悪い人が魅力的に見えるのはなぜ?

ドラマでも映画でも私生活でも…なぜかどうしようもなく魅力的に見えてしまう、”悪いオトコ””悪いオンナ”たち。優しい人や誠実な人より、なぜ悪い人に惹かれてしまうのか、DJあおいさんに教えてもらいます。

人はたまに見える”側面”に人格を見出してしまう

人ってギャップが好きなんですよね

普段から素行の悪い人がたまにボランティア活動なんかをすると『本当はいい人』と言われがちだし
普段はキャピついて知性のかけらもない言動をする子がたまに確信を突く発言をすると『本当は頭がいい』と言われがちだし
冷たい男がたまに優しさを見せると『本当は優しい』と錯覚しがちですよね

逆に普段は真面目なのについつい魔が刺して会社や学校をズル休みしてしまうと『本当はだらしない人』と言われがちだし
普段は優しいのにたまに冷たい態度を取ると『本当は冷たい人』と言われがちで
人って普段のデフォルトの人格よりも、たまに見える『側面』にその人の人格を見出してしまうようです

だから悪い人がモテてしまったりするわけですね

でも、たまに見えてしまうギャップの部分とは、いわば人格のバグみたいなもので、その人の本質を表しているものではないんです
素行の悪い人のたまの善行や、クズ男様がたまに見せる優しさなんて単なる気まぐれであって、基本的な人格はちゃんと『普段』に出ているのですよ

普段から素行の悪い人の人格も、種蒔きたんぽぽ男様も、基本的な人格はそのまんま、『実は』なんて裏はないんです
そこら辺の『ギャップ』を履き違えている人が多いから、いつまでも恋愛被害者が減らないのですよ

正しい『ギャップ萌え』とは…

正しい『ギャップ萌え』とは、普段は真面目な人がたまに見せる天然であったり、普段は優しい人がたまに見せるわがままであったり、普段はいい人がたまに見せるちょっとした毒舌であったり、どちらかと言えばギャップの部分はマイナスイメージに繋がる言動になるわけですが、普段のデフォルトの人格があるからそれを許せてしまうという類のものなのですよ

許せるということは愛することと同義ですから、マイナスなはずのギャップの部分がむしろ愛しくも感じるということ、これが正しい『ギャップ萌え』なのです

悪い男や悪い女ばかりがモテて、真面目に生きている私たちがモテないのはおかしい、と嘆く気持ちもわからないわけではないのですが、悪い人格を演じてモテたところでギャップの本質を何もわかっていない未熟ちゃんたちにモテるだけ
かえって『大人のいい男』を遠ざけてしまう結果になってしまうので、モテたいあまりに悪女を演じても幸せは遠退くばかりなんですよ

モテる女がいい女ではなく、モテる男がいい男でもない
いい女とは、いい男とは、たったひとりにしかモテないように振る舞うものですからね

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