佐野勇斗、arwebに降臨♡

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「桜田(ひより)さんと喋っているときが、一番リンダっぽいって言われたんです」

佐野勇斗

ーついに最終回を迎えるドラマ『ESCAPE それは誘拐のはずだった』。改めて、演じられた林田大介について教えてください。

「見た目はすごくガラが悪くて、“これ大丈夫か?”って思う人も最初は多かったかもしれないんですけど(笑)、根っこはめちゃくちゃ優しくて、人の気持ちに敏感な青年です。個人的に言うと、今まで役者をやってきた中で、演じたことのないキャラクターだったので、初めて見せる僕の姿が多かったと思います。ビジュアルにしても、見た目も口調も違うし、観てくれる人は『おお!』って思ったんじゃないかな。でも、実際に演じてみると、“あれ、こっちのほうが素かも?”って思うくらいしっくり来るところもあって(笑)。桜田さんとのやりとりでもアドリブをすることが多かったのですが、その場で桜田さんも即時にラリーを返してくださるので、すごく演じやすかったです」

ー役作りで苦労された点はありましたか?

「最初はキャラクターの設定を何パターンか考えていたんですけど、あまりハマらなくて。休憩の合間に桜田さんと喋っている感じが一番リンダに近い、そのままでいいみたいなことを監督に言われたんです。演じる側としてはなかなか勇気がいる決断なのですが、それまで考えていたことは全部捨ててもいいか!と思って。そこからキャラ作りや設定はせず、自分の素に近いテンションで林田を演じていきましたね。結果的に、自然体な演技ができてよかったなと思っています」

「僕の母親は、ライブ配信にリアルタイムでコメントしてきます(笑)」

佐野勇斗

ー桜田ひよりさんの印象を教えてください。

「ここまでしっかりと共演するのは今回が初めてなのですが、感情変化やセリフの話し方が、とても自然なんです。桜田ひよりではなく、本当に結以(ハチ)なんですよ。演じていてすごいなと感じる部分が多いので、その桜田さんのお芝居に引っ張られて、僕もいつもより自然体な演技ができたような気がします」

ー9話では、大介とお母さんのシーンも印象的でしたが、佐野さんご自身のお母さんとの最新エピソードがあれば教えてください!

「僕の母親は、ポケットマネーで僕の公式ファンクラブに入っているんですけど(笑)、ライブ配信をいつも観てくれているんです。ただ、片手間とかではなく、じっくり細かく観ているから、僕が家族の話をしてちょっと違うことがあると、“今の話、ちょっと違くない?”って、リアルタイムでツッコミコメントを入れてきたりするから、本当に恥ずかしい…(笑)。愛なんですけどね。まぁでも、応援してくれる存在がいるのは本当にありがたいです」

佐野勇斗

―(笑)。それでは最後に、ar読者へのメッセージをお願いします!

「このドラマは、ハチとリンダの二人が逃げながら、自分の問題に立ち向かっていくストーリー。観てくれている人たちにも立ち向かう勇気を与えられていたらなと思いますし、シンプルに僕達も楽しくお芝居をしてきたので、最後まで注目していただけたら嬉しいです!」

Photo: Kazumi Izawa
Interview&Text: Natsumi Takahashi(Spacy72)