「生理前に眠くなる!」どうしたらいい?原因と対処法6選

みなさんこんにちは、薬剤師美容家のセリナです。今回のテーマは「生理前の眠気」について!PMSの症状といえばイライラや気分の落ち込みが有名ですが、次いで悩まされている人が多いのが眠気です。仕事で大事なときなのに全然集中できない!なんてことを避けるためにも、是非今回の記事を読んで対策してみてください♡

生理中の眠気は、なぜ起きるの?

そもそも、どうして生理前に眠気が起きるのでしょうか?

そこにはやはり、ホルモンが関係しています。

俗にいうホルモンバランスというのは、別名女性ホルモンと呼ばれるエストロゲンと、基礎体温を上げ受精卵が着床しやすいようにしてくれるプロゲステロンという2つのホルモンのバランスを指していて、このバランスが良好だとPMSのない健康的な生理を迎えることができます。しかし、日々の生活習慣や体質でバランスが崩れてしまい、プロゲステロンの量が多くなりすぎてしまうと、体温が高い時間が長くなってきます。
人は朝起きて体温が上がると目が覚め、下がると眠くなる性質をもっていますが、常に体温が高い状態で差がなくなると、切り替え時がわからなくなり1日中ぼーっとしてしまったり、強い眠気に襲われてしまったりするわけです。

生理前にどうしても眠い時の対処法

生理前に眠くならない体をつくるためには、日々の習慣を少しずつ変えていくことが必要です。でも「今すぐこの眠気をなんとかしたいんだ!」というあなたに、簡単にできる対処法を伝授!

ぜひ実践してみてください♡

✓日光を浴びる

朝起きてから10分ほど日光を浴びることで、セロトニンという脳を整えてくれるホルモンが活発になり目を覚まさせてくれます。自律神経を整えるのにも役立つのでとてもおすすめ!

最近はリモートワークで1日家から出ないことも増えている世の中ですが、昼夜の区別をしっかり身体に教えてあげる意味でも日の出ている間に1日1回は外に出るようにしましょう。

UnsplashのWesley Tingeyが撮影した写真

✓少量のカフェインをとる

眠気打破といえばカフェイン! 生理中はとらない方が良いと思われがちですが、生理前の1日1杯程度なら問題なし。食後のブレイクタイムですっきり目を覚ましましょう!

✓首のうしろを冷やす

冷やし過ぎはもちろんよくありませんが、眠気が強い場合は体温が上がりすぎていることがあるので冷やしてあげることもGood。保冷剤を首のうしろに1分ほど当ててあげるだけでもほてりが引いていきます。ぜひ試してみてね♡

UnsplashのKlara Kulikovaが撮影した写真

✓体質を変えるためにできること3つ

応急処置をしている間に、生理前でも眠くならないホルモンバランスの取れる身体をつくりたいですよね。そんな人は是非この3つをやってみて!

① 軽い運動をする

言わずもがなですが運動習慣はホルモンバランスを整えるのに必要不可欠! かといって激しい運動じゃなくても全然OKです。私は3日に1回程度YouTubeで15分間のヨガをしています。深い呼吸でリラックス&筋トレで血流がよくなり、この習慣を取り入れるようになってからとっても体調が良いです。運動不足気味の人はやってみると吉。

② 漢方薬を飲んでみる

医療の力に頼ることも大切。ホルモンバランスを整えるのに漢方薬はうってつけです! 病院で処方してもらうのが一番ですが、どうしても行く時間のない人は市販で売っている「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」と「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」がおすすめ。

どちらも女性ホルモンにアプローチしてくれますが、当帰芍薬散は冷え性で貧血やめまい、肩こりなどの症状がでやすい人に。加味逍遙散は生理前いらいらしやすくほてっている感じがあったり、便秘体質のひとにおすすめです。生理前の眠気に効く市販薬として「ネムルナ」というお薬がありますが、この中身は加味逍遙散。病院のものよりは有効成分の量は少ないですが、試してみる価値ありです。

③ 鉄分をとる

まれに生理前や生理中におこる貧血が眠気の原因になっている人もいます。貧血になると脳へ酸素を運ぶことができなくなり眠くなってしまうんです。食事で鉄分や葉酸の含まれたたべものを積極的にとったり、サプリで補うのも良し◎
わたしは小林製薬の鉄葉酸カルシウムサプリを愛用しています♡

大事な仕事やプライベートのことに集中できますように...♡

以上、今回は生理前の眠気対策についてお話ししました!みなさんが大事なお仕事やプライベートの予定に集中できますように♡またね~!

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