美術とネイルの熱愛カンケイ
感性を揺さぶる展示はもちろん、様々な楽しみ方ができる美術館。指先にさりげなく、そのうっとりな世界観を描いて訪れたらもっと楽しくなるってもの。
そんな個性的なデザインネイルに夢を乗せて美術館へGO!
（コチラの記事もチェック）【個性派アートが指先に!?】多田明日香「flora」をイメージした美モチーフにうっとり♡シャレ度UPなデザインネイル
NEW ARRIVAL NAIL
今回のテーマ：画壇の仙人・熊谷守一の「桜」と「アゲ羽蝶」
担当したのは、virth +LIM 山口真智子さん
▼ MOTIF
＂仙人＂と呼ばれるのを本人は嫌っていたともいうけれど白く長いヒゲをのばし、長年自宅の敷地を出ずに身近にある小さな生命たちを見つめ自分の思うままに描き続けた姿は、そう呼ばれることにも納得してしまう。近年はその生き方が映画にもなり注目されている。左手は幸運を呼ぶという鳥・鷽（うそ）と桜を描いた「桜」、右手は油絵の絶筆となった「アゲ羽蝶」をモチーフに、それぞれのデザインをリンクさせ、守一の素朴な画風と色使いを洒脱なネイルに。
▼ MUSEUM & EXHIBITION
熊谷守一美術館37周年展
開催中～7月3日（日）＠豊島区立熊谷守一美術館
熊谷守一の作品だけでなく、独特の世界観も感じられる個人美術館。5月28日の開館記念日を挟んで、美術館の誕生日を祝うように特別企画展を毎年実施している。37年目の今年は、守一の故郷・岐阜県中津川市付知町「熊谷守一つけち記念館」より、「守一の庭」をテーマに熊谷守一作品20点と、収蔵作品をあわせて展示。
日本のフォービズムの画家と言われながら徐々に抽象的絵画に没頭していった熊谷守一。晩年はあまり外に出かけることなく、自分の家の庭で生き物や植物、何気ない身の回りをじっと見つめて、描きたい時だけ描いた孤高の画家。
RECOMMENDED MUSEUM & EXHIBITION
「ボテロ展 ふくよかな魔法」
@Bunkamura ザ・ミュージアム 開催中～7月3日（日）
現代を代表する美術家のひとりであるフェルナンド・ボテロ（1932～）の作品は、あらゆるカタチがふくらんでいる。人物や動物だけでなく、楽器や日用品さえも膨張していて、そこに官能やアイロニーなど複雑な意味合いが含まれて観る人の感性に訴えかける。生誕90年の記念すべき本年、日本では26年ぶりとなる展覧会。
国立西洋美術館リニューアルオープン記念
自然と人のダイアローグフリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで
@国立西洋美術館開催中～9月11日（日）
施設整備のため2020年10月から休館していた国立西洋美術館がリニューアルオープン。国立西洋美術館とドイツ・フォルクヴァング美術館のコレクションから、自然と人の対話から生まれた芸術作品を展示する。
お気に入りネイルで、周りと差を♡
Composition & Text:Kamakura Hiyoko
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