【美しすぎる】 駒木根葵汰を深掘り♡

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子どもの頃の将来の夢は「総理大臣」

胸キュン必至のBLドラマ『25時、赤坂で』の続編がスタートするなど、主演作が立て続けに話題を呼んでいる駒木根さん。今回、出演が決まった『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』は初舞台となりますが、緊張しますか…?

普段からオーディションでもお芝居でも緊張はしないんです。ただ、原作は村上春樹の人気作で、主演は事務所の先輩の(藤原)竜也さん。自分のミスで作品の世界観を損なうことへの恐怖心に似たプレッシャーはあります。まだ初舞台で自分がどこまでできるのかわからない状態ですが、責任感を持って、一切妥協しない姿勢で挑みたいと思っています。

駒木根葵汰

この作品は“世界の終り”と“ハードボイルド・ワンダーランド”というふたつの世界が並行して存在する物語です。今回、“世界の終り”の主人公である僕役に抜擢されましたが、そのオーディションは一風変わっていたそうですね。

音楽に合わせて動くような、抽象的な表現の課題が多かったんです。あとは幼少期にやっていたスポーツやパーソナルな部分を発表することしました。よくある台詞を読んで演技を見てもらうオーディションではなかったんです。合格したのはとてもうれしいのですが、なぜ選んでいただいたのかわからないんです(笑)。

駒木根葵汰

“僕”という役柄も独創的です。“世界の終わり”で夢読みの仕事をしているキャラクターですが、駒木根さんは朝起きて夢を覚えているほうですか?

すぐ忘れちゃいます。でも、悪夢は結構覚えてるんです。風邪をひいた時とか、ストレスが溜まった時は同じ夢を見るんですよ。

どんな内容ですか?

アメリカの広大な敷地にあるガソリンスタンドに父と僕がいると、西部劇に出てきそうなガンマンが馬に乗って襲ってきて、お父さんが撃たれてしまうんです。僕は怖くて大きい樽に隠れてそれを見ているという…。小さい頃からずっとこの夢をよく見るので、詳細に覚えています。

駒木根葵汰

映画みたいに迫力がありますね。子供の頃の将来の夢(目標や希望)はなんでしたか?

総理大臣です。この国で一番偉くて、お金持ちのイメージだったから。「一番」とか「力がある」みたいな存在をかっこいいと思う単細胞な男子でした(笑)。

可愛いらしい男の子です! 現在25歳になりましたが、これからの理想の暮らしは?

幸せな家庭を築いて、自分の大切な人たちが笑顔でいてくれる生活です。憧れは海外に住むこと。感性に刺激を与えたくなったらアメリカに、芸術に触れたくなったらフランスに、みたいな、点々と移住するのもいいかな。でも、子どもができたらやっぱり日本。自然が豊かなところでゆったり暮らすのが理想です。

駒木根葵汰

素敵ですね。20代後半は具体的にどんなことをしたいですか?

もっと文化に触れていきたいと思っています。先日、仕事で京都に行ったとき休みの日に散策していたら石庭に出会いまして。そこで2時間くらいずっと眺めていたら言葉にできない日本の美しさを感じまして。そういう伝統的な趣を感じる心と知識を、もっと身につけたいなと思いました。仕事に関しては、今のままあと5年位は一生懸命打ち込みたいと思っています。でもその先は具体的に考えていません。30歳をすぎたらもう少し自己中心的な生き方をしてもいいのかもなんて思ったりしてます。

結構、周りに合わせて我慢してしまう性格ですか?

我慢ってほどではないけど、20歳を過ぎたくらいから周りのことを考える気持ちが強くなりました。いつか大切な人ができた時に、胸を張れる人間でいたいという気持ちもあるので、本当は朝まで友達とバカ騒ぎしたいけどちゃんと帰ろうとか、そういう日々の過ごし方を整えながら、仕事のパフォーマンスを下げない生活を心がけています。

駒木根葵汰

自制心が強くてうらやましいです。

でもそれは楽しい人生なのかな…?って、たまに思うこともあります(笑)。もともと考えすぎる性格なんですよね。仕事で作品に向き合う時は良い作用に働くけど、プライベートではもう少し考えすぎず、自分の気持ちに素直でいたいなと思っていて。それが30歳からのちょっとした夢でもあります。

深く思考を練る素質は役を演じるうえで生かされそうですね。

今回の舞台も、原作を読みながらふたつの世界の中で混乱しましたが、自分なりの解釈が少しずつですが生まれてきました。あとはこの作品に散りばめられた小さな違和感を拾い集めて、深掘りする作業。それを他のキャストやスタッフのみなさんの解釈と照らし合わせながら、柔軟な脳で本番に挑みたいです。

駒木根葵汰

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』は40年前に発売された今でも、国内外で高い人気を誇る長編小説です。読後の率直な感想は?

身体と心を切り離して感じること、自分が本当に大事にすべき本質的なことを考えた作品です。原作ファンはもちろん、村上春樹作品や文学に興味がある方も、この舞台が小説の入り口としても楽しんでいただけると嬉しいです。

最後に、駒木根さんにとってこの世界に欠かせないものは?

です。この作品を通して改めて感じました。肉体は他の動物にもあるけど、人間の細やかな心は独特なものです。個人、そして地域や国によっても心の在り方が変わってくるからこそ、人間のアイデンティティに欠かせないものだと思います。

駒木根葵汰
Model:駒木根葵汰
Photo:Setsu Takahiro
Styling:Chiba Ryo
Hair Makeup:Yoshimura Ken
Text:Iida Honoka
Composition:Kamakura Hiyoko

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