silentのスタッフが手掛ける!ドラマ『いちばんすきな花』がスタート♡
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— 「いちばんすきな花」木10ドラマ公式💐<フジテレビ> (@sukihana_fujitv) October 12, 2023
『#いちばんすきな花 』
第2話 10/19(木)よる10時放送💐
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初回放送はいかがでしたか?
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そしてSNSでは、
放送よりも長い30秒の予告映像をお届け🌟#多部未華子 #松下洸平 #今田美桜 #神尾楓珠 pic.twitter.com/rTVSTvuEpy
2022年の秋から冬にかけて放送され、爆発的な人気を得たドラマ『silent』。そのスタッフが手掛けるドラマとして、放送前から注目を集めるドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)が13日木曜、夜10時から放送がスタート!
誰もが一度は考えたことのあるテーマ”男女の友情”を題材にした本作は、思わず共感してしまう心理描写や、見返すと思わずドキッとしてしまう伏線が多数。arwebでも『ひとりモテへの道』連載中のコラムニスト・DJあおいさんに、今作の見どころや登場人物の心情について、考察してもらいました。
”二人”という特異な関係性に苦悩する4人の物語
4人の俳優が主演を務めるクアトロ主演ドラマ『いちばんすきな花』。
“男女の間に友情は成立するのか?”をテーマに違う人生を歩んできた4人の男女が紡ぎ出す友情と恋愛、そしてそこから生まれるどちらとも言えない感情を描いていく物語。
昔から二人組を作るのが苦手だった潮ゆくえ(多部未華子)
昔から二人組にさせてもらえなかった春木椿(松下洸平)
昔から一対一で人と向き合うのが怖かった深雪夜々(今田美桜)
昔から一対一で向き合ってくれる人がいなかった佐藤紅葉(神尾楓珠)
いずれも『二人』という特異な関係性に苦悩する、二人組になれなかった余りの一人である
そして、劇中のナレーションが印象的
『二人というのは難しい。あらゆる人数の中で二人というのは特殊で、二人である人たちには理由や意味が必要になる。
二人は一人より残酷。二人は一人いなくなった途端、独りになる。
元々一人だった時より、確実に孤独な独りになる。
二人は強いに決まっている。
一人の人間は、二人の人間がいないと生まれない。
逆に、三人以上の複数人というのは、一人の集合体でしかない。
個々の価値は間違いなく、二人の時がいちばん強い。』
これはおそらく誰もが身に覚えのある一人の痛みに違いないでしょう
”いい人”と捨てられる人、常に好かれてしまうがゆえに深い関係になれない人
潮ゆくえには唯一心を許せる赤田(仲野太賀)という異性の友人がいたが、赤田が結婚をすることになり、潮と二人で遊ぶことを恋人に禁じられてしまう
やむなく潮に別れを告げる赤田だったが、その別れはもはや失恋を想起させるほどの熱量を感じた
一方春木は恋人の小岩井(臼田あさ美)に異性の友人がいることを容認していたが、結婚間近になって異性の友人に取られてしまう
『もう友達ではなくなってしまった』という理由が印象的
友人であり続けても友人が結婚をすれば友情を破棄しなければならないし、友人から恋愛にジョブチェンジしても友情はなくなってしまう
潮と春木の対比を見て改めて男女の友情が難しいことを痛感させられました
春木が小岩井と電話で別れ話をするシーンで、最後に『オレのこと好きだった?』と尋ねるが、小岩井は『いいなぁって思っていたよ、本当にいい人だなって』と、最後まで好きとは言わなかった
場面は変わって佐藤紅葉のターン
佐藤はアルバイトをしながらイラストレーターを目指す夢追い人
イラストの仕事をもらう為に編集さんに直談判しているシーンで『佐藤くん、上手だと思う、いい絵を描くと思う、でもね、大事なのは良さじゃなく、好きになってもらえるかなんだよ』と、手厳しいことを言われてしまう
『いい人』と捨てられた春木と、『いい絵』と断られた佐藤がリンクする
そして次は深雪のターン
深雪は優しい性格ながらも容姿のせいで異性と上手く親交することができない
友人になろうと思ってもすぐに相手が恋愛対象として見てきてしまう
そしてそんな深雪を妬む同性も少なくない
異性の同僚が悩みを聞いてくれるというというので一緒に飲みにいくことになるが、同僚が勘違いをして家に連れ込もうとする
『友達だから』という理由でやんわり断る深雪だったが『友達って言い訳して男と遊ぶのはよくないよ』と半ギレされてしまう
佐藤とは対象的に、好きにさせてしまうゆえに十分な親交ができないというジレンマを抱えていることがわかる
そして最後に潮のターン
友達ということを免罪符に赤田と親交を深めてきたのは深雪とは対照的
異なる人生である4人の人生がリンクする作りには製作側の拘りを感じます
4人が春木の家を出たラストのシーンでも、軽薄な友人から『無料トライアルみたいな男なんてたくさんいるでしょ?』と言われる深雪のシーンから
飲みの誘いだと思ったらウォーターサーバーの無料トライアルの誘いだった佐藤のシーン
そして行き場を失ったガーベラの花束をコップの水に入れる潮のシーンから
最後は花瓶に飾られたガーベラの背を向ける春木のシーン
何気ないシーンに何気ない繋がりを持たせるところはさすがとしか言いようがありません
他にも深雪のスマホの待ち受けが紫陽花なこと、それを踏まえて『カタツムリになりたい』と呟いていたこと、そして深雪の勤める美容院の名前が『スネイル(カタツムリ)』だということ
小ネタもたくさん仕込んでいそうなのでマニアには嬉しいですね
シリアスなテーマなので重くなるのかと思いきや、春木の指輪のくだりなど、思わずクスッと笑ってしまうシーンもあるので間口は広いと思われます
四者四様の葛藤は異なりますが、どれもこれも身に覚えのある葛藤なのは面白いしどのパートでも感情移入できるので没入度も高くなりそうです
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