ひとりでは気持ちよくなれるのに、彼とは…

「セルフプレジャーなら気持ちよくなれるのに、彼とのセックスだと気持ちよくなれない」これまでに多くの女性からこの悩みを打ち明けられました。

彼がすごく下手というわけでもなく、ある程度は気持ちよくなれるのに、ひとりの時ほどは気持ちよくなれないのは珍しいことではなく、誰でも一度は経験していると思います。

彼とだと気持ちよくなれないことには、ふたつの原因が考えられます。ひとつは【彼のやり方が合っていない】こと、そしてもうひとつは【不安がストッパーになっている】ことです。

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彼のやり方が合っていないのは当然。自分好みをさりげなく伝えて

ひとりだと気持ちよくなれるのに、彼とだと気持ちよくなれない理由で最も多いのが、やり方が間違っているということ。

気持ちよくなるために刺激する場所、刺激の強さや速さには好みがあり、同じ女性でもみんな微妙に違っているのが普通です。年月をかけて自分の体に合った触れ方を覚えていくので、自分が気持ちよくなる方法を知っているのは自分だけ。

彼は当然その方法を知らないので、声や体の反応を見ながら手探りで進めていくことになります。場合によってはアダルトな動画やSNSで見た情報を頼りに間違ったことをしてしまうこともあります。

自分好みの方法を知ってもらうためには、教えてあげるのがベスト。「もうちょっとだけ強くできる?」「もう少し下かも」と微調整したり、彼の体を使って「こんな風に触って」と再現して見せるのも効果的です。

演技をしないことも大事です。気持ちよくないのに演技してしまうと「こうすれば気持ちよくなるのか」と間違った情報を彼に与えてしまうことになります。気持ちいい時には2割増しで気持ちよさそうな表現をして、気持ちよくない時には吐息程度に抑えるなど、メリハリのある反応を心がけると気付いてもらえますよ。

"安心できる関係"を築くことが快感への近道にも

やり方が合っているのに気持ちよくなれない場合、心の中にある不安がストッパーになり、快感の邪魔をしているかもしれません。

「避妊に協力してくれない」
「またこの間みたいに痛くなるかもしれない」
「本当は明るい所でしたくないのに」
「きちんとシャワー浴びたいな」

こういった不安があると、気持ちよくなりかけていても無意識にストップがかかることがあります。自分好みの刺激なはずなのに、なぜかくすぐったいだけだったり、気が散って他のことばかり考えてしまったりするんです。

ストッパーを外して彼と思い切り楽しむためには【安心できる関係】【安心できる環境】を整えましょう。

安心できる関係】とは「痛い」「したくない」などのネガティブな感情も報告し合える関係です。「これを言ったら嫌われるかも」「傷つけるかも」とひとりで我慢するのは逆効果。気を遣いすぎると相手にも伝わるので、お互いにとって言葉を発しにくい雰囲気になります。

普段から「気持ちいい」「好き」などのポジティブな言葉をかけ合う習慣があると、「これはちょっと苦手かも」などとネガティブな報告をされた時のショックは和らぎます。良いことも悪いことも本心を言いやすい関係を築いていきましょう。

避妊や性感染症について一緒に学んで正しい知識をつけることも大事です。「セイシル」というサイトは10代のための性教育サイトですが、大人が読んでもためになりますよ。

また、【安心できる環境】とは、ベッド周りの環境です。ふたりきりになれる場所と焦らなくてもいい時間を確保し、お風呂で体を清潔にして、暗すぎず明るすぎないリラックスできる環境を整えましょう。

途中で周りが気になって気が散る場合は、生活感のあるキッチンやリビングがベッドから見えないよう、カーテンやパーテーションなどで仕切りを作ることもおすすめです。

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