内側からにじみ出る色気の正体は…
感情の豊かさ、知識の豊富さって、
どれだけたくさんの〝言葉〞に触れてきたかが大きな鍵に。
憧れレディの言葉の宝箱、教えてもらいましょう。
『ライオンのおやつ』小川 糸
あなたは人生最後のおやつに何を食べたいですか?
「この本は、余命宣告を受けた女性が"最期の地"として選んだ瀬戸内海の小さな島に移り住み、ホスピス"ライオンの家"で過ごすお話です。
あなたは、人生最後のおやつとして何を選びますか?
食事は身体の健康をつくるがおやつは心の健康をつくるもの。
それを食べた時の"愛おしい過去"をまるごと再現してくれる、それが最後のおやつ。
これで本当に最後なのだと思うとそれを食べた時の思い出が蘇り、大切に飲み込む。
たまらず号泣しましたが、これを読み終わったら食べたい"おやつ"が浮かんでいました。
それは、普段は思い出すことのない母親と一緒に作ったチーズケーキでした。
食べること、生きること、感謝することが愛おしく感じる一冊です」ANTI クリエイティブディレクター
KAORIさん
『また、同じ夢を見ていた』住野よる
幸せの形をこの本から知りました
「友達のいない女の子や、リストカットを繰り返す女子高生など、異なる環境にいる人が考える"幸せとは何か?"についてをテーマにした作品。
主人公の女の子の言葉の中に
"人生とはオセロみたいなものですね。黒い嫌なことがあれば、たった1枚の白で、私の黒い気持ちは一気に裏返るのよ"というものがあって。
言葉選びの心地よさとともに、少女が考える大人になることと、自分の幸せについての考え方が、私の小さい頃に似ているなと思うんです。
だからこそ、読むたびに温かい気持ちになって、初心に戻れるのかもしれません。
大切な人や自分を大事にする、そういった行動や言葉を自分の意思で選ぶこと。
それがいかに幸せで豊かなことであるかを知れたのは、この本のおかげかもしれません」アーティスト、モデル加治ひとみさん(以下同)
『地平線を追いかけて満員電車を降りてみた』紀里谷和明
自分の人生、あなたが“選ぶ〟ことがとても大切なんです
「監督としてハリウッドデビューもされた映画監督であり、写真家の紀里谷和明さんの短編小説。
誰しもが抱えたことのある大小さまざまな悩みを対話方式で解決していく物語なのですが、
随所随所に"自分の人生を生きたければ、自分と向き合うことから逃げてはいけない"という、
奮い立たせてくれるような強いメッセージがこもっていて。
自分の人生だから自分自身でこれからの道を選択していきたいけれど、いざ選択をしなければならない時ってつい色々なことを考えてしまって不安になったりしますよね。
でも、この本は自分が道を選ぶ時、答えを出すことの難しさと同時に、選ぶことの大切さ、楽しさを説いてくれていて、悩んでいる人の背中をきっと押してくれると思います」
たくさんの言葉に触れて、内側からにじみ出る色気をまといましょ。
Photo:Noda Wakaba(TRON/model)
Styling:Imamura Hitomi(io)
Hair Makeup:Yoshizaki Sayoko(io)
Text:ar
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