結婚ってそんなに悪いこと？結婚のいいところ、必要な覚悟を知りたい！
結婚する・しない、どちらの選択肢も選べる現代において「結婚しないほうが幸せ」「結婚はデメリットも多い」といった考えもチラホラ増えているんだとか。ここ数年で価値観や考え方が大きく変化している”結婚”について、「結婚ってそんなに不自由なもの？」という疑問から、結婚のいいところや必要な覚悟まで、DJあおいさんに話を聞いてみました。
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日本の結婚制度は『愛し合う二人のため』にあるというより…
海外なら結婚は宗教的な意味合いも強くて『永遠の愛を誓う』という儀式も成立するのですが、日本ではそこまで熱心な信仰心を持っている人はそれほどいませんから、『永遠の愛を誓う』と言っても肝心の誓う神がいないんですよね
だから日本での結婚というものは実質的に制度上のものでしかないんです
そして日本の結婚制度というものは、基本的に『愛し合う二人のため』にあるものではなく、『これから産まれてくるであろう子供のため』の制度なので、べつに愛し合っていようが政略結婚だろうが問わないのです
自らの愛を証明するかのように結婚を口にする人もいますが、結婚という制度は愛情を測るものさしにはならないということはよく覚えておいてください
愛し合っている確信があって子供を作ろうという予定を立てている二人なら、結婚をする意味も意義もあるのかもしれませんが、愛し合っている確信はあるけど子供はまだいいかなと思っている二人なら、結婚をしたところで特に何も変わりません
むしろ名義変更の手続きやら面倒な作業が増える分だけマイナスになってしまうかもしれません
とくに子供を産む予定がないのなら、それほど焦って結婚をする必要もないんじゃないかと個人的には思います
お金で幸せを買えるわけではないが、お金がないと不幸になるのが世の常
元々結婚は富国強兵のために敷いていた国家の制度、男性の家に嫁ぎ子供を産ませるために女性の権利を剥奪していた男尊女卑の制度です
社会で居場所を奪われた女性は結婚をするしか生きる道がなかったわけですから、結婚願望は生存本能と直結していたものであり、ゆえに結婚への渇望は相当なものだったのでしょう
それが近年になって結婚への価値観が変化しているのは、それだけ男女同権の時代になったということ
生きるためには必ずしも結婚を選択しなくてもいい、社会で活躍して生きていく道もある
少子化や晩婚化ばかりが問題視されていますが、生きるための手段を女性も選べる時代になったのは喜ばしいことでもあるのではないでしょうか
『結婚はお金持ちの道楽』と呼ばれて久しいわけですが、その最たる理由は子育てのコストです
都内で世帯年収800万、子供ひとりの家庭でさえ切り詰めないと家計が火の車になってしまうほど、どうしても子育てにはお金が掛かってしまうのが現状です
様々な手厚い子育て支援策も出されていますが、それでも追いつかないほど子育てにはお金が掛かります
お金で幸せを買えるわけではありませんが、お金がないと不幸になってしまうのが世の常
お金は幸せになるためのものではなく、不幸にならないためのもの
ましてや家族ですから、自分だけではなく家族の幸福も管理しなければならないのが結婚の責任です
もしかしたら結婚は気持ちの問題よりも、お金の問題の方が大きいのかもしれません
このお金のハードルが高過ぎて結婚を躊躇っている人も多いのではないでしょうか
結婚に対する覚悟とは”献身的な覚悟”
ここまで結婚に対して否定的なことを書き綴ってしまいましたが、私個人は既婚者であり子持ちでもあります
『もしも独り身だったら』とIFの世界を夢想してニヤニヤすることもありますが、基本的には結婚を後悔したことはありません
もちろん結婚ならではの苦労も一通り経験して、順風満帆だったわけでもありませんが、それでも『結婚なんてしなければよかった』と思えないのは、もう自分の幸福よりも、家族の幸福を優先しているせいだと思います
自分だけの幸福を考慮したのなら、結婚なんてデメリットだらけの悪手かもしれない
でも、苦労をしてでも幸福にしたい人がいるのなら、結婚をして家族になるのも悪くはないと思いますよ
結婚に要する覚悟とは、その人を幸せにする献身的な覚悟だと思ってください
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