恋愛感情がなくてもセックスできる?
「セフレはあり?」友人との会話でそんな話になったときに「私は好きな人じゃないと無理」「恋愛感情と性欲は別かも」と、意見が別れた経験はありませんか。
よく言われるのが「男性は愛がなくてもセックスできるけど、女性は恋愛感情がないとできない」という説です。でも、本当にそうなのでしょうか。今回は、心理学の観点も取り入れながら、恋愛感情とセックスの関係について深掘りしてみます。
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性別の違いだけでは語れない、自分がどう思うか?を基準にして
心理学には「ソシオセクシュアリティ(sociosexsuality)」という考え方があります。これは「恋愛関係や結婚の前提がなくても性的な関係を持つことにどれくらい抵抗がないか」を示すものです。
ある研究では、平均すると男性の方が恋愛と性を切り離しやすく、女性の方が恋愛や相手とのつながりを重視する傾向が報告されています。
ここで大事なのは「平均するとそう」であって、実際には個人差がかなり大きいということ。好きな人としかしたくない男性や、恋愛感情がなくてもスポーツ感覚で関係を持てる女性もたくさんいます。
つまり「男だから」「女だから」で語れることではありません。
この話で面白いのは「恋愛感情がない=何の感情もない」わけではないということ。アメリカの研究では、いわゆるセフレ関係を持っている人たちも、必ずしも性欲を満たすだけではなく、スキンシップや一緒に過ごす楽しさを求めていることがわかっています。身体だけのカジュアルな関係のつもりでも、意外と完全に割り切れるわけではないのかもしれません。
一方、カジュアルなセックスの後の気持ちには男女差があると言われています。ある研究によると、女性の方が後悔や不安を感じやすい傾向があると報告されました。実際、私がこれまでに受けてきた相談でも、カジュアルなセックスをしてみたものの後悔したと語るのは、ほとんどが女性でした。
これは「女性は後悔するものだ」というわけではなく、「女性は気軽に身体を許すものではない」「遊んでいる女性は価値がない」という考え方を押しつけられてきた側面もあります。
もちろん「好きな人としかしたくない」と感じるのも自然なこと。逆に「恋愛と性は別モノ」と感じることもおかしなことではありません。
大切なのは「男性だから」「女性だから」と決めつけるのではなく、自分はどのような関係で性を心地よく楽しめるのかを知ることです。価値観に正解はありません。人それぞれ違っていていいし、他の誰かの“普通”が自分にとっての“普通”と違っていても大丈夫です。

