簡単には割り切れない…”セックスレス”ってどうしたらいいの？
ドラマ『あなたがしてくれなくても』でも話題となった”セックスレス”問題。日本でもセックスレスは増加傾向にあると言われているけど…カップル・夫婦が気を付けるべきことって？DJあおいさんに聞いてみました。
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セックスレスの定義は？日本がセックスレス大国の理由
1年間に10回未満、それが継続的に続くと日本では『セックスレス』と見なされるそうです
20代から50代までのカップルでこのセックスレスの定義に当てはまるのは5割超と言われていますね
世界的に見ればぶっちぎりのトップになるわけですが、これは主に文化的な背景が起因しているようです
例えば、『自分の両親のセックスを想像してください』と言われると、私たち日本人は強烈な拒絶反応を起こしてしまいます
なぜなら自分の母親や父親を男女として見たことがないからです
私たち日本人にとって、母親とは母親でしかなく、父親は父親でしかありません
両親共に愛情のベクトルは常に子供に向けられているものであり、男女として互いに愛し合っているわけではない、『子供を介して愛し合っているのが夫婦』という形がスタンダードになっています
子供の前で男女としてイチャイチャする夫婦はなかなかいませんから、そんな環境で子供が育つと『夫婦ってそういうものなんだ』と刷り込まれてしまいますので、両親を規範としてセックスレスになってしまうということですね
ちなみに欧米のパパたちは家事育児に積極的だと言われていますが、なぜ家事育児に積極的かと言えば、『早くママとイチャイチャしたいから』という不純（？）な動機が多いようです
日本の父親たちが家事育児に消極的なことも、セックスレスの背景にある父親像や母親像の規範にあるものなのかもしれませんね
とはいえ、べつにセックスレスであることが悪いというわけではありません
お互いにセックスレスでも信頼関係を維持して幸福を築いていれば何も問題はないです
そもそも愛情とは『相手のしてほしいことをしてあげること』ではなく、『相手の嫌がることは決してしないこと』にあります
あまり乗り気ではなくても渋々セックスに合意することが『愛する』ということではありません
相手がお疲れ様でセックスに乗り気ではないときに『やらないこと』を許容してあげることが『愛する』ということです
お互いが乗り気になるタイミングが年間に10回未満だとしても、相手の『NO』を尊重してあげることができている関係ならば、セックスレスであっても愛し合うことができている関係になります
あまりセックスに囚われて本質である愛を見失わないように注意してください
セックスレスを恐れる余りに渋々セックスフルにしたところで、それは愛し合うことにはなりませんからね
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