出戻り！マッチングアプリ飯
昔はネガティブなイメージも多かった「マッチングアプリ」ですが、最近では、「私たち、アプリ婚です♡」という声もよく聞くようになりました。
そして何を隠そう、私ライターNも、このマッチングアプリで過去に恋人を作った張本人です！
しかし、ラブラブハッピーな日々も今は遠い昔の話となり、気が付けば28歳、春。「このままではあっという間に『29歳、春（独身）』になってしまう！」ということで、この度、マッチングアプリに出戻りました！
マッチングアプリの世界には様々な男性が存在し、その男性の数ほどドラマがあります。
どうかこのドラマの最終話が感動のフィナーレとなることを心から願って、実際に私が体験したガチデートの数々をご紹介します。
初対面から私に興味ない…？
今回のデートのお相手は、関西出身でつい最近仕事の関係で上京してきたという同い年のK君。
たまたまお休みのタイミングが合ったので、アプリでのやりとりもそこそこに実際に会うことになりました。
待ち合わせ場所にやってきたK君はアプリの写真で見るよりも全体的にぽっちゃりとしていましたが、移動する際も終始気遣いを見せてくれ、カフェに到着するころには敬語からタメ口に変化するぐらいにはすっかり打ち解けていました。
お店ではお互いの仕事の話や趣味の話を一通りしたのち、話題は「今までマッチングアプリで会ってきた人たち」になりました。
正直この手の話題はどんな展開になろうと若干気まずくなってしまうので、少しでも気になる相手とはしない方がベターなのですが、初回からグイグイ質問をしてくるその姿にこの時点で「あ、この人私に興味ないのかも？」と少し残念な気持ちになっていました。
元カノをディスった挙句、"アプリに登録しているような人とは合わない"
K君からの「今までどんな人と会ったの？」「何人ぐらい会ったの？」「その中にヤバい人とかいた？」「正直僕ってヤバい方？それともセーフな方？」という怒涛の質問攻めにできる限り無難な回答をしつつ、今度は私から「どんな人と出会ってきたのか」を聞いてみることに。
するとどうやらK君は、私と出会ったマッチングアプリ以外にも複数のアプリに登録しているようで、そのうちの一つで出会った女性とつい最近までお付き合いをしていたようでした。
さらに話を聞くと、その女性とはどうもすっきりしない別れ方をしたそう。
デートの場でこれ以上突っ込むのは野暮だなと察し、「そうなんだ。大変だったんだね」で留めようとしたところ、K君は「うん。まあね。それが結構ひどくてさ…」と、まだまだ話したい様子。
仕方なく深堀りすると、別れることになった後もズルズルと体の関係が続き、最終的には思わせぶりな態度をとられてフラれたとのことでした。
K君的にはその流れにかなりの怒りを覚えていたようで、そこからは怒涛の勢いで元カノさんの悪口祭り。
挙句の果てには「やっぱりマッチングアプリに登録しているような人とは合わないし、信用できないよね」と、真向かいに座っている初対面の私を堂々とディスってくる始末でした。
結局そのまま約3時間以上、K君のマッチングアプリに対する不信感と元カノさんの愚痴を散々聞かされ、最終的にはお互いLINEも交換しないまま、その後二度と会うことはありませんでした。
気持ちは分かるけど、元カノの悪口をここで言うのは絶対ダメだぞ…。
そして別れた後に「会いたい」と言ってきた元カノさんも悪いかもしれないけど、それに乗って下心丸出しで会いに行った君も同罪だからな…。
ライターNのアプリ飯は（残念ながら）まだまだ続きそうです。
Text:Tanaka Nanami
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