プロフェッショナルイイオンナ論

arはイイオンナたちによって作られている♥
仕事に実直で、〝カワイイ〟への愛情は最上級! 現場でタッグを組むことが多い戦友のような二人、
モデル・八木アリサさん&スタイリスト・中野ゆりかさんを召喚。
職人気質な仕事へのスタンス、夢を叶える秘訣を語る!

(コチラの記事もチェック)いくつになっても甘くなりたい♡八木アリサがお手本!【大人ガーリーコーデ】5選

(右)八木アリサ(左)中野ゆりか。ar9月号より

自分ができる準備は自分磨きのみ。
いかに現場で満腹になっていただけるか byYAGI

YAGI 編集さんやスタイリストさんは撮影に向けて下準備がたくさんあるなかで、モデルの私は「現場に行く」ことしかできないんです。唯一できる下準備が自分磨きをして待つこと。いかに現場で満腹になっていただけるか、いかにいいパフォーマンスができるかにかかっている。だからずっと自分磨きのプロフェッショナルでありたい。理想ですけど…(汗)。

NAKANO 私的にアリサは見た目は完璧にイイオンナだけど、中身はカッコイイオンナ。撮影中もとっさの対応力があって尊敬できます。ただ撮られるだけじゃなく、いいものを作るチームの一員として一緒に考えてくれるから、仕事をしてていつも最高に楽しい!

YAGI 最初は何の強みもなく〝好き〟だけで上京してきたから、壁にはいちいち不器用にぶち当たってきました。お芝居の現場で培った経験も、何でもモデルとしての表現の糧になるから、とにかくアンテナを広げてインプット。与えられた役や雑誌の雰囲気に合わせて自分の表現の引き出しを総動員して、少しでも読者さんにピトッと寄り添えていたらいいなぁという気持ちで現場にいます!

常にインプット!
好きなことだから息を吸うように自然に byNAKANO

NAKANO 現場で何を言われてもどんなコーデにも対応できるように、いっぱい引き出しを作っておきます。カワイイものっていつ目に入ってくるかわからないから、お休みの日も関係なく、無意識にアンテナを張ってるかも。好きの延長でやってるだけなので仕事のルールというより、息をするようにやっていること。壁にぶつかっても、もっと違う角度や方向性で今までにない新しい提案をしなきゃって、街行く人を観察したり、夜遅くまでやっているTSUTAYAに駆け込んで洋書を読みあさったりネットを見たり、多面的にインプット。ちょっとでも変化をつけないと自分にも飽きちゃうし、好きでやってるからこそもっと極めたい。もっと可愛くしたいし、もっと驚かせたい!

YAGI まさに情熱大陸。かでんさん(中野さん)はプロフェッショナルの鑑だよ。お酒の席でもすぐ熱くなって仕事の真面目な話ばかりしちゃうし。我々、こんな企画に呼んでいただいたけど、仕事に対して恥ずかしいくらい暑苦しくて泥臭いオンナでは?

すべて全力120%!
暑苦しくて泥臭いけど、“好き”がベースにあるから極められる byNAKANO

NAKANO 小物まで手を抜かず、全部120点にしないと納得できないので、一つ一つを我が子のように想って命をかけてます。「これでいっか」が悔しくて「これがいい」じゃないと嫌で…。

YAGI 〝自分の夢を叶えてあげられるのは自分しかいない〟ってわかってるから、これだけ真面目に仕事に向き合えるのかも、私たち。

NAKANO お互い、〝好き〟がベースにあるからね。好きなことがわからないとインスタのDMがよく送られてくるけど、自分と向き合わないと見つからない。そのためには自分を知って自分らしく生きるのが大事かな。他人に「こう思われるから」なんて取っ払って、もっとシンプルに、〝好き〟に一直線に。自分の人生なんだから! 私もアリサも、大きな目標があるわけでもないし、成功を掴みたくてやってることじゃないんだよね。

YAGI 本当にそう。次これやりたいとか、目標があるわけじゃなく、その時その時を頑張ったらたまたまついてきた。「好きだからやりたい」を追いかけてきたら、ここまで来たよね。しかもまだまだ極められると思ってるから、「夢が叶った」とかゴールという感覚がないのかな?

“自分がアガる”に対して素直なことが一番♥ byYAGI

YAGI 結局イイオンナってなんだろう? 自分に似合うものを見つけられてる方もステキだし、肌色も骨格も全部取っ払って自分の好きなものを楽しんでる方もステキ。全部が前に出てるんじゃなくて足し算引き算が上手な方や、肌や髪、ベースにあるものをきちんとケアできてる方もステキ。どんな形であれ、たった一人しかいない自分を楽しんでいたら、それだけでイイオンナだと思う!

NAKANO 私も、誰からどう見られるかよりちゃんと自分の好きなものを着ている人をイイオンナって感じるかな。インスタのDMで「骨格ストレートだからこれが似合わなくて」とか相談されると苦しく感じちゃう。形は合わなくても色を変えたら似合うかもしれないし、そういうトライをどんどんしてほしい。〝好き〟を諦めてほしくないからその手助けをしていきたいなって思ってる。「好きだから」「気分がアガるから」その服を着て、楽しい毎日を送れている人がイイオンナかな? メイクも服も誰かのためじゃなく、自分のために。

YAGI わかる!! 〝自分がアガる〟に対して素直なことが一番大切。〝好き〟に素直でいる女の子がいっちゃんカワイイ♥ 自分で自分のこと、切り捨てないで楽しんであげてほしいよね。

今日からのモチベに♡

Model:八木アリサ、中野ゆりか
Text:Ikeno Momo

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