キスが減るとセックスも減る?

「最近、キスしてますか?」セックスレスやレス予備軍に悩む方に聞くと「そういえば、ちゃんとキスしたのはいつだったかな?」と帰ってくることが少なくありません。

多くの人はキスを「セックスの始まり」と考えがちですよね。でも実は、キスにはそれ以上の意味があることがわかってきています。

2000年に発表されたアメリカの研究では、日常的にキスをする頻度が高いカップルほど、性的満足度が高い傾向があると報告されました。興味深いのは、この結果は単純に「セックスの回数が多いから満足度が高い」とは説明できなかったことです。研究者たちは、セックスそのものよりも、キスがパートナーとの絆を深める大切なコミュニケーションになっているのではないかと指摘しています。

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キスはただのセックスを始めるための合図ではない⁉︎

キスやハグなどの触れ合いは「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンの分泌に関わっていると知られています。そのため、日常的にキスをすることで安心感や信頼感が強くなり、ふたりの心の距離を縮めているのかもしれません。

面白いのは、2022年に同じチームが発表した続報。この研究では、女性はセックス中にキスが多いほど、性的満足度やオーガズムの頻度が高い傾向があることが確認されました。つまり、キスはただの「セックスを始めるための合図」ではないということです。

もちろん、キスの回数を増やせば必ず性的満足度が上がるわけではありません。しかし、キスが多いカップルほど性的満足度や関係満足度が高いということは、多くの研究で報告されています。

だからもし「最近セックスが減ってきたかも」と感じているなら、いきなりセックスの回数を増やそうと焦らなくても大丈夫。まずはキスを増やしてみることから始めてみるのもいいかもしれません。

「6秒キス」って?

ここで紹介したいのが、心理学者John Gottmanが提唱する「6秒キス」です。これは、6秒のキスでセックスの頻度が上がったり満足度が上がったりすると科学的に証明されたものではありません。

少しだけお互いに意識を向ける時間を作るための目安として提案されたものです。頬や唇にチュッと一瞬だけするキスもいいですが、相手の目を見て6秒かけてキスをする。たったこれだけでも「あなたのことを大切に思っています」の気持ちはより一層伝わるはずです。

最近キスも減ってきたなと感じたら、まずは6秒かけて相手に意識を向けるキスをしてみてください。