ar's Cinema Paradise

スクリーンの中で輝きを放つあの俳優から目が離せない。

出演作の公開を目前に控えた彼らの素顔に迫ります。

今回は櫻井海音さんに、インタビュー♡

(コチラの記事もチェック)企画・プロデュース・主演を務める♡ 映画『Pure Japanese』に込めた想い

映画『嘘喰い』の裏側

この物語の面白さは、子供が遊ぶようなゲームにも命と大金を賭けることで、最大限のスリリングを生み出しているところだと思います。
僕が演じたお屋形様は、闇組織のトップに立つ人間。
あまり表舞台に姿を現しません。数少ない台詞や登場シーンから、いかにキャラクターのインパクトを引き出すかを考えました。

見た目は、原作漫画のイメージに寄せられるように髪型を工夫しました。
衣装合わせの時に、垂れている毛束をつけてみるとスタッフさんにも好評だったのでビジュアル面は安心しました!

映画出演が初めてで右も左もわからなかったけど、ギャンブル立会人・夜行に指示する時の首の動きひとつとっても、中田秀夫監督にご指導いただき、座り方や視線、指の動きまでミステリアスに見えるように意識しました。
それと、ルービックキューブを片手ですばやく回す役なので、移動中も常に手に持ってひたすら練習していました。

最初の屋上のシーンはそうそうたるキャストの中で緊張していたので、当時のことをあまり覚えていないんです。
でも撮影が終わると貘役の横浜流星さんが気さくに接してくださってほっとした記憶はあります。
夜行役の村上弘明さんともお話しさせていただいて、大人の重厚感に惹きつけられました。

いろんな個性的なキャラクターがいる中で、僕の推しは元科学者の佐田国
悪人ですが、最終的には男気を感じます。この役を三浦翔平さんが演じられていて、カッコよさが一層増していました!

僕はリスクを考えちゃう小心者なので、ギャンブルをする度胸は持ち合わせていません。
今回、役の勉強のためにパチスロに行ってみたものの結果は惨敗で…。
賭けごとは弱いみたいです。でも、貘みたいに嘘を見抜くのは得意な気がします

Photo:Tsuchiya Takaharu(TUCCI)
Styling:Fujii Akiko
Hair Makeup:Takakusagi Go(vanites)
Text:Iida Honoka