本誌ではできないことをやってみた

こんにちは。編集部員です。
突然ですが、みなさんはGoogle翻訳の新機能「リアルタイムカメラ翻訳」を知っていますか?


文字にカメラの照準を合わせるだけで他の言語に変換してくれるという、
ドラえもんの道具みたいな夢の機能。これは、めちゃくちゃスゴイ。

嬉しくなって色々な文字にカメラを向けていると…、


こちらは、アールの背表紙たち。「〇〇Issue」(英語表記)の部分を英語→日本語に変換するモードで写すと、
やや誤読み込みもあるものの、なかなかシュールな具合に。「それは女の子Issue」…いいですね。なぜか「極度乾燥(しなさい)」を思い出しました。


ちなみに、最新号を英語→中国語で写してみた結果もわりと好きだったので紹介します。

皮膚問題

「Skin Issue」と言われるより、なんだか真面目に取り組むべき課題に思えますよね。
ということで、今回の記事はそんなアールの最新「皮膚問題号」を読んでいて

私、T島が疑問に思ったことを調査してきました!!


アールを男性が読むと、どう思うのか

スマホなどの電子端末でアールが読めるサービス「dマガジン」では、
男性読者が女性と同じくらいいるんです。そしてなんとその平均年齢は40歳越え。
超びっくり。男性はどういう気持ちで読んでんの?どんなページに“可愛い”や“面白い”と感じるの?


SNSを使ってアンケートを取るよりも、どうせだったら…と夜の街に繰り出して、直接聞いてきました。

メンズたちよ、感想をくれぃ!

こんばんは。こちらは土曜20時の新橋です。
新橋といえば、報道からバラエティまで数多くのTV番組で街頭インタビューを行っている有名なスポットですが、

私がインタビューをしようと試みても、一向に誰かが立ち止まってくれる気配がありません。


おばちゃん達に2度も写メを撮られ、「なんなんあんた、急にその顔びっくりするやん~」と、キャッキャされました。
(「私やってこんなつもりで、東京に上京したんと違うねんで」)


しばらく外に立っていても、これから合コンへ向かう風の男女のグループか、駅へ急ぐ男性たちばかりなので、
ゆっくり落ち着いたバーに移動して聞き込みをする作戦に変更!!


(気を取り直して)バーで男性客をハンティング!

ズズズ。雰囲気の良いバーを見つけカクテルをすすっていること5分、
お隣の席に私と同世代の男性が1人現れました。これは大チャンス!!


恐る恐る声をかけてみると、やったあ!快く引き受けてくれました。
25歳のM沢さんは(以下M氏)、出張でたまたま東京に来ているとのこと。
会社員になってから2年で8キロ太ったそうです。


早速、アールを渡してみました。
「女性誌とか読むことないし…何か言えることがあるかな…」と、終始照れるM氏。


にしては、結構ノリノリかよ

撮影にも優しく対応してくれましたが、後から写真を見返している時に、
このアヒル口っぽいキメ顔に腹が立ったとは死んでも言えません。


パラパラパラ…。
まずは、雑誌の全体像を知るべくページを流し見するM氏。

ぶつぶつ何かを言いながら、読んでいたのですが、


突然、神妙な面持ちに変わるM氏。
こちらを見つめるなり、



「……。なんか美沙を思い出すなあ。」(ゴクリ)

誰やねん。

私が想像していたものと違うベクトルのコメントが来ました。
なんなん。誰やねん、美沙。めっちゃ気になる。

美沙とやらについて深掘りするか悩みましたが、もう一度ゆっくりと読み直し始めてくれたので、しばらく見守ることにしました。

(プライバシー保護のため、登場人物の名前はすべて仮名です。)

M氏「お~。この子(P56)のショートヘア、ボーイッシュで可愛い!!
……美沙も似た髪型だったな。」


M氏「こういう(P83右下みたいな)スポーティなのに女っぽい感じ、結構好きです。
……リュックとかスニーカーとか、あいつも好きだったなあ。」


M氏「この(P92右下の)女の子の雰囲気が媚びてない感じですごく好きだけど、前髪がな~~。
このおでこが出ている部分にパッツン前髪があったら最強です。

……美沙もパッツン前髪似合ってたんスよ。(モデル・武智さんのおでこをスイスイ撫でながら)」


M氏「カラコンってどう思います?僕としては、あまり好きじゃないんですよね。
昔、美沙が寝ていた枕に、翌朝になってカラカラに干からびたカラコンがついていて…。

虫かと思ってびっくりしたんですよ。」


M氏「………」


M氏「はあ……。」


一体誰なんだ、美沙。

まるでサバンナ八木のネタ(『パナキ』)みたいに、アールを読んで口から出てくるすべての感想が、
一人の女性への懐古に落ち着く。むむむ。面白い。


不思議に思っていると、隣の席にもう1人男性がやって来た!!
やったあ!もう少し違った話を聞けるかもしれない。


座るなりタバコに火をつけた彼は、M氏が待ち合わせていた友人のT本さんという方でした(以下、T氏)。
好きな食べ物は馬肉だそうです。


早速彼にもアールを読んでもらうことに……。

T氏「(ニヤニヤ)。この人(P17)のポーズ、なんかイイですね。」

T氏「この人(P29左上)の服装すごく好きです。大人っぽいなあ(ニヤリ)。」

なんか、ニヤニヤし始めたT氏。いいですね。予想していた感じで嬉しいです。
ちなみに、私が個人的に一番好きだったT氏の小さなつぶやきは……、


T氏「(P114)…ん??何このアルパカ。なんかセクシーっスね(笑)。
大人の身体に、アルパカの顔がついてるwww」です。

これには横で一緒に見ていたM氏も、

先ほどとは違うこんな顔で共感していました。
男性支持の高いパカ子。男性は顔とカラダのギャップに弱いみたいです。

さらにちなみに、P103のイケメン美容師の中で一番かっこいいと思う男性は誰ですか?
と質問したところ、M氏はP109の和久井さん、T氏は同じページの木村さんを挙げていました。


オダギリジョーみたい。この渋さとエロさ、ズルいっすね。と、木村さんを異様に見つめるT氏。
イケメンが載っているページは男女問わず、みんな楽しいページなんですね。

(その前に、「なんで美容師さんが裸なんですか?」と質問されたのは、おいておきます。)


……と、ここまで順調に楽しい会話をしていましたが、
T氏の感想も途中から、様子がおかしくなってきました。


T氏「あ~。このシートマスク、あいつも使ってました」
T氏「この化粧落としシート、旅行の時とかに使うやつですよね。よく見ました」

T氏「わ~、あるあるこの部屋着。モコモコしたのが人気なんですよね」とか。


結局3人で元カノ話で盛り上がる結末に。

そんな2名の男性のご協力により、
今回の検証から、私が導き出した結論はこちら……



結論:男性がアールを読むと“元カノ”を思い出す。


どんな女の子もどんなアイテムも“昔の女”との思い出を彷彿させるよう。
(そして意外と女の子が好きなアイテムに詳しい ……)

本当かどうかぜひ、周りの男性にも試してみて下さいね


そして、この『本誌ではできないことをやってみた』記事は連載として、
ドンドン更新していく予定です。これからも、どうぞよしなに~!