東洋哲学で女子の悩みに寄り添いたい!
「すっと読めて、心が軽くなった」――そんな感想が殺到している哲学エッセイ『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』(2024年・サンクチュアリ出版刊)。著者であるしんめいPさんは、東大卒の元こじらせニートだったとか!?
めっちゃ頭いいのに、めっちゃダメな人の気持ちも分かってくれる...そんな救世主(?)がarwebに登場です!
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第4回のお悩みは「結婚するまでは”待ちの時間”?」
【お悩み】私の友人の話です。今年34歳になる女性なのですが、その子は会うといつも、”早く結婚したい”と悩んでいます。私はその子に対して「いい人と出会えたら、そのうちするんじゃない?」と思うので(まったくモテない子じゃないし、外見も内面もいい子なので)、「いつかはするんだし、今はひとりの時しか楽しめないことしたら?」と言ったのですが、「私は結婚して子どもを産んで家庭を築くのが今一番したいことだから、ひとりのうちにしておきたいことなんてない」と返されました。
どう生きたいかは人それぞれではありますが、自分の人生なのに、結婚してない時は"待ちの時間"みたいになっていて少しもったいないな…という気もしました。結婚や子育てが夢の女性が、それを実現できない状態のときに暗くならず、幸せな気分で過ごせる考え方や捉え方ってあるのでしょうか?(推し活さん、34歳)

なるほど。まずこのご友人さんは、結婚と子育てのことを考えたときに、特に子育てが夢だとおっしゃっているので、タイムリミット感に対する焦りがありそうですね。
そうですね。『いい人がいれば』と書いてあるので、今は彼氏がいない状態のように推察できますから、逆算するとあと何年?みたいな不安や焦りはありそうです。


そうなると、この連載で何回かお伝えしていることですが、まずは焦っていることを自分自身で認めるほかないと思います。焦っているのに焦っていないと思い込むと、常に違和感と一緒に暮らさないといけなくなるので、それはヘルシーではないと思います。
”火を認める”ですね!

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このご友人は『早く結婚したい』と口に出して言っているということなので、おそらく焦りを自覚されているような気がするのですが、ちょっと心配なのは質問者さんのほうだったりもします。『幸せな気分で過ごせる』というのは、ちょっと一歩飛び越えているような気がして…。焦りや不安感を認めないまま幸せになろうとすると、自分自身の状態が見えなくなってしまうかもしれないです。
私も質問文を読んでいて、あくまでも推測ですが、質問者さんの揺らいでいる感じを受け取りました。もしかしたらこの質問者さんとご友人は、ちょっと前までは『私たち親友だよね、ずっと一緒に楽しく過ごそうね』みたいな感じで話してた仲だったのに、急にご友人が結婚の話ばかりするようになって、質問者さんは戸惑っている…とか?


完全に想像ですけど、それもあり得ますね。『私たち、誓い合ったじゃん!』みたいな。
その意味では、このご友人の方は潔いなと思います。だって、けっこう勇気がいるじゃないですか、『結婚したくてたまらなくなっちゃった』って言うの。もし『誓い合った』ふたりだったとしたら、ご友人のほうはある意味、プライドを捨ててるような感じもします。それが質問者さん的には、無意識のうちに動揺しちゃった出来事として心に残って、そのモヤモヤが晴れないからarwebに相談してきてくれたのかなと思いました。全部想像で申し訳ないんですが…。
なるほど…。


なので、ご友人も質問者さんも、まずは自分を開いてみたら、おふたりの関係とかお互いの見え方に変化があったりするんじゃないかな、と思います。自分自身の願いと現状とのギャップがあると、一番しんどくなっちゃうと思うので。
わかりました。東洋哲学では、こういうしんどい気持ちとはどのように向き合うといいのでしょうか?


親鸞(しんらん)というお坊さんがいて、浄土真宗という一番でっかい宗派を作った人なんですけど、『南無阿弥陀仏って唱えたら救われますよ』っていうシンプルすぎる教えを説いたんです。ある意味ではブッダが聞いたら怒りかねない教義なんですよ。
南無阿弥陀仏、歴史で習いましたね。


たとえば思い立って婚活を始めた人が、なかなか成果が出なくて心身ともにボロボロになることもあると思うんです。でも、やるところまでやってボロボロになったときに見えてくるものって、尊いものだったりする。…というのを、親鸞も考えていたんじゃないかなぁと。
ある朝突然、朝日のキレイさに心が洗われたりするやつだ…。


婚活に限らず、僕は人生で『自分クズだな!』って思う時間を過ごすのって、けっこう大事だと思っています。自分にとって何かクズな行動かって、人によっていろいろだと思うんですけど、たとえばいろんな相手と遊びまくることをクズだと思う人もいれば、暴飲暴食したり、仕事をさぼることをクズだなって思う人。そうやってチートデイみたいに、一度クズになりきることも無駄ではないと思います。クズって『絶対に自分だって認められない自分の姿』だと思うので、それを経験したときに、ちょっと人としての器が広がるような気がするんですよね。一度”底”を経験してる人って、なんか強いと思いませんか?
有名人でもそういう方、いますよね。底を経験することで、余計なプライドがなくなるんでしょうか?


そうですね。プライドがなくなるし、急に街に生えてる木とか花とかが仲間に見えてくる(笑)。そういう人って、感じもいい人なことが多いですから。底を打って上に行くタイミングがきっとすぐに来るんだと思います。
質問者さんもご友人も、まずは焦りを認めること。そして一度”底”を味わうのも悪いことじゃない。ということですね!

~本日のまとめ~
まずは焦りを認めて、願いと現状のギャップを小さくすること。うまくいかないときは抗わずに”落ち”きるのもひとつの手!
Text: Shinoda Sae
Illustration:おがわらあや
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