【ブラッシュアップライフ・第7話】「あーちん、何周目？」ついに他人と”ブラッシュアップライフ”を共有する世界線へ突入！物語の鍵を握る・宇野真里（水川あさみ）の登場に不穏な気配も

2023年1月期の日曜ドラマとして放送中の『ブラッシュアップライフ』（日本テレビ系）。主演・安藤サクラ、脚本・バカリズムという最強タッグが繰り広げるタイムリープコメディは、早くも「面白すぎる」と各所で話題に！今回は第7話について解説します。

話題のドラマ『ブラッシュアップライフ』を考察

2013年1月8日よりスタートした日本テレビ系日曜ドラマ『ブラッシュアップライフ』。毎週SNSで議論が交わされる人気ドラマを、徹底解説します！

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終わらないタイムリープ

@brushuplife_ntv 人生を繰り返すドラマ⏰ #ブラッシュアップライフ #安藤サクラ #バカリズム #毎週日曜よる10時30分《 #TVer ♬ オリジナル楽曲 - ブラッシュアップライフ_日曜ドラマ【公式】

近藤麻美（安藤サクラ）、3周目の人生ではテレビ局に就職しました。1周目では市役所職員、2周目では薬剤師、そして3周目でドラマプロデューサー。一度きりの人生で方向性の異なる職種を経験できるだなんて、あぁうらやましい。…いや、一度とは言わないのか、この場合は。

順調にドラマプロデューサーとしてのキャリアを駆け上がり、ついに自身が手掛けるドラマ「ブラッシュアップライフ」放送まで漕ぎ着け、紆余曲折ありながらも「今度こそは！」と誰しもが思っていたその矢先、予想外すぎる衝突事故により死を迎えてしまいます。

4度目の正直、次なる新しい生命は”北海道のムラサキウニ”。あーちん、絶望。全視聴者、失笑。もちろん、4周目の人生をやり直すことにした麻美。4度目の人生、どうなる？

切ない太陽、切ない麻美

4度目の人生となると、とことん徳を積むために、真面目に真摯に生きていく。
その結果、仲良しトリオのなっち（夏帆）・みーぽん（木南晴夏）との仲が深まらない事態に陥ってしまいます。寂しさをバネにさらに勉学に励むも、2人との距離は遠くなる一報…見た目は子供、頭脳は大人と言えど、この悲しさはそう簡単に受け入れられるものではありません…ドラマクラブは3人揃ってこそなのですよ…。

@brushuplife_ntv 【#ブラッシュアップライフ】“どっち？みたいな空気。”　#安藤サクラ #夏帆 #木南晴夏 #水川あさみ脚本#バカリズム ♬ オリジナル楽曲 - ブラッシュアップライフ_日曜ドラマ【公式】

その代わりにと言っては何ですが、あの”宇野真里”との仲が深まっていきます。”まりりん”と呼ぶほどの仲になるのですから相当です。
麻美、さすがに4度目ということもあり、テストで学内順位1位をキープ。そうです、宇野真里の地位、奪還です。そのまま生徒会長に就任し、宇野真里が副会長という優等生コンビに。

3周目の人生まではなっち・みーぽんと行動を共にすることが当たり前だったのに、成人式でも隣りにいるのは宇野真里。決して宇野真里がダメなわけではないのです。満を持しての宇野真里、いや水川あさみの登場に嬉しく思っている部分もあります。
ですが、なっちとみーぽんを見かけては切ない視線を送る麻美を見ると、それはもう胸の痛みが止まらないのです…！

暴れる新成人を見て冷静な感想を述べる優等生コンビ、優秀すぎてちょっと近付けない。そりゃなっちとみーぽんも距離を置くのも致し方ないのかもしれません。
「人生2周目じゃない？」と囁かれる標的は宇野真里から麻美に。ということは、やっぱり宇野真里も…？

さて、医師免許を取得し、大学院に進学した麻美。絵に書いたような優等生人生。眼鏡を掛けて前髪をピタッと抑えおでこを出すスタイル、安藤サクラのビジュが最大限に活かされていて最高です。

新旧ブラッシュアップされていくストーリー

ミタコング（鈴木浩介）冤罪の回避、しーちゃん（市川由衣）との遭遇、おじいちゃん（綾田俊樹）の体調悪化の防止、玲奈ちゃん（黒木華）の不倫の阻止……定期ミッションにもかかわらず、全く飽きない。「今回はどんな展開に？！」と楽しみにしちゃってる自分もいますよね、不思議です。
そしてみなさん、薬局で元カレ・田邊（松坂桃李）が載っているはずの雑誌をあえて選ばなかったことにお気付きでしょうか。大学が違う4度目の人生、出会ってないとはいえ記憶にはあるはず。麻美の成長と余裕が伺えます。

4周目でのnew!としては、妹・遥（志田未来）の彼氏・賢治（田村健太郎）の登場、そして結婚。
一つ疑問に思う部分として、麻美の恋愛模様が田邊以降描かれていないことが挙げられます。人生において恋愛は付き物…とは言い切れないですが、田邊とのこと、また、過去に「私のせいで恋愛話をしなかったのか？」とショックを受けていた麻美自身に色恋の意識は確実にあると言える中で、なぜ描かれないのでしょうか。あえてなのか、ただただそのような人生なのか、気になるところです。

それにしても、4周目の人生で麻美に寄り添う音楽はこれまで以上にぐっとくるものがありました。RADWIMPS「スパークル」、King Gnu「白日」でエモさに拍車が掛かり、極めつけにZONE「secret base〜君がくれたもの〜」。これはもうエモ死。しかもなっち・みーぽんに思いを馳せるタイミングで流れるなんて、反則です。