アクションシーンは「もっとやりたくなった」

――出演が決まった時の気持ちを教えてください。

一成 嬉しかったですね。不良を描いた作品って男の憧れでもあるので、出演できること自体が嬉しかったですし、原作が愛されているからこそ、頑張らないとなと感じました。

理人 僕もオファーいただいただけですごく嬉しかったですし、僕らよりも少し上の世代の人から愛されている作品でもあるので、どの年代の方が観てもカッコ良いって思えるような物を作れたらなと思いました。

――それぞれの役について教えてください。

一成 司はまっすぐな性格で、何に対しても正面からぶつかっていく、愛されるようなキャラだなと感じました。だからこそ、すべての場面において全力な司を演じられるよう意識しました。

理人 いや、もう。本当に完璧に演じていたと思います。まめちゃんが演じることで可愛らしかったですし。

一成 たしかに自分で見ても、自分じゃないみたいだなというか。「こんなんだったんだ!僕」と思って、ちょっとかわいいなと思いました。

理人 陽二は、THE 男!っていう感じの役柄です。まっすぐで、友情とか仲間とか義理人情に熱い…だけれども、ちょっとだらしない部分もあって、そういうところも愛すべきところだな、こうなりたいなと思って演じました。

一成 理人こそ完璧でしたね、マジで。本格的な演技が初めてだったとは思えないくらい、役者としての迫力を感じましたし、自分も負けないように頑張らないとなって刺激をもらっていました。

――アクションシーンも圧巻でした。何か思い出は?

理人 すごく楽しかったです。でも、実際にやってみると、なかなか難しかったですね。練習ではわかったつもりでも、現場で実際やってみて見返してみると「もっと上手くできたな」と思ったこともありました。

一成 僕もすごく楽しくて、もっとやりたいなと思いました。もっとワイヤーとか使ったようなアクションも。

理人 おお!いいね。

撮影後に4人でごはんも「想良くんは、プデュを見てくれた」

JO1豆原一成 INI池﨑理人

――熱い友情とともにかわいくて、甘酸っぱい恋愛もあり、青春感満載だなと感じました。おふたりにとって、青春時代はいつですか?

理人 僕はオーディション期間中ですかね。同じ夢を持った大量の人が同じ空間にぶち込まれて…。

一成 ぶち込まれて(笑)。

理人 切磋琢磨して、仲良いけどライバルであり…みたいな感じが、今考えてもキツかったけど、すごい楽しかったし、その中で得たものがたくさんあったなって。自分の人生で宝物だなと思える期間だと感じています。

一成 僕は上京する前、地元で高校生をしていた期間ですかね。超青春でした。

理人 へー!

一成 本当にただの高校生活だったんですけど、僕、野球もやってダンスもやってたんです。土日は野球の試合で、平日はダンススクール行って。夏休みは部活が終わったら、みんなで駅前で人狼やったり、みんなで飯食って帰ったり…。今でも仲良い最っ高の友達に出会えた時間が一番青春だなと思っています。

――撮影中に青春を感じたことは?

理人 でも、この撮影がきっかけで、すごく仲良くなったよね。

一成 そうね。

理人 事務所の先輩でもあるので、お互いのグループの話をしたり、悩みを相談してアドバイスもらったり。色々なお話しを聞けたりするのが、本当に楽しかったのを覚えています。

一成 なかなか同世代の11人組で、同じ事務所っていう、ここまで似た境遇のグループはないからね。お互いにグループの年下組って共通点もありましたし。もちろん他愛のない話もいっぱいしましたけど!

理人 あと、撮影が終わってから4人でごはんを食べに行ったよね。

一成 ね、本当他愛もない話してて。

理人 柔太朗くんとMVを観せ合ったり。想良くんは俳優だからこそ、アイドルの僕らに興味を持ってくれて。僕らのオーディション番組を見て、批評してくれたりもしたよね。「この人がイイ」とかって。

推しポイントは?

JO1豆原一成 INI池﨑理人

――自分の推しポイントを聞かれたら、なんて答える?

一成 僕は、自分で言うのも恥ずかしいんですけど、やっぱかわいい顔をしてるなって(笑)。

理人 いや間違いない、かわいいのよ。今回は映画の中で特に際立っていたよ。

一成 なんかみんながキリッとしていて、カッコいい中で、オーラが丸いなって思って。

理人 うん、優しいオーラがすごく出てる。

一成 今まではそれに抗がって生きてきたんですけど、自分の強みかもと今回思いました。自然に振る舞って出てくるなら、あえて押さえ込む必要はないなって最近思いました。もちろん男らしい部分もありますけどね。

理人 確かに、顔可愛いけど、体は男らしいからバグだよね。バグ。

一成 バグでいい。バグの男で生きていくわ。

理人 僕は結構いかつい見た目をしているものの、メイクの質感とか髪型でだいぶかわいくなるところ。

一成 カメレオンアイドル?

理人 そうそう。そばかすメイクとか、チーク入っていても、意外とにあったりするので、ぜひご注目ください!

――お互いに感じている相手の魅力は?

理人 まめちゃんはね、オールラウンダーすぎるよね。本当に歌もダンスも上手いから、安心感がすごくある。最近だと『BE CLASSIC』の歌い出しの部分、あそこめちゃくちゃイイんだよな。もっとガンガンまめちゃんを出してほしい。

一成 嬉しいっすね。理人はJO1にもLAPONE全体で考えても、唯一無二な声を持っているところがいいなと思っています。低音が効くラップが上手い人ってなかなかいないし、自分には表現できない表現の幅がすごいあって、見てて盛り上がっちゃう部分を歌っていることが多いから、羨ましいなって思います。

理人 ありがとう。すごく嬉しいよ。

Photo:Kusumoto Takaki
Text:Oki Arisa
【豆原さん】
Hair&Make:河本茜
Styling:岡本健太郎
【池﨑さん】
Styling:RIKI YAMADA
<服クレジット>
トップス ¥37,400(ダイリク/ダイリク)/パンツ ¥55,000(ダイリク/ダイリク)/シューズ ¥83,600(アデュー/バウインク)/その他スタイリスト私物