初代バチェロレッテ・福田萌子がみなさんのお悩みに答えます♡
恋愛リアリティ番組『バチェロレッテ・ジャパン』で、初代バチェロレッテに選ばれた福田萌子さん。配信が始まると、恋愛に対するマインドや男性たちへの心遣いが「素敵すぎる」と一躍話題に！
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ネガティブな自分が嫌になる…どうしたら強い母でいられますか？
vol.107
お悩み
出産後も辛い状況が続き、ネガティブなことばかり考えてしまいます…どうしたら強い母でいられますか？
萌子さんこんにちは。私は5年間の不妊治療を経てやっと子どもを授かったのですが、妊娠中も切迫流産、自宅安静、切迫早産、入院、胎児の先天性疾患診断と辛い事が多く、出産も緊急帝王切開となり予定より1ヶ月半の早産となり、産まれてから3ヶ月間ずっとNICUに入院しています。先日大きな手術を終えたのですが、苦しそうな娘を見るのがとても辛いです。毎日欠かさず搾乳をして、面会へ行っていますが、先生や看護師さんからの言葉に一喜一憂してしまいます。私がしっかりしなきゃ！と思うのですが涙が止まらなくなり、心配と不安に押しつぶされそうになります。
こんなにも娘が頑張っているのに、妊娠出産がとても大変だったせいかネガティヴなことばかり考えてしまい、そんな自分が本当に嫌になります。どうしたら強い母でいられますか？どうやってこの不安と向きあったらいいでしょうか？娘が大切だからこそ、心がとても苦しいです。
”不安”に向き合おうとせず、周りの方にシェアしてほしい
お辛い状況のなか、気持ちを丁寧に綴って下さり有難うございます。この文章を書きながらも、きっと胸が苦しくなったり、ご自身を責めたりと気持ちの浮き沈みがあったとお察しします。
まず初めにひとつ言わせて下さい。
相談者さんはとてもお強いです！！
強くて愛に溢れた素敵なお母さんです。
お子さんに出逢うために5年間も不妊治療を続けていらっしゃっただけでも、大きな愛と強い精神力だと思います。妊娠中はご自身の身体に起こる不調で辛いなか、お腹の子も不調が続いたとのこと、母体である相談者さんには相当の負担がかかったはずです。帝王切開では筋肉や子宮、お子さんとの間にある相談者さんの身体を全て切って出産された事で、日常生活もままならない状態だと思います。不安はあっても愛するお子さんに出逢えた喜びや護る命があることで湧き出る強さから、きっと、相談者さんの姿はとても美しく凛としているのだと想像ができます。ですが目に見えなくても身体は内側から崩壊しているはずです。
命がけで【命】を生み出した相談者さんは言葉を選ばずに言わせてもらうなら、本当に瀕死の状態だと思います。
そんななかでもお子さんのために出来ることを考えて毎日欠かさず搾乳していらっしゃるのは、大切な存在を守りたいという相談者さんの強さと愛以外の何物でもありません。
母乳の出る量も人それぞれなので症状は分かりませんが、搾乳もとても身体を酷使しますよね。胸が張って眠れず、時には痛くて仕方がなかったり。そつでなくても3時間おきに起きて搾乳をして、その後寝ようとしても血流が良くなったりアドレナリンが出て眠れなくなったり、と。
私の場合ですが、子どものためにできる限り母乳をあげたいと思っていたのとは反対に、あまり出が良くなく、直接母乳をあげる合間に寝る間を惜しんで胸をマッサージして、搾乳で母乳をストックする日々でした。当時は子どものために自分がしていた事を〝辛い〟と思った事は一度も無かったのですが、いま振り返ると身体はボロボロだったと思います。
そして私達女性の身体は、人生を通して常に女性ホルモンが変動しています。そのなかでも命を創り出す前後はホルモンバランスが著しく乱れます。
ちょっとした事で涙が溢れたり、不安に押しつぶされそうになったり。お子さんの体調が良好だったとしてもホルモンにより常に感情が揺れ動く時期です。
相談者さんが日々一喜一憂をするのは当たり前のことだと思います。
私は相談者さんの心身がとても心配です。
お子さんの事が心配で不安だとは思いますが、1日でも良いので相談者さんご自身のために時間を使ってあげて下さい。
ゆっくりと湯船に入り、二度寝三度寝をするぐらいベッドでごろごろと過ごし、気分転換にお散歩に行きながらお気に入りのカフェでケーキを食べてみてはいかがでしょうか。
もし出来るなら毎日少しずつホッとする瞬間を作ってみてほしいです。1人でいると落ち着かない時にはご家族やご友人、ファミリーサポートの方と過ごす時間を多くしてください。
相談者さんとお子さんは繋がっています。相談者さんが苦しいとお子さんも悲しくなり、相談者さんがご自身のことを大切にしリラックスする事で、お子さんにも何か伝わる事があるのかなと思っています。
今回のお悩みは、出来るならメンタルヘルスのカウンセリングをおすすめしたいなと思ったのですが、日本ではメンタルヘルスを事前に防ぐカウンセリングを行っているところがまだ無く、メンタルヘルス自体も認知されておらずハードルが高いものなので悩ましかったです。
ですがこうしてお悩み相談に応募してくれる事が、一種のカウンセリングの役目のようなものになっているのかなとも感じています。
偶然かもしれませんが、生後2ヶ月頃までは私が苦しい時には別の部屋にいる子どもが急に泣き出す事が多く、その原因は暑いわけでも寒いわけでもお腹が空いたわけでもなく…戸惑ったのを覚えています。
なので「お子さんが苦しい時に自分だけ楽しいことをしているのかもしれない」という罪悪感は持たないでほしいです。
まずはご自身の身体を休め、心をケアしてあげて下さい。
もう一度言います。
あなたは強くて愛に溢れた素敵なお母さんです。
不安に向き合おうとせず、不安は周りの方にシェアして下さい。ひとりで抱え込まないで！
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