こんにちは。ライターHです。
私のような酒好きで人見知りをあまりしない人はおそらく共感してくれるであろう共通点、それは“おじさんから好かれやすい”ところ。

大半はいい人ばかりなのですが、たまにこじらせたおじさんが紛れ込んでいることも。
さらにこじらせただけならまだしも、中にはこじらせすぎてもはやねじれてしまっているおじさんもチラホラ。

今回は私がこれまで出会ってきた数多のおじさんたちの中から鮮明に覚えているこじらせおじ3選をご紹介。

初級編:ずっと笑ってる自己完結おじ

まず手始めに登場していただくのは、友達の知り合いが主催した飲み会で会った独身アラフォーおじさん。

飲み会自体はほぼ友達と話していただけで、途中で疲れたし帰ろうか〜と店を出ようとしたところ、
「ライン交換だけしときません?」と突然ライン交換という名のデュエルを申し込まれたのがこのおじ。

まあいいか〜と思い、ライン交換だけして帰宅したところ届いたメッセージがこちら。

お主と一言も交わしておらぬが?

もしかして人違い?と思うレベルでみじんも絡んだ記憶のないおじから「たくさん絡んですいませんwww」と笑いながら言われました。
頭の中は「????」でしたが一応お礼ラインを送ったところ、

自己完結しとる。

何も返信してないのに勝手にこちらの気持ちを想像して勝手に自己完結しておられました。
さらにさらに、なんて返信しようと考えあぐねているところに追撃ラインが届きました。

ずーーーーーーーっと一人で喋ってる。

私の返事があろうとなかろうとずっと一人で喋ってずっと笑ってる。ずっとうざい。
しかも“〇〇っちょ”って…
香ばしい臭いが漂ってますね。

この後もずーっと一人で喋り続けたおじは、途中で力尽きたのかいつの間にか沈黙おじに進化してしまいました。

中級編:とにかく会いたいおじ

二人目は、友達に「知り合いから“〇〇系の仕事をしている人を紹介してほしい”って言われたんだけど、LINE繋いでもいい?」と言われて繋がった見知らぬおじさん。

これまでにもその友達から色んな人を紹介してもらったこともあったので、特に何の疑問もなく「いいよ〜」と要件も聞かずに繋いでもらった見知らぬおじから来た最初のラインがこちら。

一見、何の変哲もない挨拶に見えますよね?
数多のおじさんを乗り越えてきた私には分かる、
いきなり“ちゃん付け”で呼ぶおじさんは怪しい。

友達からは「“〇〇系の仕事をしている人を紹介してほしい”って言われて〜」と連絡があって繋がったので、てっきりお仕事に関係したお話をされるのかと思っていたのですが、
顔も見たこともないおじさんからいきなり“ちゃん付け”で呼ばれるのは、やや距離感バグおじかな?と初手にて警戒。

しかしここで焦らない。
実はただただ超絶フレンドリーおじなのかもしれない。

ということで、無難に返事をしたところ…

おやや?用件がまだだが。

この見知らぬおじから、今回どうして〇〇系の仕事をしている人と繋がりたいのかという詳細を聞いていない私。

さすがに何の用件で見知らぬおじと会わなければいけないのか事前に把握しておきたかったので返信したところ…

“わかりました”とは??????????

事前にお伺いしたいと下手下手に聞いてみたがこれでは通じない…それがおじ。
とにかく“まずは会う日を決めたい”ようだけど、こちらとしては用件次第でおじに会う会わないを判断するので用件が最優先。

もう周りくどい言い方では通じないと思い直接聞いてみたところ…

はにゃ?????????

「とにかく会って話したい」から全くブレない鉄のおじ。
なぜ何の用件かもわからない見知らぬおじのために時間を作って雑談をしに行かなきゃいけだんだ…。

だったら家で一人、ドキュメンタルを見ながら海賊のように酒を飲み干していたい。

何度言い方を変えて「とにかく用件は?」と聞いたところとて「まずは会ってから話しましょう」しか言わないbotと化したおじは、申し訳ないが左スワイプをさせていただきました。

上級編:犯罪ギリギリ金持ち(自称)おじい

これはここ2、3年で会ったおじの中でトップクラスにやばいおじのお話。

花金に女友達4人と初めて行くお店でご飯を食べて、酒好きの民ゆえ浴びるように飲み、すっかり気分もよくなって帰ろうとした終電間近。

すると、隣の席に座っていたお兄さん的な人に「よかったらここのお会計お支払いするので、もう一軒行きませんか?」と声をかけられました。

最初はナンパかなと思っていたのですが、よくよく話を聞くとそのお兄さんが一緒に飲んでいた取引先のおじいさん(推定70歳)が私たちと飲みたいと言っているから飲んでくれないか、とのこと。

いやだっっっっっっっっっる!

何が楽しくておじを通り越したおじいさんと花金を彩らなければならないのか。

お兄さんからの誘いを断っていると、奥からドン・おじいがのそのそ出てきて
「俺は地元で会社を作って、今は全国展開させている〇〇(店名)の創設者なんだ」
「俺の住んでいるタワーマンションには芸能人がたくさん住んでいる」
「金ならいくらでもあるから一緒に飲もうじゃないか」

と、全ての言葉に幻滅するような台詞をつらつらつらつら。

とにかくやべえ奴から解放されたい一心で終電があるので帰りますと必死に断ったら、
「今日飲めないなら、ラインを交換してくれ。それと名前も教えてほしい」と動画を回し始めたのです。やべーなおい。

全員が自己紹介させられ、さらに本名を言うよう言われたのですがあまりにも怖くて全員嘘の名前を言いましたが、さすがのさすがに身の危険を感じたので、代表で私一人だけのラインを差し出して逃げるように退店。

その後、激ヤバおじいから届いたラインがこちら。

出、出〜速攻個人情報特定希望老人〜〜〜

もういきなり個人を特定しにかかってますよ。恐怖。
偽名なので漢字なんて知らんがなという気持ちですが、無視してお礼ラインだけしたら、

ど、どどどどどどど同伴…?

ただの会社員なのですが、このおじいさんは出会う女子全員、夜の蝶と思われていらっしゃるのでしょうか。
ここまでくるとこの激ヤバおじいのことが逆に心配になってしまうレベル。誰かこの人に常識を教えてあげて。

あまりの恐怖に返信できずにいると、

鬼電の嵐。

もう昼夜問わず、おじいから電話がくるわくるわ。暇なのかな。

最初から最後まで恐怖しかなかったので、これはブロック一択。
ここまで狂気に始まり狂気に終わったおじいはなかなか出会えないので、これもまた人生。

みなさんもこじらせおじ・おばにはくれぐれもお気をつけて。