「今の働き方でいいのかな…?」

誰もが少なからず悩みを抱えているであろう、女性のキャリア問題。
そこで今回は、フリーランス、起業、副業といったさまざまなスタイルで活躍している3名の女性に、【お仕事】のあれこれを深掘り。
読めばあなたのお仕事スイッチもきっと刺激されるはず♡

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「好き」を追求してキラキラした自分でいたい♡/前坂美結

大学卒業後、アパレルの会社に就職。その後IT関係の会社に転職し、会社員をしながら自身のInstagramやYouTubeで日々の暮らしやファッションを発信するインフルエンサーとしても活動していた前坂さん。昨年12月に会社を辞めフリーランスとなり、今年7月にはアパレルブランド「miies miim(ミーエスミーム)」をスタート!

順風満帆に見える前坂さんのお仕事ヒストリーですが、“好きを仕事にすること”に悩みや葛藤もあったのだそう。

インフルエンサーと兼業をしていた会社員時代

「IT時代、最初は正社員として働いていたのですが、読者モデルやインフルエンサーとしての活動に制限が出てしまうこともあり、途中で副業OKな契約社員に業務形態を変えてもらいました。正社員時代よりもお給料が下がるし、契約を変えて上手くいかなかったらどうしよう…と、その時は決断するまでにかなり悩みました。

逆に、フリーランスに転身する時は、案外すんなり。インフルエンサーとしての活動が増えていくなかで、無理して働いている時よりも、楽しいことをしながら働いている時の自分がキラキラしているなぁと感じて。好きなことのためなら“もし上手くいかなくてもなんとかなる”というマインドで、一歩を踏み出せました。

“好きは仕事にしたくない”を超えてたどり着いた天職♡

自身のアパレルブランド「miies miim」の服を着た前坂さん

「ブランドをやりたいという想いは以前から抱いていました。これまでも色んな会社さんから声はかけてもらっていたのですが、やるからには作ったものをちゃんと売らなくちゃいけない。洋服が本当に大好きだからこそ、自分にできるのかという不安も大きく、なかなか決断できずにいました。

今回一緒にやらせてもらう会社の方は、“作りたい服を作ろうよ”と言ってもらえて、その熱意に自信をもらってようやく念願のブランドをスタートさせることができました。
“好きは仕事にしたくない”と思っていたけど、洋服への愛がその気持ちを超えて“仕事にしたい!作りたい!”に。ブランドをスタートした今も、洋服愛は大きくなり続けています♡」

「すべての仕事が、今の自分に繋がる大切な経験」

「社会人になりたての頃は、人に何かを聞いたり頼んだりするのが苦手で、とにかく一生懸命すぎました(笑)。今のブランドをやっている会社は、社長からスタッフまでみんなの距離が近くて、意見を言い合えるし良い意味でリラックスできています。
大好きだけどハードな仕事、やりがいよりも働きやすさを優先した仕事…さまざまな仕事を経験させてもらったからこそ、今の環境やワークスタイルが自分にとってベストなんだと気づけたと思っています。」

自身のアパレルブランド「miies miim」の服を着た前坂さん

今はとにかく『miies miim(ミーエスミーム)』というブランドをたくさんの人に知ってもらいたいので、他のことは考えられないくらいに毎日がむしゃら。インフルエンサーの仕事も変わらず続けているので、忙しくて大変な時ももちろんあるけど、まったく苦にならないほど充実しています!でも、プライベートも楽しみつつ働くのがやっぱり1番の理想かな。」

新社会人にメッセージ♡

「まだまだ若いので、たくさん頑張って、悩んで、乗り越えてください!でも、もしも乗り越えられなさそうな壁があった時には、仕事を変えても辞めてもいいんだよって伝えたいです。私もアパレルからまったく別の業種にいって、今またアパレルに戻ってきているので…何度だって軌道修正はできるから、無理はしすぎないでほしいなと思います。」

母になっても変わらず社会に還元できる自分でいたい/argirl 馬渕真由子

馬渕真由子さん

大学を卒業後、新卒で営業職に。その後、読者モデルとして活動しながら、並行して歯科助手の仕事もスタート。28歳でご結婚、30歳でヴィンテージ×フレンチをテーマにしたブランド『mangata』を立ち上げ​​、第一子の出産を経て昨年ジュエリーブランド『PARCA』をローンチ。
argirlきってのビジネスウーマンのお仕事マインドには、勇気をもらえる金言がいっぱい♡

「30代を前に“人生を変えるために大きい賭けに出てみよう”と、アパレル未経験のなかスタートさせ、約5年間ディレクターを務めた『mangata』。35歳での出産を機にアパレルディレクターとして産後も今までとまったく同じスタイルで続けられるのか…と、今後の働き方について考えるようになりました。
かなり悩みましたが、安全な道があると新しいことに挑戦できないので『mangata』に戻るという保険を残すのは違うなと思い、辞めるという選択をとりました。本当は誰かに相談したかったけど、1番大事なことは自分のなかでちゃんと考えて向き合おうと思い、1人で決断しました。

『mangata』立ち上げ後、反響の高かったワンピースを着用して

「産後に、自分が好きなことややりたいことを紙やパソコンのメモに書き出してみたんです。そこで改めて、自分は“世界観を作り上げる”のが好きで、“社会に還元できること”がしたいんだと気づきました。洋服は賞味期限があるとよく言われるけど、ジュエリーは還元型の資材だな…と。そうして新たにジュエリーブランド『PARCA』を作ろうと決めました。」

