「SNSで話題になっていて試した」「テレビで紹介されていた」そんな美容テク、あれやこれやと試しすぎていませんか…?それって実は、恐るべきNG美容かも…
そんな美容の新常識を美容外科医 であり、美容皮膚科医でもある上原恵理先生にズバリと語ってもらいました!
✅「リフトアップするファンデ?そんなのあるわけない!」医師が警告する【買ってはいけないコスメ】
【上原恵理】
美容外科医 であり、美容皮膚科医。SNSやユーチューブなどを通じ、豊富な知識に基づいたNG美容・スキンケア・痩身など身近な美容について幅広く日々発信中。著書「すっぴんクオリティを上げる さわらない美容」も絶賛発売中!
『半永久ファンデーション』は”顔全体のタトゥー”
近頃巷では、アートメイクが流行っていますよね。
ということで今回一言モノ申したいのが、半永久ファンデーションの施術。
ファンデダーマペン、BB or CC GLOWといった名前で行われているようです。
そもそも、アートメイクする場合のリスクを考えて!
実はえりりんも昔、眉毛とアイラインにアートメイクを入れました。その時はヘナ(植物性の原料)でできていて、浅くしか色素を入れないから1-2年で消えると説明を受けたのですが...
消えない!
確かに薄くはなってきたけど、オレンジ色に変色して残ってる(涙)
そうこうしているうちに眉毛の流行が変わって、アートメイクを消したくなったのでレーザー治療をしたところ、きっと”炎症後色素沈着”や”色素が変色”したのでしょう。アートメイクの色が薄いオレンジから濃い黒に!
眉尻が流行りの眉毛になるように描くと、消したいラインと一致しないので二股になるという悲劇!これが薄くなるまで1年くらいかかったのです。
このように、アートメイクやタトゥーをする場合は以下のリスクを考える必要があります
① 消えない可能性がある
ターンオーバーにて色が抜けていく表皮までの深さならばいずれ色は消えますが、それより深い真皮まで色が入ってしまうと消えない可能性があります。
当該製品のHPを見ると真皮まで到達すると考えられる針の深さが推奨されていましたし、また浅く刺したつもりでも、人間の手で行うことですから深く色が入ってしまう可能性は十分考えられます。
② 変色する
アートメイクや入れ墨は時間がたつと退色していき、最初とは違う色味になっていきます。
みなさんがされる眉毛のアートメイクの場合、青っぽくなったり、オレンジっぽくなったりすることが多いと思います。
顔全体の色が思いもしない色に退色する可能性もあるわけです。
③ レーザー施術ををすると変色する
美容目的のレーザー照射によって変色する可能性もあります。
眉毛の一部...といったピンポイントな部位であればしばらく我慢できると思いますが、顔全体が変色してしまったら悲劇!!!!ですよね
半永久ファンデーションで「顔全体」に悲劇が起きるリスクも...!
それでは本題の『半永久ファンデーションの施術』についてですが、
この治療、簡単に言えば顔全体のタトゥーです。
つまり上記のリスクはすべてあてはまります。
そして色素を入れたとはいえ、シミやくすみが消えているわけではありません。もしもシミが進行すれば結局は目立ってきます。
また、この施術ではコントゥアリングメイクのように「複数の色を使って立体感を出すこと」もできますが、本来は光の当たる部分がハイライトとなり、顔の角度を変えればその位置も変わります。
常に同じ位置で固定されたハイライトというのは、ちょっと変ですよね。
さらに、これらの施術で使われる薬剤に関して調べたのですが、細かな成分は不明でした。
私のように、植物性の原料であっても消えないこともありますし、成分によっては炎症を起こす可能性もあります。
顔全体に悲劇が起こったら大変です。
最後にもう一度言いますが、「半永久ファンデーション=顔全体のアートメイク、タトゥー」なのです。
アートメイクはポイントだけにして、顔全体に関しては日々のスキンケアとベースメイクで美しい肌に到達しましょ。
▶上原恵理先生のYouTubeではさらに詳しく解説中♡
◆前回のコラムはこちら!
vol.22 「これってワキガ?」汗のニオイの正体と”ワキガかどうか知る方法”
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