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スクリーンの中で輝きを放つあの俳優から目が離せない。出演作の公開を目前に控えた彼らの素顔に迫ります。
今回は、5月17日公開の映画『碁盤斬り』で主役を務める草彅 剛さんのインタビューをお届けします!
1974年7月9日生まれ、埼玉県出身。1991年、CDデビュー。近年の出演作に映画『ミッドナイトスワン』『サバカン SABAKAN』、ドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』、連続テレビ小説『ブギウギ』、舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』『シラの恋文』などがある。現在、バラエティ番組『ワルイコあつまれ』『草彅やすともの うさぎとかめ』が放送中。
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映画『碁盤斬り』の撮影秘話
「この時代劇は、濡れ衣を着せられた格之進が仇討ちをするというわかりやすい内容なんですけど、途中から雰囲気がガラッと変わる展開が面白いんですよ。前半は“僕も江戸に住んでみたいな”“桜の景色は風情があるな”と、うっとりしちゃうんだけど、格之進が復讐に走り始めると、映画全体の熱がじゅわーっと上がっていく感じがする。
キョンキョン(小泉今日子)が演じるお庚さんも優しかったのに、急に怖い顔を見せたりして…。ただじゃ終わらせない白石(和彌)監督のこだわりが満載です。
格之進を演じることは、そんなに難しくなかったです。お芝居はパッと集中するのが僕の秘訣。せいぜい6分かな。集中したら少し休んで、また6分間集中する。あとは監督とチームを信じて、大船に乗った気持ちで挑んでいます。そうすると殺陣でもなんでも、難しく感じないんですよ。
でも今回、初めての囲碁は大変でしたね。カメラの寄りに合わせて手元を動かしたりするから、碁石の持ち方は練習しました。おかげでうまそうにパチンと置けるようになりました!
白石さんの撮り方にはたびたび驚かされることも。國村(隼)さんと僕が囲碁を打っているシーンでは、ちょっと離れたところで水の中にカメラを入れていたんです! 「水の中からこっちを撮ってるのかなぁ」と、二人で不思議がっていました(笑)。
あと、(斎藤)工くんとの回想シーンは監督自前のフィルムカメラで撮影。現代の技術でいくらでも加工できるのに、本物のフィルムならではの味わい深い映像を撮ってくれました。現場では、今じゃめったに聞けないカメラを回すカタカタした音が鳴っていて楽しかったです。
碁盤のシーンもすごいですよ。監督だけじゃなく照明さんも「もう一回!」と言うんだけど、僕には何が違うのか全然わからない。でも映像を見ると、その気迫というか、映画を作る職人さんたちの魂がこもっているのが伝わってきました。
だからぜひ、みなさんも劇場で観てください。大きなスクリーンだと感動は格別です!」
草彅 剛さんに気になるクエスチョン♡
Q. 自宅のインテリアは?
「僕は古着が好きなんだけど、家具やインテリアもヴィンテージものが好きです。トラディショナルさのある北欧の木製家具もお気に入り。」
Q. 草彅さんの勝負飯は?
「舞台の時にはサムゲタンを食べるとうまくいく気がします。鶏肉のタンパク質にお米や漢方も入っていて、これ一品で栄養が豊富。消化もいいから、すぐ仕事に戻っても集中できます。」
Q. 片づけのルールはありますか?
「洋服を1着買ったら2着手放すルールを決めたのだけど…結局、全然守れていません。人にあげようと思って分けておいても、出していたらまた自分で着たくなってクローゼットに戻しちゃう。未練がましいよね(笑)。このジレンマに悩んでるけど、そうやって悩むのも楽しい人生かなと思うことにしています。」
映画『碁盤斬り』
草彅さんの迫真の演技をぜひ劇場で体感してみて♡
Photo:Emori Yasuyuki
Styling:Hosomi Kayo(ZEN creative)
Hair Makeup:Arakawa Eisuke
Text:Iida Honoka
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