「今の自分に自信がなくても、未来の自分に期待してみる」

お客様の前に立つ時はハンサムな雰囲気に仕上げるのがマイルール

「そもそも自分はそんなに大した存在じゃないし、私が失敗したって誰も気にしない。だったら、1回きりの自分の人生をやりたいようにやらなきゃ絶対に後悔する!それに、一歩踏み出すのが怖い時には“今の自分ができなくても、未来の自分は出来るかもしれないじゃん”っていうマインド。今の自分だけにフォーカスして挑戦を諦めるのはもったいないって思っちゃうんですよね。

とはいえ、子育てをしながらの新しいことへの挑戦は、時間もないし、寝られないし、初期投資でお金もなくなっていくし、人生で一番大変だったかも…。
それでも乗り越えられたのは“何ひとつ諦めたくない”という気持ちから。妊娠・出産しても女性として美容も頑張ってキレイでいたいし、好きな仕事をして、社会に還元できる自分でいたい。そういう女性像を1つのモデルとして確立したいという思いが1番強かったです。」

仕事を通して自分を、人生を豊かに!

「社会人として駆け出しの頃は初めてのことばかりなので、とにかく誠実でいること、投げられた球を相手に向かってしっかり返すことを大切にしていました。それを積み重ねていって、少し余裕ができたら+αで相手が喜ぶことを考えるなど、自分のキャパシティを広げるように意識していました。
社会人経験を重ねて、だんだんと仕事を“もらう側”から“つくる側”になってからは、伝え方の大切さを実感。人それぞれ考え方も、見えている世界も違うので、どんな人にもイメージしやすい言葉や資料を用意するよう意識しています。
仕事とは、人生をより豊かにしてくれるもの。収入を得ることはもちろんだけど、仕事を通して自分という人間を作ってきてもらったし、大切な絆や思い出も増えた。そのすべてが私という人間を豊かにしてくれると思っています。」

新社会人にメッセージ♡

「今はやることに追われてタスクをこなしていく毎日という人も、何事も少しずつ余裕が出てきて、自分なりのやり方を掴めるようになるので、日々を着実に積み重ねていってください! そして、何かをやりたいと思った時に“できない”と否定せず、なんでもチャレンジしてほしいなと思います。」

本業で生活を豊かに、副業で好きなことを極める!/mana

mana

IT企業でOLをしながら、arwebで数多くの人気記事を生み出している、ライターのmanaさん。
大学生からインターンでメディアに関わる仕事をして、社会人2年目からライターの副業をスタートさせたというmanaさんが考える、“自分らしい働き方”って?

「大学時代にベンチャー企業でインターンバイトをして、メディアの仕事はやりきったと思っていたので、まったく違う業種の大きい企業に就職しました。でも正直、お給料がきつくて…。バイトした分だけお金が入ってきた大学生時代と比べて、社会人は固定給ということもあり“節約するくらいなら収入を増やしたい!”と、すぐに副業をスタートさせました。そこから9年ほど、同じスタイルで本業と副業の両立を続けています。」

節約するなら仕事くれ!睡眠時間も休日も返上でダブルワーク

社会人になりたての頃。金欠の原因はおそらく海外旅行の行き過ぎ(笑)

「もともと私は定時退社してアフターファイブを楽しむようなOLになりたくて社会人になったのですが、現実はそうもいかなくて…。ライターの仕事は書けば書くほどお金が入ってくるから、副業をはじめたての頃は、自分の収入を増やしたい一心でけっこう無茶なスケジュールを組んでいました。出社して、飲み会にも参加して、帰ってから原稿をやってまた朝から会社…なんてことも。副業は好きなことをやっているから、きついと思ったことはないけど、今振り返るとかなりハードだったなと思います。それに、“自分がどうなりたいか”とかは考えず、とにかく目の前のことに必死でした。

今、一番大切にしたいのはワークライフバランス

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「社会人経験を重ねて、少し自分に余裕ができたことで、仕事が“お金のため”だけじゃなくなったのは一番大きな変化。ダブルワークという働き方は、まず大前提に本業が安定していないとうまく回らなくなってくるので、自分が何を大切にしたいか、ワークライフバランスをすごく考えながら働くようになりました。月4〜5本書いていたarwebの記事も、今は月1本程度に。社会人になった当初に思い描いていた“定時で上がってプライベートも楽しむ”というモットーを、今はより大切にしています。」

自分の記事がランキングに入ったり、ニュースサイトに載ったらスクショしてモチベをアップ

「本業は生きていくため、自分の生活を豊かにするために必要な存在。一方で副業は、自分の“好き”や個性を殺さないために必要な存在だと思っています。どちらも大切だけど、あくまでも自分の生活に必要不可欠なのは本業のほうなのかなと。
30代に突入して、結婚もしたので、これからさらにライフステージが変わって、もしかしたら今後は妊娠出産などで仕事を休む時がくるかもしれない。そう考えると、次にまた何かを始める時、必要になるのはこれまでの実績だと思うんです。副業と本業でまったく違う仕事をできているからこそ、今のうちに、今しかできない経験を積んでいきたいなと思っています。

新社会人にメッセージ♡

「私自身、新しい環境に飛び込むのはすごく苦手なタイプ。新しい環境って知らないことがたくさんあって、自分を見失っちゃうことも多かったんです。それでも振り返ってみると、私には副業のおかげで出会えた人や学んだことがたくさんある。どんな働き方が合っているとか、自分に向いている仕事は、経験してみて初めて見つかるものだと思うので、“とりあえず一回やってみる”というのはすごくおすすめです!

仕事で悩んでいる時が変化のチャンスかも!? 自分らしく、様々な働き方を選ぶ女性たちのお仕事マインドをぜひ参考にしてみて。

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