出戻り!マッチングアプリ飯
昔はネガティブなイメージも多かった「マッチングアプリ」ですが、最近では、「私たち、アプリ婚です♡」という声もよく聞くようになりました。
そして何を隠そう、私ライターNも、このマッチングアプリで過去に恋人を作った張本人です!
しかし、ラブラブハッピーな日々も今は遠い昔の話となり、気が付けば28歳、春。
「このままではあっという間に『29歳、春(独身)』になってしまう!」ということで、この度、マッチングアプリに出戻りました!
マッチングアプリの世界には様々な男性が存在し、その男性の数ほどドラマがあります。
どうかこのドラマの最終話が感動のフィナーレとなることを心から願って、実際に私が体験したガチデートの数々をご紹介します。
ヒップホップ好きの年下男子とマッチング♡
今回のデートのお相手は6つ年下のEくん。
ここ数回の年上男性とのマウンティングデートの数々に疲れ果てていたこともあり、気分転換にと久しぶりの年下男子とマッチング。歳は離れていましたが、メッセージの雰囲気も非常に落ち着いており、また、「ヒップホップが好き」というややマニアックな音楽の趣味が共通していたこともあり、まずはサクッとお茶デートをすることになりました。
これは私に興味ないパターン…!
実際に会ったEくんは、派手な柄シャツにパーマヘアの見るからにイケイケな男性。
とりあえずと近くの喫茶店に入ってからも、会話は「Eくんによるヒップホップの歴史解説」と、「Eくんが普段からやっているダンスについて」で、合いそうで合わない会話が続きました。
また、メッセージ交換の際にはあまり感じなかったのですが、実際に話してみるとEくんはかなり若く、会話のほとんどが「マジすかw」「あーね」「Nさんってめっちゃ大人っすね」の3パターン…。
10分ほど話したところで、「この人は私に興味がないんだろうな」と分かってしまい、私も落ち込みモードに。
たまに入ってくるワードも正直何を言っているのかよく分からず、こちらも愛想笑いで受け流すというやりとりが続き、結局1時間ほど会話をしても私がEくんについて分かったことは、「一般企業に務めたがやる気が出ないので仕事終わりにダンスをしている私に全く興味がない男の子」ということだけでした。
驚愕のチケット強奪事件!
お互いに興味がない人と過ごす時間は、それはそれは苦痛だったため、1時間ほどで切り上げようと考えていたのですが、最後の方にEくんが好きだというヒップホップアーティストのライブに行くことを告げると、Eくんの態度が一変。
「え!それ俺チケットとれなかったんすよねーうらやましい!」と今日一のテンションで食いついてきました。
今更話が盛り上がったところでなあと思いつつ、「でも仕事忙しくて行けるか危ういから頑張らないと~」と適当に話していると、「え?そうなんすか?じゃあ俺行くんでいいですよ!Nさん忙しいって言ってましたもんね!チケット譲ってもらえれば行くんで。このチケットって譲渡できたっけなー※」と、なんと誰も頼んでいないにもかかわらず、勝手にチケットを譲り受ける気満々で詳細を調べ始めたのです。(※最近のライブのチケットは違法な値段での転売を防ぐために簡単には他人に譲渡できないシステムになっていることが多いため)
このままでは見知らぬ若者にライブのチケットを奪われる!と焦りながら、「いやでも頑張って行くから大丈夫だよ!心配ありがとう!」と巻き返すと、今度は「そのライブ誰と行くんですか?相手の方行けないとかないすか?俺どうしても行きたいんでどうにかしてもらえませんか?」と必死の粘り。
たとえ同行人が行けなかったとしても、全く興味もなくてここまで失礼な相手とライブに行けるわけもなく、「相手は私以上にこのアーティストさんのことが好きな子だから無理かな」と断ると、かなり渋々といった様子でなんとか引き下がってくれたEくん。
結局その後もなぜか私は全く悪くないはずなのに「なんかごめんね」と謝る羽目になり、Eくんからも「別にいいすよ」と気まずい雰囲気をかまされ、お互いに雰囲気の悪い中解散。
450円(税込)のコーヒーを頼んだはずが、「一緒に払っておきました。500円で大丈夫です」とこちらは全く大丈夫ではないお会計をされ、LINEも交換せずお別れしました。
ライターNのアプリ飯は(残念ながら)まだまだ続きそうです。
Text:Tanaka Nanami
「この透明感を手に入れたい…」憧れのつるんと毛穴レス肌に♡111万本販売突破した【韓コス名品】が優秀すぎる