツその②:シャンプー&トリートメント選び

日常に使うシャンプーやトリートメントも、髪のキメをそろえることを意識して選ぶと良いと思います。トリートメントはあまり軽すぎないものの方がおすすめです。

髪のキメをそろえるコツその③:ブローをひと工夫

ブローは、アウトバストリートメントをつけてから行うようにしてくださいね。つけたら、髪をいろんな方向に引っ張りながらドライヤーをかけるのがポイントです」

この秋注目のヘアアレンジ=シンプル&ツヤ感がポイント

―季節やトレンドで変わるヘアアレンジですが、Rumiさんの今年の秋のおすすめのヘアアレンジはありますか?

「比較的シンプルなヘアアレンジがトレンドで、ツヤのあるスタイルの人気が続きますね。たとえば、ヘアゴムだけを使ったアレンジやピンを使ったアレンジや、バレッタを使ったアレンジなどです。ガーリーに作り込むのではなく、自然とこなれた感じを醸し出すような方向です。

―わりとシックな雰囲気のものが来そうですね。お呼ばれヘアにも向いていそう! ヘアアレンジは自分でやるとなかなか難しいのですが、うまく仕上げるコツや大切にすべきことはありますか?

「まずは、アウトバストリートメントを使って髪のキメをそろえるところからスタートです! 髪のキメがそろった状態にした上で、おくれ毛やこめかみの毛、もみあげを下ろすなどしてポイントを作ってください。そこにヘアオイルやワックス等をつけてトリートメントをつけて束感を出すと決まりますよ。

そして、アレンジにはスタイリング剤をきちんと使いましょう。韓国系の巻き髪のように髪の流れがきれいに見えるようなスタイルにする人が増えていますが、スタイリング剤を使うとよりきれいにまとまります

―毎日のスタイリングだけでなく、お呼ばれヘアアレンジにも参考になるポイントばかりでした。本日は貴重なお話をありがとうございました!

Constitution:Maruyama Kasumi