突然ですがお金の話してもいいですか?
仕事や恋愛、欲しい洋服にコスメ……なんでも話せる女友達との間でも、なぜかあまりオープンにできないのが「お金」のはなし。
デートをするにも、服やコスメを買うにも「お金」が必要不可欠なはずなのに!
そんな、なんだかフワッとぼやかしてしまいがちなお金のこと、今こそちゃんと学んでみない?
今回はar読者世代が今始めるべき、3つのマネープランを解説!チェックシートを参考にしながら、自分にぴったりなお金の運用法を見つけてみてね♡
>>あだ名が“貯金ちゃん”の私。どうして貯められるのか?「“お金を使わない”のではなく…」
自分でつくる年金制度「iDeCo」
iDeCoは“個人型確定拠出年金”の愛称。
“個人型”とは国や企業には頼らず“自分で用意する”、“確定拠出”とは“掛金の額は決まっているけど、運用成績によって将来受け取る額が変わる”という意味。そして“年金”は、60歳以降に受け取れる制度のこと。
つまりiDeCoは、個人が掛金を出して、自ら運用しながら老後資金を作る年金制度です。
運用で得た利益には税金がかからず、掛金が全額、所得控除になって所得税・住民税の節税になるのがメリット。
しかし、原則60歳まで引き出すことができないという注意点も。また、運用後の受け取り方法でかかる税金が変わる場合もあります。
▼こんな人におすすめ!
- 国から老後の年金がもらえるか不安なので、自分で用意しておきたい
- 勤め先に企業年金制度がない
- 手元にお金があると使ってしまうので、半ば強制的に老後資金を確保しておきたい
- 今後も長く仕事を続けていきたいと思っている
今の日本は少子高齢化が進んでいて、私たちが将来もらえる公的年金の額が減るかも……という話は、ニュースで耳にしたことがある人も多いはず。
そこで、自分のために老後に向けた年金をつくってしまおう!というのがこのiDeCoという制度。
とにかく将来を見据えて安心したい!という人にはオススメな一方で、60歳まで引き出せないので、結婚出産などいざという時用の貯蓄も兼ねたいという人には不向き。
また、パートで働く主婦など収入が少ない人は所得控除も少なくなるため、節税という面ではあまり効果がないので注意が必要です!
▼iDeCoについてもっと詳しく知りたい人はこちらをチェック!
投資初心者にやさしい「つみたてNISA」
NISAは少額投資非課税制度のこと。投資の利益には本来約20%の税金がかかりますが、NISA口座で株式運用をすると利益が非課税になるというお得な制度。
一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAと大きく分けて3つの種類があり、なかでもつみたてNISAは長期投資したい人向けの制度です。
つみたてNISAは年間40万円、最長20年間の投資が非課税対象となり、利益に税金がかかることなく運用ができます。
また、つみたてNISAで選べる金融商品は、金融庁が定めた一定の条件を満たした投資信託(株式などが袋詰めになった金融商品)が厳選されているので、初心者でも挑戦しやすいのがメリットです。
▼こんな人におすすめ!
- コツコツ気長に投資を始めてみたい
- そんなに大きな金額ではなく、まずはおこづかい程度から投資をしたい
- どんな商品を選べばいいかわからないので、ある程度は厳選してほしい
- 老後資金だけでなく、住宅購入資金など目的の資産形成にも利用したい
年間の非課税枠が40万円ということは、ひと月約3万円ほど。そう思うと、貯金感覚で気軽に始められそう!
さらに、金融機関によっては月100円から始められるものもあるので、初心者さんでも挑戦しやすいのがなにより魅力的。iDeCoと違い、いつでも引き出し可能なのもポイントです。
ただし、もちろん少額といえど投資は投資。絶対に利益が出るとは限らないのでそこは注意が必要。
さらに積立投資はすぐに成果が出るものではないので、気長にコツコツ続けられる人向けです!
▼つみたてNISAについてもっと知りたい人はこちらをチェック!
税金控除しながらお肉やお米をゲット「ふるさと納税」
上記の2つと異なり、ふるさと納税は、地方自治体(市区町村など)に寄付をする制度。自分が生まれ育った地域や、応援したい地方の自治体などに寄付をすることができます。
1月1日から12月31日までの年単位で利用できて、寄付額から2,000円を差し引いた金額が、所得税や住民税から控除されます。さらにその上で、寄付した自治体から“返礼品”と呼ばれる地域の特産品などがお礼として贈られます。
つまり、寄付という形で税金を前払いすると、実質負担2,000円で色々な特産品がもらえる!というお得な制度です。
▼こんな人におすすめ!
- 地域の特産品であるお米やお肉、お魚などを手に入れて少しでも節約したい
- ティッシュやトイレットペーパーなどの日用品が欲しい
- 会社員などで、確定申告をしていない
- 生まれ故郷など、応援している自治体がある
なんといっても特産品がもらえるというのは、わかりやすくテンションが上がる最大のメリット!
各地域自慢のお米やお肉などから、実用的な日用品まで返礼品はさまざま。選ぶのが楽しくて毎年続けているという人も多く、“推し自治体”を見つけるのもアリ♡
寄付による税金の控除上限は、収入や家族構成によって決まるため、20代単身女性の場合は限度額が少ない場合もありますが、それでも控除されるのでお得なことは間違いなし。
さらに、ふるさと納税以外の確定申告が不要な会社員などであれば、ワンストップ特例制度というシステムにより手続きが簡単に!
まずはふるさと納税サイトで、控除上限額をシュミレーションしてみるのがおすすめです!
▼ふるさと納税についてもっと知りたい人はこちらをチェック!
自分らしいマネープランでもっと豊かに♡
iDeCo、つみたてNISA、ふるさと納税と、それぞれ特色の違う3つの制度。今のうちから自分の働き方や将来設計と相性の良いマネープランを考えれば、人生がもっともっと豊かになるかも!しっかりと仕組みを学び、理解して、自分に合った制度を選んでくださいね。
小林亮平さん
元メガバンク銀行員。ブログやSNS、YouTubeチャンネル「BANK ACADEMY」で資産形成の入門知識を発信しており、YouTubeのチャンネル登録者数は33万人超え。(2021年11月11日現在)
著書『これだけやれば大丈夫! お金の不安がなくなる資産形成1年生』(KADOKAWA)も好評発売中!
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