男性の「好き避け行動」なんて本当にあるのか?

”好き避け”=本当は好きなのにそっけない素振りをしたり、相手のことを嫌っているような冷たい態度をとったりすること。

好きな人のあの態度は...やっぱり脈なし? それとも”好き避け”されてるの? そもそも本当に好き避け行動する男なんているの?そのサインは? DJあおいさんに教えてもらいました。

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人を好きになると二つの感情が生じます

ひとつは『この人と親しくなりたい』という感情。
そしてもうひとつは『この人に嫌われたくない』という感情です
同じような感情に思われがちですが、この二つの感情はお互いに相反する性質を持っているのです。
『この人と親しくなりたい』という感情は、その人とお近付きになり、意思疎通のできる関係を求めるのですが、『この人に嫌われたくない』という感情は、その人を避け、意思疎通を拒絶する反応が起こってしまいます。
関係を持たずに赤の他人でいれば嫌われることはありませんからね。
所謂『好き避け』と呼ばれる行動には『嫌われたくない』という感情が優位になっている状態と言えるでしょう。

人は矛盾を嫌う生き物です

人を好きになると多幸感が生じる一方で、不安も生じるものですから、人を好きになると自分の中で矛盾が生じ、気持ちが不安定になってしまうということです。

『この人と親しくなりたい』という感情はポジティブな感情、
『この人に嫌われたくない』という感情はネガティブな感情。
ポジティブな感情が優位になる人は好き避けをすることはないのですが、ネガティブな感情が優位になってしまうような人は誰かを好きになると好き避けをしがちですね。
また、ネガティブが過ぎる人は好き避けに止まらず、好きな人に意地悪をしてしまう『反動形成』と呼ばれる行動をしがちです。

好きなのに、あえて嫌われるような言動を取ってしまう反動形成は、自分からアグレッシブに嫌われにいけば、自分の自尊心を守れるという、最高に臆病な自己防衛です。
親しくなろうとしてお近付きになりそれを拒絶されてしまったら、自分自身の本心が拒絶されることになってしまうため、だったら自分の本心に嘘をついて、あえて嫌われにいってしまえば自尊心は守れますからね。
人と親しくなることは難しくても、人から嫌われることは簡単ですから、
ネガティブな人はそうやって自分自身を守っているわけですね。
『好き避け』と呼ばれる行動も反動形成のひとつと言えるのかもしれません。

その人がポジティブな人なのか、それともネガティブな人なのか
それが『好き避け』をしているか否かの基準になるわけですが、それを判別する簡単な方法がひとつあります。
それは『人の嫌い方』です。
ポジティブな人は、誰かを嫌いになってもあまりそれを他言することはありません
愚痴を言うことがあっても、あくまで淡白な嫌い方をします。

一方ネガティブな人の嫌い方は執拗で粘着質です。
いつまでも果てしなく延々と人を嫌っていますので、傍目でもそれがわかるでしょう。

人の嫌い方にその人の性質が出ます

その人がポジティブ寄りの人なのか、それともネガティブ寄りの人なのか、それを判別するためには『人の嫌い方』をよく観察してください。

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