話題のドラマ『silent(サイレント)』第10話を考察!

紬(川口春奈)と再会したことで、前向きになれた想(目黒蓮)。長年モヤモヤしていた家族との関係も修復することができて、これからは幸せな日々が待っているはずでした。それなのに、それなのに…。

好きになりすぎたあまりに、どうしても苦しくなってしまう。“ずっと”一緒にいることを意識すると、将来の子供に病気が遺伝するんじゃないか?と不安になるし、高校時代のように“同じ”立場ではいられない。あの頃は、同じ音楽を聴いて、同じように映画を観て、「いいね」と言い合えていたはずなのに。

ただ、「声が聞きたい」と言われた紬も、苦しいですよね。紬だって、もしも自分に病気を治す能力があったら、真っ先に想の耳を元に戻してあげていたと思う。でも、そんな能力は備わっていないのだから、どうしようもない。想のお母さんが言うように、誰のせいでもないことが、いちばん厄介だなぁって。こんなにお互いに苦しいのなら、もうお別れした方がいいのでは? と思ってしまうけれど、そう簡単にはいかないのが恋なわけで。

やっぱり、聴こえる人と聴こえない人は、分かり合うことはできないのだろうか…と苦しくなったところで、救いの存在になってくれたのが春尾(風間俊介)と奈々(夏帆)です。この2人は、大学時代に仲違いをしてしまったけれど、時を経て大人になった今、また歩み寄ろうと頑張っている。紬と想が進む道を閉ざされそうになった時は、春尾&奈々が“光”となり、誘ってくれるじゃないかな。こんなに苦しんできたからこそ、最後は紬と想の幸せな姿が見たいです。

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