男性が好きなのに女性どうしのラブシーンに惹かれるのは変?
恋愛対象は男性だと確信しているのに、女性同士のラブシーンにはドキドキする。そんな経験はありませんか。
「もしかして本当は女性が好きなのかも?」「自分でも気づいていないだけで、レズビアンやバイセクシュアルなの?」と戸惑う人もいるかもしれません。
しかし、性科学の研究を見ると、こういった感覚は決して珍しいものではありません。
「誰を好きになるか」と「どんな性的コンテンツに興味を持つか」は同じだと思いがちですが、実際には、恋愛対象、性的ファンタジー、性的興味は必ずしも一致しません。
今回は、男性が好きなのに女性どうしのラブシーンに惹かれるのはなぜ?というお悩みにアンサー。
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性科学研究のあれこれ
性科学の研究におもしろいものがあります。性科学者のMeredith Chiversは異性愛者、同性愛者などさまざまな人に、あらゆる種類の性的映像を見てもらい、その反応を調べました。
その結果、異性愛の男性は女性に、同性愛の男性は男性に強く反応。自身の性的指向と反応が一致しやすいということがわかりました。
一方で、女性は少し違っていたんです。異性愛の女性でも、男女のラブシーンだけでなく、女性同士のラブシーン、場合によっては男性同士のラブシーンにも反応を示すことがありました。
この研究でわかったのは、女性の性的反応は男性よりも柔軟で、特定の性別だけに限定されにくい可能性があるということ。
つまり、男性が好きなのに女性同士のラブシーンにも惹かれるのは、全くおかしなことではないということです。また、女性同士のラブシーンに惹かれる理由はさまざまです。
女性の体そのものを美しいと感じる人もいるでしょうし、女性の表現に共感しやすい人もいるでしょう。女性同士のラブシーンは暴力的な表現や大げさな演出が少なくて安心して見られると感じる人もいると思います。
人間の性は複雑
女性同士のラブシーンを好んで観ているとしても、必ずしも「女性と恋愛したい」「女性とセックスしたい」という気持ちとは繋がらないんです。
実際に、女性向けコンテンツの世界ではBL(ボーイズラブ)が大人気です。恋愛や性の対象が男性だからといって、男性同士のラブシーンを避けるわけではないように、女性同士のラブシーンに興味を持つこともまた、特別ではありません。
私たちは、なんとなく「興奮した=本当はそれが好き」と考えてしまいがちですが、人間の性はもっと複雑です。性的な興味や体の反応が、実際に付き合いたい性別や経験してみたいことと一致するとは限りません。
だから、もし「男性が好きなのに女性同士のラブシーンにもドキドキする」と感じても、それだけで自分の性的指向を決めつける必要はありません。自由に楽しみましょう!

