「レス=不満」は間違い?

「セックスレス」という言葉を聞くと、どんなイメージが浮かびますか。関係がうまくいっていないサインのように感じたり、満たされていないように感じたりする人は多いのではないでしょうか。

ネット記事やSNSで「セックスレス」という文字を見て、自分たちはどうなのかと不安になる人もいるかもしれません。

しかし「ニッポンのセックス2026年版」(相模ゴム工業調査)のデータを見ると、そのイメージがちょっと変わるかもしれません。

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一ヶ月のセックス平均回数は、20代で4回、30代で2回に

前述の調査では、パートナーがいる人の1か月のセックス平均回数は、20代で4.31回、30代で2.52回に落ち着きます。

数字だけ見ると「30代でそんなに少なくなる?」と思うかもしれません。自分とパートナーの回数が平均を下回っているのを知ってドキッとする人もいるでしょう。

ところが、性生活の満足度を見てみると、20代・30代の男女ともに、性生活に満足していると回答した人が多数なんです。つまり、セックスの頻度がそのまま“不満”には直結していないということです。

ここで一度、自分の日常生活を思い浮かべてみてください。仕事で帰りが遅くなってお風呂上りにそのままベッドへダイブしたい夜もあれば、韓国ドラマにハマって1話でも多く観たい日、推し活や趣味に充てたい週末もありますよね。もしその月にセックスの回数が少なかったとしても「関係が冷めた」と感じる人は少ないはずです。

データから言えるのは、満足度はひと月あたりの回数では決まらないということ。パートナーとの関係から感じる安心感や信頼感、ふとしたときのスキンシップ。こういった要素が揃っているカップルほど、頻度に関係なく満足しやすい傾向があります。

もちろん、どちらか一方が「したいのにできない」状態で不満を抱えているなら問題です。ただ、セックスが”義務”ではなくて“したいときに楽しむもの”という認識があるなら、世間一般に言われている「セックスレス」という言葉に振り回される必要はありません。

結局、大切なのは「同年代の平均より多いか少ないか」ではなく、自分たちがそのペースで心地いいかどうかです。セックスレスの話は、つい「平均」や「普通」を基準にしてしまいがちですが、回数が少ない月があっても、ちゃんと話せて、触れたいときに触れられる関係ならば、それは健康的な関係です。必要以上に不安にならず、自分たちなりのペースで、心地いい関係を育てていけばいいのではないでしょうか。