ar's Cinema Paradise

スクリーンの中で輝きを放つあの俳優から目が離せない。

出演作の公開を目前に控えた彼らの素顔に迫ります。

今回は、清水尋也さんにインタビュー♡

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清水尋也に聞きたいアレコレ

Q.モデルとしても大活躍ですがこの冬にほしいファッションアイテムは?

A. モヘアのニットがほしいです。
夏は色ものを少しは着たりするけど、基本的に黒が好きです。
冬は全身黒のコーディネートに帽子をかぶると怪しい感じになるんですよね(笑)。

Q.失くしものをしたらどのくらい必死にさがしますか?

A. すぐ物を失くすタイプなんですよ。
明日仕事で必要なものは死に物狂いでさがすけど、他は家だったらどこかにあるはずなので、
出てくるまで気にしません(笑)。

でも、ATMでおろしたお金を取り忘れて帰った時は焦りました。
財布を見たらお金が入っていなくて驚愕。
お金は無事だったのでよかったですが、絶対に気をつけようと肝に銘じました…。

Q.映画の舞台である大阪で好きなものは?

A. "人"ですね。東京は独立した関係が好まれるけど、大阪は横のつながりが深いと思います。
僕自身は人見知りしないし、みんなでワイワイ話したいので、大阪の友達といると楽しいです。
行くたびに住みたいなと思う街ですね。

撮影のウラ側

俳優を始めた頃は『渇き。』のようなクセのある役が多かったので、この『さがす』の連続殺人犯役は、久々に原点回帰できるような楽しみがありました。
台本を読み終えて、テンションが上がりました。
純粋に面白いと思い、自信を持ってみなさんに提供できると確信しました。

少人数のキャストで、時間をふんだんに使いながら撮影できたのも嬉しかったです。
何度もテイクを重ねてワンシーンに専念できるのは役者として心地よかったですし、考えを練ることで芝居に深みが出てくるという、作品づくりの熱量を改めて感じることができる現場でした。

空き時間になると、(佐藤)二朗さんが面白おかしく冗談を言って場を和ませてくださり、締めるところは引き締め、僕を含め、伊東さんや森田さんら若手組を精神的にも引っ張ってくださいました。

芝居に関しては二朗さんから「俺はこうしようと思っているんだけど、やりづらかったら変えてみようか」と提案してくださるのが本当にありがたかったです。
シリアスなシーンが多く、片山慎三監督を交えて相談しながらみんなで丁寧に作っていきました。

伊東さんには度胸とまじめさを感じました。
中高生という年頃で、この作品の張り詰めた温度感になじむのは簡単なことではないはずですが、監督の話や共演者の芝居をしっかり受けて吸収し、求められる芝居にシフトしていくスピード感は目を見張るものでした。
一緒にお芝居ができてよかったなと思える素敵な女優さんです。

これは日常とかけ離れた物語ですが、二朗さんが演じる原田智も、伊東さんが演じる娘の楓も、何を選んで何を捨てるのか、いろんなものを天秤にかけて個々の正義を貫きます。
感情の側面を見ると誰にでも当てはまる部分がある気がします。

僕はこの映画を観て考えさせられました
ぜひ、自分を見つめ直すきっかけとしてご覧ください。

作品と向き合う姿勢がかっこよすぎる♡

Photo:Kurose Yasuyuki
Styling:Yagi Hironori
Hair Makeup:Ito Satoshi
Text:Iida Honoka