山下幸輝「ロングバケーションの竹野内豊さんは本当にかっこいい」映画『見える子ちゃん』の役作りの参考に!?共演者・原菜乃華とのエピソードも語る

ar7月号の「夏のアイス男子」企画に山下幸輝降臨！一足お先に、本日6月6日より公開する全力無反応系エンターテインメント映画『見える子ちゃん』の見どころをインタビュー♡オリジナルキャラクターを作品に溶け込ませ、存在させた役作りを聞いてみると、独自の創意工夫がありました。

映画『見える子ちゃん』に出演する山下幸輝さんにインタビュー♡

山下幸輝。シャツ¥37,400、パンツ¥35,200／ラッドミュージシャン原宿　その他／スタイリスト私物

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山下幸輝（やましたこうき）

2001年11月7日生まれ、大阪府出身。第33回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト　ファイナリスト。2022年、ドラマ『君の花になる』で一躍注目を浴び、その後もドラマ『私の町の千葉くんは。』映画『マンガ家、堀マモル』などに出演。映画『見える子ちゃん』が本日公開。5人組ボーイズグループ「WILD BLUE」のリーダーを務める。公式Instagram：@qpitdef

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山下幸輝、役作りのお手本は「『ロングバケーション』の竹野内豊さん」!?

原作には登場しないオリジナルのキャラクターの役作りに奮闘

映画『見える子ちゃん』で僕が演じるのは、霊が見える高校生のみこに近づく生徒会長の昭生。原作漫画には登場しないオリジナルのキャラクターです。本読みの段階から、昭生について中村義洋監督に相談させていただきました。すると「昔の俳優さんっぽく演じてほしい。あとは自由に演じて大丈夫」と言われたので、脚本を読んで僕なりに解釈したのはナルシストな雰囲気。かっこつけた口調や素振りがイメージとして浮かびました。

そこで、事前に平成のドラマを観て参考に。今の時代だと全面的にかっこつけるより、スンとしていたほうがクールに思われがちだけど、当時の俳優さんはナルシストっぽい仕草もすごくサマになっていて、なかでも『ロングバケーション』の竹野内豊さんは本当にかっこいい！素直に“こんな感じで演じてみたい”と憧れました。

山下幸輝　

さっそくその雰囲気を役作りに生かしつつ、もうひとつ脚本を読んで思い浮かんだのは、もっとみんなに注目してほしい男の子なのかもしれないということ。これは学生時代に目立たない存在だった自分自身の経験にリンクした感覚です。だから今回は役を通して、逆に僕が周りを見てやろう！という意気込みで、とくに主人公・みこに対しては視線をしっかり向けました。でも、演じている原(菜乃華)さんの目はまんまるで、吸い込まれそうになるほど目力があるんです。だから負けじとしっかり見つめる。その視線の対決を勝手にしていました(笑)。

山下幸輝　

僕は怖い映像も音も苦手だけど、この役を思う存分やりきるつもりで現場にいたので、とても楽しく撮影できました。この作品はホラーだけじゃない見どころがたくさんあるので、怖いのが苦手な人にもぜひ劇場で観ていただきたいです。もちろん無理はせず、見たくないシーンがあったら目を閉じてスルーしてください(笑)。でもできれば、“見逃さない”でほしい。ワンシーンワンシーンしっかり見て、ラストの爽快感を味わってください！