『婚姻届に判を捺しただけですが』第四話を徹底考察!

10月19日にスタートした『婚姻届に判を捺しただけですが』。仕事に結婚と…悩める20代女性は共感せずにはいられない!気になる第四話を考察します。

>>第三話考察・高杉真宙が清野菜名を大胆ハグ!!?

恋愛において、“友達”は“他人”よりも遠い存在?

前回、友情のハグをした明葉(清野菜名)と百瀬(坂口健太郎)。初めての女友達ができたことに喜ぶ百瀬は、急にキャラ変して明葉に懐きまくり…。「一緒にゲームしませんか? 友達って、ゲームとかするんですよね!」と嬉しそうにゲーム機を渡してきたり、自ら決めた“共同生活の掟”を「明葉さんは、友達なんで」と平気で破ったり。なんだ、この急変っぷりは…。第1話のあなた、かなり酷かったですよ!? と思いながらも、可愛くてつい許してしまいます。

というわけで、明葉と百瀬の関係は“他人”から“友達”に昇格しました。でも、恋愛として考えると、2人の距離は遠ざかってしまったのかもしれません。百瀬が明葉に心を開いたのは、彼女の存在を友達の枠にカテゴライズしたからです。だから、恋愛相談もできるし素直に甘えることもできる。

その一方で、他人なら今後恋愛に発展していく可能性が残されているんですよね。もちろん、ひとたび友達の枠に入っても、その枠をぶち壊すこともできます。ただ、かなりリスキー。「この関係を失いたくないから」と男友達への告白を躊躇してしまう心理は、これだと思います。恋愛として一歩踏み出すには、まず友達としての関係をぶち壊さなければならない。それに、もし玉砕してしまえば、今の関係さえも失ってしまう可能性もある。他人から恋愛に発展させるのは、ローリスクなのに対して、友達から発展するのはハイリスクなんですよね…。

明葉も、一度は友達として生きる道を選びましたが、今後どうなるかは分からない。「試しにそのうるさい口、黙らせてみましょうか?」とキス寸前まで顔を近付けられたり、結婚指輪をプレゼントしてくれたり…。正直、いまの百瀬には、好きになる要素しかないんです。

ただ、何かと明葉にちょっかいをかけてくる唯斗(高杉真宙)も黙ってないかも…? 「またあっきーに相談乗ってもらおっかなぁ。デザイン以外にもいろいろ(唯斗)」「ええ。これからも明葉と、仲良くしてやってください(百瀬)」という2人のバチバチなやり取りがもう…。百瀬 vs 唯斗の直接対決がもっとみたい!

好きな人の知らない一面を見てしまった時の対処法

「旭くん(前野朋哉)は、本当にいい旦那さんだから。彼となら、私が一番欲しい理想の家族を手に入れられる。だから結婚したんだよ。あなたのお兄さんと」

無邪気なサバサバ女子・美晴(倉科カナ)には、裏の顔がありました。それは、打算で結婚を決めたこと。旭のことを好きだから結婚したと信じていた百瀬は、美晴に幻滅してしまいます。ただ、理想の家庭を築くために結婚することは悪なのでしょうか。美晴が、ほころび一つない家庭を築きたいという夢を持っていたのなら、心優しい旭を選んだことが悪だとは思えません。

しかし、中学生の時から美晴に片想いをしていた百瀬は、彼女に対してポジティブなイメージを膨らませすぎたのでしょう。その理想から少しでも外れた行動をされると、「よく知ってると思っていたのに…」と幻滅してしまう。

でも、明葉はちがいます。大ファンの小説家が、抱いていたイメージと180度ちがう人物だったとしても、「イメージなんて私が勝手に持っていたものだし、先生が書かれた小説も、先生ご自身も、どっちも本物じゃないですか」と全く気にしない。

美晴の知らない一面を見たことで、ウジウジ悩む百瀬にも、「勝手にイメージを作り上げるのも、意外な一面に幻滅するのも、結局は、その人のことが好きだからでしょ?」と声をかけます。好きな人の知らない部分を見てしまっても、幻滅する必要はない。自分が抱いていた相手のイメージも、知らなかった一面も、どちらも“本物”なのだから––––––。
しかし、この明葉のアドバイスを受けて、百瀬は美晴への想いを再確認してしまうことに…。

さらに、次週放送の第五話では美晴が百瀬家に家出をしてくるようで…。どんどん面白くなってきた『ハンオシ』! 波乱の幕開けにハラハラしながら、来週の火曜日を楽しみに待ちましょう!

Text:Namoto Kana(@kanawink)

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