「HIFU(ハイフ)は皮膚の下で焼肉してるのと同じ!?」って噂、真実はどう?

最近、たるみの治療で「HIFU」という名前をみなさん聞いたことがあるのではないでしょうか?

わかりやすく例えるならば、虫眼鏡の原理。
虫眼鏡が存在する皮膚表面は熱くならないけれど、虫眼鏡が光を集めてピントが合う部分は高熱になって、火が付く現象をイメージしていただければいいと思います。

◆前回のコラムはこちら!
vol.23 「”ファンデのアートメイク”ってなんか怖い...」Twitterで話題!そのリスクとは...

上原恵理/知らなきゃヤバい!NG美容

”肉が縮む原理”をわかりやすく表現しただけ! ただし注意すべきことも

患者さんにわかりやすくイメージしていただくために、お肉を焼くとお肉が縮む原理と同じと表現したりしますが、あくまでもたとえで、実際には細かな点状に超音波の熱が入っていくため、お肉全体が焼かれて縮むということとはもちろん違います。

ただし、細かな点状とは言えお肉が火傷しているということは事実
一般的にはクリニックで使用するハイフというのはピントが合った部分は60度程度に加熱されますので、卵の白身が固まるような温度。つまり、トラブルを起こさないようなミクロの火傷を作っていくことで効果を出すことがHIFUといえます。

Photo by Angélica Echeverry on Unsplash

HIFU(ハイフ)を受けるなら、まずは「医療機関」に行くべし!

私が考えているHIFU(ハイフ)の効果は深い層・中間の層・浅い層の3段階あります。

①深い層に効くHIFU
SMASというフェイスリフト手術で縫い縮める層に熱を加えて引き締める。正直、組織の厚さには個人差があるので、本当にSMASに熱が加わっているのかはわからないところではあります。

②中間の層に効くHIFU
脂肪のボリュームを減らしてくれるので、たるみをよりひどく見せる脂肪が減り、すっきりさせる効果があります。
また、たるみはないけれど、脂肪が多くて顔がパンパンな若い世代の方にも人気があります。

③浅い層に効くHIFU
皮膚の表面のきめの粗さや小じわ、毛穴の開きに効果的です。

私自身はもう5年以上HIFUを自分に行って効果を実感していますが、HIFUにも火傷や神経損傷などトラブル事例があります。このため、現在は「HIFUは医療機関で受けましょう」ということになっています。

エステティシャンが行う施術はトラブルになることが多いのが現状で、実際に消費者トラブルに繋がりニュースになる事例も存在します。そういったことから、HIFUに興味を持って施術を受けたいなと思った時にはまずクリニックで説明を受けてくださいね。

▶上原恵理先生のYouTubeではさらに詳しく解説中♡

【美容医療】HIFU/ハイフ&ハイフシャワー、えりりんが受けてみた!
これまでのコラムはこちら!

>>「前髪もカラーも大事だけど…」表参道の美容師が力説!最新モテヘアの共通点

>>「お腹まわりのお肉が…」人気ライバーが脱コンプ! 自分に自信を持てた理由