ジャニーズWEST重岡大毅さんが、GP帯初主演でシングルファーザーを演じる『#家族募集します』。第2話の内容を振り返っていきます。

1話目から涙腺崩壊…『#家族募集します』を頑張りすぎる女子に見て欲しい理由

”優しさ”ってどういうこと?

誰かが困っている時、手を差し伸べることが“優しさ”だと思う人もいれば、そっとしておくことが“優しさ”だと考える人もいる。『#家族募集します』第三話は、そんな“優しさ”について考えさせられる回でした。

破天荒ママ・めいく(岸井ゆきの)と大地(三浦綺羅)親子が住むようになり、活気が出て来た“にじや”。蒼介(仲野太賀)は、俊平(重岡大毅)と礼(木村文乃)にも「一緒に住もう!」と声を掛けますが、2人ともすぐさま「OK!」とはいきません。

とくに俊平は、亡くなった妻・みどり(山本美月)との思い出が詰まった家を、引き払う気にはなれずにいました。「今の家にはまだ、みどりがいるような気がする」と。

俊平は、みどりの死を息子の陽(佐藤遙灯)に伝えられずにいます。だから陽は「ママはトリプルグリーンになった」という俊平の言葉を信じて、みどりが帰って来るのを待ち続けている。いくら5歳の子どもだとしても、100日以上お母さんが帰って来なかったら、少しずつ察し始めるはずです。

「なんて言おう、なんて言えばいい、なんて言うべきか…」

そんな俊平の悩みを、蒼介は「みんなで解決しよう!」と言い出します。彼の優しさは、同じように痛みを分け合うこと。「俺は、みんなの悩みもシェアしたいと思ってる」と言い、「自分でどうにかしないといけない問題」とガードを張る俊平の心に踏み込んで行きます

悩みを見守るタイプもいる

一方、礼は「私なら自分の悩みに立ち入って欲しくありません」と少し離れたところから見守るタイプ。「他人の悩みに何か言えると思うことは、傲慢だと思います」と言い、自分も相談することはしない。けれど、ただ冷たい人間なわけではありません。礼は俊平のために児童書を読み漁り、どうするべきかを必死で探していたのです。

距離感の取り方って、難しいですよね。

「相談に乗ってほしいな」「今はそっとしておいてね」と頭から看板をぶら下げられるのなら、ラクなのでしょうが……。「自分で考えるから、大丈夫」と言っていても、心配を掛けたくないからと遠慮して言った可能性もある。逆もまた然りです。

蒼介や礼が距離感を掴めないでいた時、ストレートな言葉を投げたのはめいくでした。

気を遣うの面倒だから、はっきり言ってい?本当は考えるふりして逃げてんじゃないの?

そう言われてハッとした俊平は、陽に話すことを決断します。前に進むために、新しい一歩を踏み出すために。「見届けてください。もう逃げないために」と“にじや”のメンバーが見守るなか、陽に真実を伝えるのです。

三者三葉の”優しさ”が俊平の心を動かした

きっと俊平は、蒼介のお節介を「面倒くさい」と感じたこともあったはず。礼の不器用な優しさに気付けず、「冷たいなぁ」と思ったこともあったかもしれない。めいくのストレートな物言いに、胸がグサッとなることもあるでしょう。けれど、そんな3人に出会ったからこそ、俊平はようやく一歩踏み出せたのだと思います

「陽にね、大事な話がある。ママはもう帰ってこない。ママは死んじゃった。もう会えない」

あまりに辛すぎる現実に、泣きじゃくる陽。すぐさま駆け寄ったのは、大地と雫(宮崎莉里沙)でした。月をママに重ねて「おーい!」と叫ぶ陽とともに、必死で手を振る子どもたち。

ジグザグ近付く影 静かに見守る月 どこまでも ずっと そばにいるから––––––

ジャニーズWESTが歌う主題歌『でっかい愛』の歌詞が、見事にリンクした瞬間でした。

そして、俊平は「みんなと一緒なら強くなれそうな気がする」と“にじや”に住む決断をします。何もかも一人で背負い込んできた彼ですが、誰かに頼ることや悩みを相談することの大切さに気付いたのかもしれません

”パパ”ではなく”夫”として―…

けれど、それは同時にみどりと暮らした家を引き払うということでもあります。自宅に戻り、みどりの写真を抱きしめて泣きじゃくる俊平。“パパ”として悲しんだあとは、“夫”としての涙を流したのでしょう。これで俊平も、現実逃避の日々から脱却しなければなりません。みどりがいない人生のスタートラインに立った俊平は、これからどう歩き出していくのでしょうか。

次週放送の第四話では、“にじや”で大事件が勃発!?礼に思わぬ秘密があったことも発覚するようです。毎週泣かされている『#家族募集中』。“にじや”で暮らす7人の家族から、目が離せません。

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