東洋哲学的で女子の悩みに寄り添いたい!
「すっと読めて、心が軽くなった」――そんな感想が殺到している哲学エッセイ『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』(2024年・サンクチュアリ出版刊)。著者であるしんめいPさんは、東大卒の元こじらせニートだったとか!?
めっちゃ頭いいのに、めっちゃダメな人の気持ちも分かってくれる...そんな救世主(?)がarwebに登場です!
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第3回のお悩みは「やりたいことがありすぎて1日24時間じゃ足りない」
【お悩み】社会人、楽しいのですが自由時間が全然足りません! 見たい映画も行きたいところもたくさんあるのですが、日曜はそこまで夜遊びできないし…。自分の時間を確保するにはどうすればいいですか?(新米さん/23歳・女性)



東洋哲学では、めっちゃ万能で動き回ってた人物とかいないんですか?


万能と言えば、空海ですね。興味あることは全部やる人でした。もちろん仏教の人なんで、仏教もガチガチにやるし、民を救うためにダムとか作ったりして公共事業もやるし、アートとかもするし、文章も書くし、筆もめちゃくちゃうまいんですよ。
ハイスぺだ!


たぶん、全部を楽しいって思いながらたはずなんです。だって仕事の量や遺したもの、書いてる本も、あまりにも多すぎるんで。そんな空海は、人間の内なるパワーを開いていこうぜ!みたいなこと言っています。"人間誰しも、秘密のカギみたいなやつがあって、それを開いたら半端ねえパワー出るからよ"みたいな。
ずいぶん陽キャですね…。


限られた時間の中で正解の取捨選択? イラスト/おがわらあや

僕は陰キャなんで、空海みたいな陽キャには憧れつつ、別に参考にはならないです。でもこの質問者さんの状態には、空海の教えが参考になるのかもしれないですね。
つまり、興味あることは全部やれってことですか?


そうです。少なくとも空海の中では、アートも仏教も、公共事業も、全部つながってるはずなんですよ。やってることは別々に見えて、“みんなを幸せにするぞ”っていう根っこは同じだったはずです。
一貫したものがあるんですね。


で、忙しいければ忙しいほど楽しくなるフェーズってあるじゃないですか。20代前半ぐらいの元気ある男の子とかって、会社終わったあとにクラブとか行って、朝が来たら着替えてもう一回出社するみたいな。普通に考えたらおかしいですけど、たぶんあれ、仕事で自分を抑えてた部分をクラブで発散してるんですよね。そう思うとあれはあれでバランス取れてるんだと思うし、いいエネルギーの出し方の秘訣なのかな?とも思うんですよ。
普通の人がマネしたらヤバいですけどね(笑)。


その意味ではこの質問者さんも、日曜日もセーブせずに遊んでみてもいいじゃないかな。うわ~明日仕事だ~とか思いながら爆遊びしたら、意外と元気に出社できるかもしれない。おれ陽キャじゃないから推測でしかないですけど。
なるほど! ヒヨらないほうが、逆にエネルギーを上手に使えると。空海並みに万能にやってみるといいかもしれませんね。


一回楽しさに任せてやってみたら、見える世界が変わるかもしれないです。やれても25歳ぐらいまでだと思うんで、いまが貴重だと思いますよ。とにかく僕はこの質問者さんが羨ましいです…。こんな20代を送ってみたかった(笑)
~本日のまとめ~
やりたいことはすべて全力でやってみるべし! 東洋哲学のハイスぺ・空海を見習おう。
Illustration:おがわらあや
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