チェ・ジョンヒョプにぞっこん

2024年1月期の連ドラ『Eye Love You』で、素直で愛嬌たっぷりなユン・テオを熱演した韓国出身の俳優、チェ・ジョンヒョプさん。

今回は、ヒョプ様ラブ♡な日本国民のために、俳優の道に進んだ経緯や、日本の作品に出演するまでのアレコレまでを徹底取材しちゃいます!

チェ・ジョンヒョプ。ar6月号より
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ジョンヒョプのONモード

それぞれのカットのコンセプトに沿って確実に演じ分けたいと、arの撮影にも真摯に向き合ってくれたヒョプ様♥ 常に仕事にまっすぐでいられるその理由は?

チェ・ジョンヒョプ。ar6月号より 

新しい挑戦は不安だけど、進めていくうちに必ず得るものがある

「芸能界に入ったのは偶然なんです」

ー両親の勧めで南アフリカ共和国に留学していた高校時代。知人から「モデルをやってみないか」と誘いを受けたのがきっかけだったそう。

「当時はやりたいことがわからず、それを見つけたくて留学をしたようなところもあります。アルバイトをしながら将来の自分について考えていた時に、仲のいいお兄さんに誘っていただいたんです」

ーその後、モデルとして雑誌やショーに出演しながら、次第に俳優のオーディションも受けるように。

「オーディションは受けては落ちての繰り返し。最終審査に進んだのに結局落ちることもあって『なんで受からないんだろう』と追求していくうちに、俳優という仕事の魅力にハマっていきました」

ー意図せずに今の道に 進むことになったジョンヒョプさん。日本で放送された今年1月期のドラマ『Eye Love You』の出演も、自分では全く想像していなかった仕事だという。

「2016年頃から韓 国での活動が本格化し、それ以降、目の前のお仕事に夢中で取り組んできました。日本のスタッフさんからお話を伺ったのは、 当時撮影していた韓国作品がちょうどオールアップした頃。日本は大好きですし、 仕事もひと区切りしたので日本旅行がしたいな〜なんて気持ちはありましたが(笑)、他国で仕事をしたいという〝野望〞 みたいなものがあったわけではなく。ただ、留学や芸能界に入ったタイミングもそうでしたが、僕は新しいことに対してのハードルは低いタイプ。今回も言語が通じない中でのお芝居ということで不安だらけではあったのですが、せっかくなので出演したいと思ったんです。」

チェ・ジョンヒョプ。ar6月号より 

ー出演が決まるまでは、日本語を学んだことがなかったというジョンヒョプさん。役作りや現場でのコミュニケーションはどうしていましたか?

「日本語のレッスンは、打ち合わせも兼ねてTBSのスタッフさんと週1回オンラインで行なわれました。韓国での仕事もあったので、なかなか勉強時間が取れず、オンラインレッスンも計5回ほど。
クランクインするまでは、期待と不安半々でドキドキしっぱなしで…。自国では当たり前にディスカッションできていた役や作品のコンセプトについても、今回は言葉で伝えられないので、演技パターンをいくつか用意していき、監督に見てもらうという形をとっていました。」

ー俳優は、言葉や行動、仕草でその役を表現する仕事。言語が通じない中で演じる孤独感はありませんでしたか?

「全スタッフさん、キャストの皆さんがすごくすごく気を配ってくれたんです。それは、こちらが申し訳なくなるほどの『思いやり』でしたが、そのおかげでテオとして生きることができました。
日本のドラマは韓国よりも放送時間が短く、短時間で役の感情を伝えるためにカット数も多いのですが、その分、同じシーンの本番が何度もあり、集中力をキープする難しさを感じていました。インする前は、どのように現場の雰囲気をつくっていけばいいのか、環境の心配をしていましたが、撮影が進む中で試行錯誤しながら役作りに集中できたのも皆さんの優しさのおかげだと思っています。
先ほど、『僕は新しい挑戦についてのハードルが低い』と答えましたが、難なくチャレンジできるわけではないんです。当然、起こってもいないリスクや不安に支配されることもありますが、新しいことを進めていくうちに想像以上に得るものがあることも知っています。今回だって、こんな素敵な環境で仕事ができるなんて考えもしなかった。日本の俳優さんの現場での在り方や一瞬一瞬のシーンに込める役に対しての思いなど、仕事をする上で、この〝当たり前〞があるからこそいいパフォーマンスが出せる。
今改めてそれに気づけたことが幸せですし、韓国の現場にもしっかり持ち帰りたい大切な財産となりました」

新しいことに挑戦し続ける姿が眩しい…♡

Model:チェ·ジョンヒョプ
Photo:Kim Yeong jun 
Styling:JUNG HYE JIN
Hair:Shon hye jin  
Makeup:Lee jiyoung
Text:Miyata Ayaka

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