桃月なしこ、arwebのインタビューにお答え♡
現役ナース兼人気コスプレイヤーとして注目を集め、今はモデルから女優まで、幅広く活躍している桃月なしこさんがarwebに登場♡
グローバルボーイズグループJO1が初主演と話題のドラマ『ショート・プログラム』で、初ヒロインを務めている桃月さん。共演のJO1リーダー・與那城奨さんとのエピソードや、ご自身の恋愛観までお話を伺ってきました!
1995年11月8日生まれ。愛知県出身。高校三年生のときにコスプレイヤーとしての活動を開始し、芸能界入り。可愛すぎる現役ナースとして話題を呼び、2019年に雑誌『bis』のレギュラーモデルに大抜擢される。特撮ドラマ『魔進戦隊キラメイジャー』(’20)や舞台『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』など、女優としても活躍。今後は映画『THE3名様 リモートだけじゃ無理じゃね?』が4月8日(金)に公開を控えている。
「文学少女のヒロインは、私とは真逆で大変でした」
―あだち充さんが原作となっている「ショート・プログラム」。レジェンド的漫画家作品のヒロイン役を演じられた感想は?
「全体を通して役のテンションが難しかったですね。私が演じた山根美里は、文学少女でちょっとおとなしい女の子なんですよ。私はどちらかというと小説よりも漫画が好きだし、物事もハッキリ言っちゃうから、本当に真逆で(笑)。普段の自分を出してしまうとヒロインにしてはちょっと強い印象になってしまうので、なるべく“私自身”を出さないようにしながら、セリフの言い回しを意識しておとなしい感じを表現するようにしていました」
―撮影が大変だったシーンはありましたか?
「宇宙人の格好をして、空に浮かんだ宇宙船の方へ飛んでいくシーンがあるんですけど、その撮影がなかなか大変でした。グリーンバックの前で台の上に立って、片足立ちで何分間か手を上に伸ばしていないといけなかったんです。撮影の終盤だったのでスタッフの皆さんも疲弊している中だったんですが、バランス感覚がどうにもならなくて、何度もやり直しをさせていただいたのが印象に残っています」
―共演のJO1メンバー・與那城さんの印象はいかがでしたか?
「アイドルの方と共演したことがなかったので、最初は怖かったんです。有名な方だということは知っていたんですが、どんな方だろう? オラオラしていたらどうしよう……みたいな(笑)。でもいざ会ってみたらすごく朗らかで、気さくに話してくれる方だったので安心しました。撮影は4日間だけでしたが、休憩中や撮影の合間でマネージャーさんを交えて日常会話をさせていただいて、優しい方なんだなと感じましたね。今回が初主演ということで、初めてだからこそ頑張ろうという気持ちが強かったんだろうと思うんですが、監督さんからのお話をしっかり吸収して、自分で考えて応えようとしているのをすごく伝わって、私自身も初心を思い返すことができました」
「殺人鬼やサイコパスな役をやってみたい」
―今回のドラマタイトルは「交差点前」。桃月さんは、交差点での運命の出会いに憧れはありますか?
「物語としてはすごく素敵だなと思いますけど、私、基本的に前を向いて歩くことがなくて、いつも下を向いて歩いているんですよ。だから現実的に考えると、もし運命の可能性がある男性とすれ違っていたとしても、気づかずに終わってしまうんだろうなと思っちゃいます(笑)。でも、だからこそこのドラマの二人が羨ましいなというのはあるかもしれない。普通に生きていたら色々な人とすれ違うけれど、そんな気にならないじゃないですか。すれ違っただけでお互いが気になるって運命を感じるし、羨ましいですね」
―ここがミドコロ!というところを教えてください。
「與那城さん演じる春彦がタンクトップ姿で鍛えるシーンがあるんですけれど、そこは與那城さんの肉体美も見れるので、見どころなんじゃないかなと思います(笑)。現場にはいたので遠目ではみていたんですけど、それだけやったら疲れるよね、っていうくらいすごく頑張っていらしたので、その努力が存分に詰まっています。あとは、たった1つの交差点の中で、二人がどういうふうに歩み寄っていくのか、交わっていくのか、という部分に注目しながら観ていただきたいです」
―今後、桃月さんが女優としてチャレンジしたい役は?
「殺人鬼やサイコパスな役をやってみたいですね。元々、ホラーやアクション映画など、スリルのある作品が好きだというのもあるんですが、演じることの魅力って、自分じゃない何かになれることだと思っていて。人を殺すなんてこと日常生活じゃできないし、やらないじゃないですか。だから、自分の中でこの人はどういう考えでこんなことしたんだろう、ということを全て妄想しなくちゃいけない。経験だけでは埋められないものがあるのでもちろん大変だと思うんですが、挑戦してみたいです。最終的には、おばあちゃんの役をやるというのが目標です。今回は王道のヒロイン役をやらせていただきましたが、5年、10年経ったらお母さんの役もやってみたいですし、メインの役というよりも色々な役を演じて、広く長く、この業界で生きていけたらいいなと思っています」