ar注目のitガール、王子咲希の自信の源は？

今、arが注目しているNEWフェイスの王子咲希さん。東京ガールズオーディションで資生堂賞を獲得し、モデルデビュー。東京ガールズコレクション(=TGC)のランウェイを歩くという夢を実現させた人物です。自分に自信がなかったという彼女が、大舞台に立つまでの道のりは？　TGC直後の王子さんにインタビューしてきました！

すべてが想像を超えるスケールで、興奮しました！

――デビューおめでとうございます。オーディションで自分の名前が呼ばれた時はどんな気分でしたか？

「全然予想していなかったので、すごくびっくりしました。あとから動画を見返したら半泣きになってました(笑)。会場に見に来てくれた母がおめでとうって言ってくれたり、友達がSNSでコメントをくれたり、TGCを見てくれてた全然知らない方たちからも、フォローや応援してますってメッセージをいただいて、すごく嬉しかったです」

――ランウェイを歩いた時のことは覚えていますか？

「はい。夢だった舞台なので色々と思い描いていたんですが、実際に歩いたら、遠くから見るより一層大きいステージだなと感じました。照明で前が見えないくらい眩しくて、予想をはるかに超えるスケールでした」

２次審査の時は、弱気すぎて逃げ出したいくらいでした

――今回のオーディションでデビューを勝ち取れる自信はありましたか？

「漠然と強気ではいたんですが、人より特に飛び抜けていることもないな…というのが本音でした。ウォーキングレッスンをしていたので、人より少し上手かな、ってくらいで。自分に自信はなくて、24,007人は勝ち抜けない…と思っていました。一番弱気になってしまったのが２次審査の時。弱気すぎて『会場まで行けない…』って言ってたんです。逃げ出したくて、５次審査までなんて進めないって思って。でもやっぱりモデルになるのが夢だったから、周囲に背中を押されて何とか頑張りました。そこで踏ん張れたことが自分の自信にもなって、３次審査、４次審査とだんだん自信を持って進めました。最後には弱音を吐くこともなく、楽しみながらステージに立てました」

――初めてあんなにたくさんの観客の前に立ってみて、どんな気分でしたか？

「まず人数の規模が桁違いで、お客さんの顔も豆粒みたいに小さく見えて。でも今までは観客席からランウェイを見上げていた側なので、自分が観客を見下ろして歩くとこんな感じなんだ…って感動しました。やっぱりたくさんの人に見られるのは嬉しいです。知らない人が私のことを見てくれるっていうことだけでパワーになるし、モチベーションも上がります」

メイクで自分の新しい一面に出会えるのが嬉しいです

――今日のメイクはどういうイメージですか？

「今日はヘアメイクさんにメイクしていただいて、いつもより何倍も素敵に仕上げていただいて嬉しいです。大人っぽいと思うし、ふわっとカジュアルな印象で、自分でも知らなかった一面をを引き出していただいたので気持ちもアガります」

――今日使ったインテグレートのコスメの中で、特にお気に入りはどれですか？

「『メルティーモードチーク』のRD382です！　自然なツヤ感が出るのがすごく好き。ツヤがあるだけで印象も明るくなるし、素肌もキレイに見えるので。それに2色入っているから、単色でも混ぜても使えていろんな仕上がりを楽しめるところがいいです」

――赤いリップもお似合いです。

「嬉しいです。普段自分ではあまり赤リップを上手に使えなくて、メイクが濃い印象になってしまっていたんですが、この『ボリュームバームリップ N』のRD685はピュアな印象に発色するから他のパーツとのバランスもとりやすいですね。赤リップは色っぽさの象徴って感じがするので、背伸びした気分で自信を持てます」

――メイクの仕方で、いろんな印象の自分に変身できますよね。

「本当にそう思います。今日の私のように、自分でも知らなかった自分の一面に出会えたり、可愛い印象もモード系にも自由になれるから、ファッションもより楽しめるようになると思います」

夢を追う人の背中を押してあげられる存在になりたい

――TGCを終えて、今の心境は？

「やっと実感がわいてきたのが、いったん家に帰った時です(笑)。今まではTGCのステージに立つのを目標にしていたので、TGCがゴールのように思っていたんですが、これからは『今がようやくスタートだ』っていう気持ちで、もっと頑張っていこうと思いました。もう１度TGCのステージを歩けるように、もっともっと努力していきたいです」

――これからどんなモデルになっていきたいですか？

「自分自身が幅広いお仕事に挑戦できるように成長するのが第一の目標です。そして今回私はオーディションで資生堂賞をいただいてデビューできたという背景があるので、私を見て『この人みたいに頑張ろう』って思ってくれる人がいたらいいなと思います」

――王子さんのように夢を追いかける人へ、メッセージをお願いします。

「私も２次審査の時『もう逃げ出しちゃおうかな』って弱気になってしまったけれど、諦めなかったからTGCのステージを歩いて歓声を浴びることができたなと思っています。この嬉しさを、夢を持つ人みんなに味わってもらいたいと思うし、そういう人の背中を押してあげられるような存在になりたいです。夢に向かって一歩踏み出せずにどうしようって迷ってる方々に、パワーをあげられるような存在になりたい」