よそよそしく褒めるのではなく、ツッコんでくれる親しさに資産家系はドキドキ!
釣れる男 資産家
逃げて行く男 研究者
解説
男性の自慢に対して、ジョークで返す貴方は極めてコミュ力の高い女性でしょう。
ただし、このジョークというのはとんでもなく難しいのもまた事実。普通に「否定」するのはジョークと言わずただの罵倒ですし、ジョーク力が低すぎると、相手から理解されません。例えば相手が「俺って年収1千万円なんだよねー」と自慢したとしましょう。そんな時に「孫正義と比較すればゴミみたいな年収ね」は、ただの罵倒。逆に「えー私の年収の1000万倍じゃないですかー」などは、ジョークとしてはやや判りにくく難しい。「あ、何買ってもらおうかな?笑」くらいの軽口で返すという絶妙なバランス感覚が必要とされるので極めて難しいと言えるでしょう。
さて、そんなバランス感覚に優れて、高いコミュ力を持つ貴方に惹かれるのは「資産家」系男子。
端的に言って、資産家男子は「お金持ちって凄いですね」とか、目が¥マークになっている女性から褒められるという経験を”生まれた時から”しているのです。しかもほとんどの場合、そういう対応をする方は自分ではなく、自分の向こう側にあるお金や、そのお金の原動力である父親をみている。彼らも自慢こそするとはいえ、自慢に乗ってこられるのがあまり好きではないのです(じゃあ自慢するな、という真っ当なご意見はご遠慮願います。お気持ちは判りますがそうなのです)
さて、基本的に男性は”かなり親しい女性”以外から「ツッコミ」を受けるという経験をせずに成長しております。そんな中でツッコミをして来る最たる例が「母親」。男性は全員マザコン、というわけではないのですが、男性は「おもしろいツッコミ」をしてくる女性のことを「極めて自分と仲がいい存在」と認識します。褒められるのは確かに嬉しいですが、どうしても「よそよそしい」という感覚が拭えません。ですので、そんな「よそよそしい対応」ばかりされてきた資産家男子にとって、ツッコミを入れくる女性は超レア。気になって仕方がない存在であることは間違いありません。
しかし、逆に普段から褒められ慣れていない男子からすると「ここは褒めて欲しかった」とがっかりされてしまうかも。特に理系男子は日頃、女性が少ないテリトリーで仕事をしていることが多いので、せっかくの機会と頑張って自慢しているのです。そんな場面でジョークで返してしまうのは危険でしょう。
他の結果が気になる方はこちら!
5)そもそも私は人の自慢話を聞くの好きだけど・・・みんなは嫌いなの?(心のそこからこのことを言える方限定)
おまけコラム 〜男性が自慢する時に”どんな話の盛り方”をするのか〜
私の母親が言うには、幼稚園の頃の私は「ペットがいない」ことが嫌で、他の園児たちに対して「うちはねークジラを飼ってるんだよ」と言っていたそうです。これほどしょーもなくアホみたいな自慢はともかく、男という生き物は何歳になっても自慢する時は「話を盛る」生き物なのです。
それを「それって嘘ですよね」と言ってしまうのは、やや大人気ないと言わざるを得ません。相手の男性を叩きのめしたいのであれば良いのですが、わざわざ敵を作りに行くのは男女問わず大人のやることではないでしょう。
というわけで、今回は男性がどんな風に話を盛るかということをまとめました。やってはいけない指摘も合わせてお楽しみ下さいませ。
〇年収・・・男が年収を自慢する時、基本的に100万円以下は切り上げです(910万円の人は1000万円と自慢する) 時には100のくらいも切り上げるので要注意!また、平均以下の方は「平均くらいだよ」と盛ります。そのくせ男性の平均年収すら知らないことも多いので深く言及してはいけません。
〇身長・・・167から169の人は「170くらいかな」 170から174までの人は「175くらい」と盛ります。 「えーじゃあ私はヒールを履くと170だから、並んでみましょうよ!」などとは決して言ってはいけない。
〇学歴・・・「〇〇大学も受かったんだけどね」「まあ受ければ〇〇大も行けたんだけどね」的な嘘のつき方をする。「じゃあなんでそっちに行かなかったんですか?」などは聞いてはいけない。そんなものは「受からなかったから」以外に理由はない。また「中学時代はめっちゃ勉強できた」的な嘘の付き方も多い。「じゃあなんで落ちぶれたんですか?」と聞いてはいけない。最初から大して出来ていなかっただけです。
〇上司からの信頼が厚い自慢・・・ほぼ思い込みか嘘なので、深く突っ込まないこと。特にやばいのが「あ、〇〇社には大学の先輩がいるんですけど、今度会うんですよ」的な話は絶対にNG。嘘がバレると思って大慌てになります。
〇仕事できる自慢・・・3割から10割ほど話が盛られている可能性が大。また「そういう案もあるけどまだ決定ではない案」の段階で、あたかもそれが決定したかのように言うのが男性の自慢。例えば「社内から1人、海外に出張させる」というような出世コース案があったとして、最後の5人くらいに残っている段階で、あたかも正式決定したかのように話します。ですので、いつまで経っても海外に行く様子がないからと言って「あれ?そういえば海外出張は?」みたいなことを聞いてはいけません。
〇昔ワルだった自慢・・・「いや、そのワルは普通にシャレにならんだろ・・・」という話は、ほぼ「本気でやばかった先輩の話を、あたかも自分の話のようにしているだけ」で御座います。ろくなことがないので基本的にはスルーするのがオススメです。
〇寝てない自慢・・・実際の睡眠時間マイナス3時間くらいで言っています。ですので、「あれ、冷静に計算して空白の5時間がありますよね?」とかの言及をしてはいけません。その空白の時間は普通に寝てますし、起きている時間にもかなりの頻度でウトウトしています。
〇有名人と仲良い自慢・・・一回会ったら友達で、アドレス知ってりゃマブダチ。ですので「えーそんなに仲良いなら、今連絡してください!」と言ってはいけません。男性は「いやーあいつも忙しいからさ」と言いますが、本音は「無理」です。
TEXT/上野
都内のラブホテルに勤務するかたわら、Twitterでの厳しくも紳士的なアドバイスが話題に。原案を務めるマンガ『ラブホの上野さん』の実写ドラマがフジテレビ系で放送中。著書『ラブホの上野さんの恋愛相談2』も好評発売中。
ILLUSTRATION/二平瑞樹
雑誌やWEBを中心に活動するイラストレーター。東村アキコのアシスタントも務め、単行本の表紙も多数手がける。育児ブログ「にこ&いっぺい にひパパの育児絵日記」 :http://ameblo.jp/nihipon