『六本木クラス』第9話を徹底考察!
日韓共同プロジェクトで実現! 『梨泰院クラス』のジャパンオリジナル版『六本木クラス』の主演は、竹内涼真さん。絶望の淵に立たされた青年・宮部新が、仲間とともに巨大企業に立ち向かっていく姿を描いていきます。ハラハラする下克上を主軸に、キュンとするラブ要素、さらには青春群像劇のエモさまで兼ね揃えた『六本木クラス』。気になる9話を考察します。
(第8話の考察はコチラ)「これが愛…」葵(平手友梨奈)の健気さに新(竹内涼真)もギュッ…!葵の切ない気持ちから改めて学ぶ「恋」と「愛」の違いとは?
葵のことを「妹」だなんて… 新、そりゃないよ(涙)
待ってくれよ、新(竹内涼真)……。葵(平手友梨奈)のこと、ギュッと抱きしめたよね!? しかも、わざとか? ってくらい頭ポンポンしてたし。それなのに、「女として、見たことはない。葵は妹で、大切な仕事のパートナーだから」ってあっさり言ってのけるなんて(呆然)。
あれだけ猛アピールされていたら、葵から好意を持たれてると分かっているはず。だから、いわゆる“思わせぶり”になるようなことはしないと思っていました。もしも、彼女の気持ちに応えられないのなら、真面目な新は、葵に対して少しでも男を感じさせるような行動は控えるはず。ハグや頭ポンポンなんて、するわけがない! と。
しかし、そのパターンがあったかぁぁあああ! 葵のことを“妹”をしてしか見てないから、「好きです!」と言われても、「はいはい、家族としての好きでしょ?」と頭のなかで変換していたのか……。10個の年の差があるし、教師が生徒からの告白を間に受けない、みたいな感じで。
でも、葵に100%気持ちを向けているわけじゃないにしても、5%くらいは傾いていると思っていました。“勘違いされないように”という気遣いもないほど、葵のことを意識していなかったなんて。これ、葵を好きになる可能性って、0に等しいんじゃないか?
葵の仕掛けにも揺らがない新…
そう不安になったところで、葵が仕掛けます。
「好きです。社長。愛してる、愛してる……」
涙ながらに、本気で愛を伝える葵。これで、ようやく新も葵の本気度を分かってくれると思ったのに! 新は! この期に及んでも、「家族みたいに気軽に話せるからだろ?」とか言っちゃって。どれだけ、葵のこと意識してないの(号泣)。葵は、人生を賭けてあなたについて行くと決めたのに。
けれど、葵の恋心を利用しようとしないのが、新らしいなと思いました。「年も離れてるし、“今は”妹としてしか見れない」と答えたっていいはず。葵は、恋心ありきで二代目みやべのために奮闘していたのだから、ハッキリ断ってしまえば、仕事へのモチベーションが下がってしまうかもしれません。それでも、新は「好きになるな」と突き放しました。
これが、彼なりの愛であり、本気で葵と向き合った結果だったのかもしれません。
葵、今は辛いかもしれないけど、いつかきっと“あの失恋があったから”と思えるような相手と出会うことができるよ。そう言って抱きしめてあげたくなるくらい、泣きじゃくる葵の姿が苦しかった。マブダチ・りく(さとうほなみ)が、初めて失恋したであろう葵を、優しく包み込んであげていることを願います。
終盤戦の鍵を握るのは、龍二?
第9話でいちばん変わったのが、龍二(鈴鹿央士)です。葵に、「もし私がほしいなら、長屋を継いでよ」と言われたことをきっかけに、大嫌い(であろう)父・茂(香川照之)のもとで働くことを決意。もう、なんだか、彼の愛情は恋を超えて執着になっているような気が……。
鈴鹿くんは、2020年放送のドラマ『MIU404』(TBS系)でも、ついて行く相手を間違えて、悪に手を染めてしまう少年を演じていました。素直そうなビジュアルだからこそ、“悪”に振り切った時のギャップがすごい。『六本木クラス』で演じている龍二も、素直なキャラクターです。
だからこそ、いる場所を間違えてしまえば、大きく人生を変えてしまう可能性がある。長屋の悪い風習にも染まってしまいそうな感じがするのです。だって、今までなら、葵のマイナスになるようなことは絶対に言わなかったのに、新に「今まで、葵を女として見たことはありますか?」とか聞いちゃうし。
いよいよ、終わりが近づいてきた『六本木クラス』。最後の鍵を握るのは、龍二なのかもしれません。
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