ただ今躍進中! 女優・大原優乃の魅力って?

テレビ東京放映中のドラマ『真夜中にハロー!』ではしっかり者のミサキ役を、MBSドラマ特区『あせとせっけん』では汗っかきというコンプレックスに悩む女子麻子(あさこ)と、全く異なる役柄を務める大原優乃さん。作品ごとに毎回フレッシュな表情を見せてくれる、彼女の魅力をお届けします!

女優として活躍中の大原優乃

「親子の会話だからこそ生まれる“生っぽさ”を意識しました」

–テレビ東京系で現在放映中の『真夜中にハロー!』は、いよいよ大原さん演じるミサキのメイン回、第9話を迎えますね! ミサキのキャラクターに共感する部分はありますか?

「『真夜中にハロー!』は親子の物語なのですが、親だからこそ素直になれなかったり、恥ずかしくて甘えられなかったりと、家族だからこそ不器用さが出てしまうことってありますよね。

実際に私と母はというと、親友のような関係性! 鹿児島出身なので、簡単に会うことはできませんが、テレビ電話で一緒に料理をするほど仲良しです。一方で、離れているからこそ心配をかけたくなくて、悩みごとは解決してから話すことが多いかな。親子だからこそ、たまに現れる不器用さを意識して演じていました

大原優乃

ミサキにも共感する部分があります。おっとりマイペースな母親をフォローするしっかり者ではありますが、実は小さな背中で色々なことを背負っていて…。第9話では、ミサキの繊細さが見え隠れするのですが、彼女のセンシティブな側面も大切に演じました

−これまで大原さんが演じてきたキャラクターはほんわかとした役柄が多いですが、しっかり者のミサキを演じる上で、工夫したことは?

「役作りは容姿から入ることを心がけていて、ミサキは美容やファッションに関心がない子なので、前髪をつくらずに流したヘアスタイルを自ら提案したり、カラッとした性格を表現できるようにと、声のトーンを落としてはっきりと発言するように心がけています。

そして、“生っぽさ”も拘ったポイント。コメディ作品ではありますが、親子の会話全てをコミカルにするのではなく、会話の中に散りばめられているミサキのリアルな想いや繊細さを意識して表現しています

−ドラマでは、各回のストーリーに合った楽曲をハロプロメンバーがパフォーマンスするのですよね。大原さんのお気に入りの曲を教えてください。

大原優乃

Juice=Juiceの『「ひとりで生きられそう」ってそれってねえ、褒めているの?』という曲です。まさにミサキのメイン回の曲になりますが、ミサキの心情にフィットした楽曲で、私自身も勇気をもらいました。自分で購入して何度も聴いていて、MYファイトソングになっています!」

「コンプレックスと向き合い、努力したことが自分の自信につながる」

―MBSオリジナルドラマ『あせとせっけん』で演じる麻子は、重度の汗っかきというコンプレックスを持つ女性ですが、大原さんにもコンプレックスはありますか?

大原優乃

「実は、私自身も汗っかきで、学生時代はずっとタオルを持ち歩いていたんです(笑)。コンプレックスは誰にでもあるものだと思いますし、私自身もたくさんあります。

まずは、。学生の頃から、周りになじむことができない声にコンプレックスがありました。単独で活動するようになってからは、声を褒めてくださる人も多くなり、勇気をもらっていて、自分の個性だと受け容れられるようになりました。

あとは、。胸が目立たないようにと過ごしていたら、いつの間にか猫背や反り腰になっていて…。結果呼吸が浅くなったり、脂肪のつき方が変わったりと悪循環に。今は自分の身体と前向きに向き合うために、2日に一回程度パーソナルトレーニングに通い、姿勢を矯正中。パーソナルトレーニングに通い始めてからは、良いことづくし! 落ち込んでいても、気持ちをリセットすることができて、前向きになれるんです。これだけ頑張ったのだから甘いものは我慢しよう!という意識が自然と芽生えるし、何よりも努力した時間が自分の自信につながっています

−麻子のように、自分に自信を持てない女性は多いと思います。大原さんが自信を持つためにしていることはありますか?

大原優乃

「好きなことを追求するように心がけていています。これまでは求められている自分でいなくては、という義務感を抱いていた時期もありましたが、好きな服を着て、好きな発信をする方が自分らしくいられて、自分自身を楽しめているなと感じるので、最近は好きなことを好きと言えることが大切だと思っています」

「川栄李奈さんの謙虚で優しい姿勢に憧れています」

–女優として大躍進中の大原さん。尊敬している女優さんはいますか?

「同じ事務所の先輩である川栄李奈さん。ドラマで共演してから、プライベートでもたくさんお世話になっていて、なんと『夢に優乃が出てきた』なんて声をかけてくださることも!(笑) 後輩を気にかけてくれる優しさや、仕事もプライベートも変わらず謙虚な姿勢を持たれていて、尊敬しています」

−優しい先輩ですね! 今後チャレンジしてみたいことはありますか?

大原優乃

「これまでは、大原優乃というイメージ通りの等身大の役をいただくことが多いのですが、身体を動かすことが好きなのでアクション系や、陰のある役にチャレンジしてみたいです! 今は女優だけでなく、ジャンルを絞らずにお仕事をしていますが、いずれ全てにおいて良い形で返ってくると信じているので、様々な経験をさせていただけることがとても有難いですね」

やわらかく穏やかな空気感をまといながらも、謙虚で芯の強さを感じる大原優乃さん。彼女の活躍に、今後ますます期待です!

トップス¥6,490/ランダ ブラ¥9,900/ガブリエル ペコ デニム¥34,100/ディーゼル(ディーゼル ジャパン) イヤリング¥2,618/アネモネ(サンポークリエイト)


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Photo:Otsuru En(SHOWAKICHI¥50)
Styling:Masaki Aino
Hair Makeup:Kawashima Nozomi(io)
Text:Maruyama Sumika