奇跡の41歳・藤井明子

ar girl歴21年、レジェンド的存在の藤子様。
40代とは思えぬ透明美肌もさることながら、人間力もトップクラス。
今回はこれまでのヒストリーをおさらいします♡

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藤子の変遷物語

藤子様って一体ナニモノですか!? 10代から40代までの軌跡を一気に振り返り。
掘れば掘るほど濃密な藤子ヒストリーは、人生をよりよく生きるヒントの宝庫♡

FUJIKO's check list

  • 20代からのジブランディング
  • どんどん若返るナタデココ肌
  • OLからの一念発起、起業
  • 多くの芸能人が愛用するスキンケアブランドのディレクター

「私にはこれがある」と胸を張れる何かがほしかった

藤井明子。

両親には可愛い可愛いと育てられていたけど、それがまやかしの世界だと気づいてしまった10代。顔が大して可愛くないという事実に悲観せず「顔が普通なら勉強だ!」とシフト。中学で猛勉強して進学校に入学するまでは順調だったけど、進学校にはもっと賢い人たちが大勢いるわけで…。頭で上にいくのは難しいと悟り、一度は諦めた外見を磨いてみることにしたんです。そして高3の時に誘われたのをきっかけにサロモをスタート。高校の勉強って社会人に必要?と疑問を感じると、一気にやる気を失って大学に行くことを断念。学歴を諦めた私は「聞こえのいい職業に就こう」と考え、航空系の専門学校へ進み英語や資格取得に没頭。就職先を探す時も自分の鎧になるかを考えていました。どうしても「私にはこれがある」と思える武器がほしかったんです。
 
19歳で在学中に、航空会社のグランドスタッフとして入社。20代は社会に出て、いかに自分が何も持っていないかを目の当たりにして一番辛かったです。家に仕送りをしながら、キラキラした女子たちと働いていたので悲しい気持ちになることも。でも劣等感を抱いた時に誇れるものがあれば、心の拠り所になってくれるので、次は仕事にフォーカスし、〝すべてのジョブを極める〟ことを会社での目標に掲げて邁進。モデル活動も自分を保つ砦になっていたし、きれいでいようとする努力にも結びついていた気がします。

やみくもに何かを続けるよりも、目標を決めて逆算をした方が最短距離を狙えるので、人生のどのステージにおいても常に目標設定が明確でした。「貧乏暇なし」とはよく言ったもので、落ち込む暇がなかったし、やらなきゃいけないことが明確だから滞りなくやるのみ。できる範囲でMAX値を目指したいから、何かを諦めなきゃいけなくなった時にネガティブになってる時間がすごくもったいなく感じます。自分の中では諦めたことも多いし、だいぶ妥協しながらだったけど、ないものを嘆くことに時間を費やすよりも、あるものを生かしたいと思ってやってきました。

女性特有の呪いに縛られていた30歳手前

20代後半は女の呪いに一番悩まされた時期でした。キラキラ女子を横目に仕事だけは誇りを持ってやっていたけど、ブランド物やハイスペ男子との結婚など、とにかくステータスで競いがちな世界 (笑) にいたので、かなり結婚に焦っていて。「もっと高収入の人と付き合いたい」と思ったり、「次に付き合う人と結婚! 30歳までに絶対結婚!」と思ったり。もはや洗脳だし、あの頃の自分に会えたら往復ビンタしたいくらいの思考回路。無事プロポーズされて思い描くレールに乗り込んだはいいものの、自分の中にある違和感に目をつむった結婚をした結果、離婚しました。前の結婚で学び、世の女子に勝手にお伝えしたいことが100個くらいありますが(笑)、そのうちの3つをご紹介します。

結婚したいがために違和感に目をつむらないこと、周りの意見は一旦聞いてみようということ、我慢が前提で長く続けられる関係なんてないということです。辛いこともたくさんあったけど、学びが多すぎて、今の私があるのはこの経験があったからだと言い切れます。そんな今の私がパートナー選びで大事にしたことは〝お互いに自然体でいられること〟、これに尽きます。プライベートは激動だし仕事も面白くないと感じていた時、信頼する上司から言われた〝職場に不満があるの? じゃあ自分の力で変えてみなよ!〟という言葉が仕事に対する考え方のターニングポイント。誰かが変えてくれるのを文句を言いながら待つのではなく、自分が動くことで少しずつでも変えられるという経験をして、どんどん仕事が楽しくなりました。本社に異動してからは人生が一気に加速。多忙な時期に今の夫と結婚。やりきった!と思えたので約20年の会社員生活に終止符を打ちました。

人生において大事なのは、選んだ道を自分の力で正解にすること

藤井明子。

「インフルエンサー業は30代半ばからスタートし、目標がほしかったので自分のブランドを作ることに設定しました。前のめりで語るほどスキンケアが好きだし、「こんなアイテムがほしい」と思ってもなかなか巡り合えないので作る意義を感じ、〝ファチュイテ〟を立ち上げました。これまで人生の選択で迷うこともあったけど、正しいか正しくないかは初めから決まってるものではなくて、自分で正解にしていくもの。不正解になるのは「やっぱりあっちにしておけばよかった」と選んだ道を後悔して腐った時。そうならないために、自らの努力とメンタルで「こっちを選んでよかった」と思えるようにするしかない。そう自分に言い聞かせてきました。

最近になって特に実感するのはメンタルは捉え方ひとつということ。過去にあった事実は変えられないけど、事実に対する今の自分の考えは変えられるんです。過去の辛い経験をトラウマという足かせにするのか、「あの経験があるから今の私はこんなに強い」と糧にするのか。屁理屈みたいなものだけど、すべて自分の頭の中の変換次第。ポジティブに、柔軟に、自分に都合のいいように変換して、自分が納得できればそれでいいんですよね。」

たくさん悩んでそれらを解決してきた生き方はタメになることばかり。
ぜひ参考にして、人生をより良いものにしていきましょう♡

Model:藤井明子(argirl)
Photo:Shioya Miku (LOVABLE)
Styling; Funato Yui
Hair Makeup:Kato Shiho (PEACE MONKEY)
Text:Ikeno Momo

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