『婚姻届に判を捺しただけですが』第九話を徹底考察!

10月19日にスタートした『婚姻届に判を捺しただけですが』。仕事に結婚と…悩める20代女性は共感せずにはいられない!気になる最終話を考察します。

>>第九話:"一緒にいるのがしんどい"誰もが抱える恋愛の悩みに高杉真宙のセリフが響く

1人でも幸せが、2人でいたらもっと幸せに

仕事にやりがいを感じていて、1人でいるのが気楽で楽しい! ドラマ序盤の明葉(清野菜名)は、独身生活を謳歌していました。お気に入りのソファーに寝転がって、ビールを飲みながら仕事の疲れを癒す…そんな瞬間が、明葉にとっては最高の幸せで。

そんな彼女の幸せの定義は、百瀬(坂口健太郎)に出逢ったことで変わり始めました。1日の終わりに百瀬とビールを飲むことが、一番の幸せだと感じるようになった。
美味しいお酒を飲んで、「美味しいね」と言い合ったり、仕事の愚痴を吐いた時に、自分以上に怒ってくれる味方がいること。“共有”できることの幸せに、明葉は気付き始めたのだと思います。

それにしても、あんなに「おひとり様最高!」と言っていた明葉が、百瀬と一緒に過ごす時間の方が幸せだと感じるようになるなんて…。2人でいる時間が苦痛にならず、むしろその方が楽しいと思えるのは、本当に好きだからこそですよね。

さらに、百瀬も明葉に出逢ってから“本当の恋”を知ることができました。美晴(倉科カナ)に対しては、「見てるだけでいい」「幸せでいてくれればいい」と言い訳して、想いを告げようともしなかった百瀬。好きな人が幸せなら、隣にいる人が自分ではなくても…とまで思える恋って、一見“本当の恋”だと錯覚しそうになりますが、恋ってそんなに美しいものではないのかもしれません。

好きだったら、ほかの人と隣にいる姿なんて見たくないし、幸せにするのは自分がいいと思ってしまうもの。常に冷静な百瀬が、明葉に対しては取り乱したりしていたんですよね。やっぱり、百瀬にとっての運命の相手は、明葉なんだろうなと思わされました。

婚姻届に判を捺す理由って…?

ついに、ライクからラブへ。気持ちが通じ合った明葉と百瀬の間に立ちはだかったのが、“婚姻届”の壁です。

明葉は、そもそも結婚に興味がないタイプ。百瀬のことは好きだけど、結婚する意味はあるのか? と思っていて、1人の人間として勝負をしたいと考えていました。

一方の百瀬は、両想いになったのだから、結婚するのは当たり前だと思っている。「普通に一緒にいるだけじゃダメ?」派の明葉と、「気持ちを確認し合ったんだから、結婚するのは当たり前」派の百瀬の間に、隔たりができてしまいます。婚姻届を捺しただけの“他人”だった2人が、婚姻届を捺していないだけの“夫婦(?)”に…。

どうすればいいのか悩む明葉に、祖母・初恵(木野花)のアドバイスが響きます。「もう一度って、素敵なことよ。会えなくなってしまったら、もう一度はもう二度とになってしまうからね」––––––。婚姻届に判を捺したからといって、“結婚とはなに?”の答えが見つかるとは限らない。判を捺していないだけで、仲良しな夫婦だっている。夫婦によって、結婚のカタチは千差万別でいいんです。ただ、その先に少しでも明るい未来が見えたのなら、判を捺してみてもいいのかもしれない。『ハンオシ』は、大切な人と歩んでいく日々の温かさを感じることができる作品でした。

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